徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

隠れた熊本名物 “黒糖ドーナツ棒”

2010-03-31 22:04:22 | その他
 消費者庁は、これまで曖昧だった「黒糖」の商品表示について、サトウキビの搾り汁を濃縮したものに限って「黒糖」という表示を認めることになった、というニュースが今日流れていた。黒糖といえば、わが家から3号線を車で10分ほど福岡方面に上ったところに、フジバンビという会社があり、そこで製造販売している「黒糖ドーナツ棒」が凄い人気だ。熊本名物というと、すぐに「馬刺し」だとか「辛子蓮根」などを思い浮かべるが、今やそれらを凌ぐ勢いなのだ。とにかく手頃な値段で美味しいので、土産物には最適で、よく利用させてもらっている。それに日本人の黒糖好きは根強いものがあることがよ~くわかった。もう15、6年前になるか、初めてこのお菓子を見た時は、全国区のお菓子になるなど思いもしなかった。ヒット商品はどこから生まれるか、本当にわからない。

しづ心なく 花の散るらむ

2010-03-30 20:21:43 | その他
 しばらく体調をこわして、まだ今年は花見もしていなかった母を連れて山鹿市の「やまが桜園」へ行った。もう今日あたりがラストチャンスかなと思っていたが、この桜園、なんと140種にものぼる桜の種類が植えられており、これから開花を迎える種類も数多いようだ。それぞれの桜の木に付された種類の名前を見ていくだけでも楽しめる。はるか昔から、日本人の桜に対する思い入れみたいなものを、あらためて感じずにはいられない。ところどころに立てられた歌札の、桜を歌った古人の想いがいっそう心に沁みた。

      久方の 光のどけき春の日に
          しづ心なく花の散るらむ
                   紀 友則







WBC連覇には理由がある・・・

2010-03-29 22:48:45 | スポーツ一般
 プロ野球もセ・パ両リーグが開幕して、まさに“球春到来”という感じだ。WBCの興奮が続いていた去年の今ごろと比べると、気分的にはやや落ち着いている感はある。数日前、散歩の途中で藤崎台球場を覗いたら、どこかの大学らしいチームが練習をしていた。スタンドに腰を下ろし、しばらく練習を見せてもらった。見ながら、ある思いが湧き上がってきた。それは、「WBCで日本が連覇したのは、やはりそれなりの理由があったのだ!」ということだ。そのチームの練習を見る限り、おそらくそれほどの強豪チームではないだろう。しかし、実に丁寧に基本を練習している。また、エラーやボーンヘッドが出ると、極めて的確な指示がコーチやチームメイトから飛ぶ。僕は野球はやらなかったが、親父も叔父も野球をやっていて、親父は高校野球の審判、叔父はノンプロの選手だったので、日本の野球についてはそれなりに知識がある。しかし、他の国のことはわからない。わからないが、おそらく日本ほど、きっちりと練習をする国はないだろう。そして、その頂点にあるのがWBCのチームというわけだ。もちろん野球は、そんな技術的なことばかりで勝てるスポーツではないが、ギリギリの勝負の時に、そんな積み重ねが出るのだと思う。その伝統をこれからも守っていってほしいものだ。


爛漫の桜の花とジュニア新体操

2010-03-27 20:39:46 | その他
 今日は朝から快晴。土曜日でしかも桜が満開とあって、熊本城は例年のように花見客で賑わっていた。城内を車で通ったら、大渋滞でノロノロ運転。僕は運転を家内に任せて車を降り、周辺の桜をデジカメで撮影して回った。その後、プリンタの用紙を買いにB電器へ行く途中、県立体育館を覗いてみたら、ちょうど、熊本ジュニア新体操クラブの発表会が行なわれていた。チビッコたちのキビキビした動きは実に気持がいい。爛漫の桜とジュニア・アスリートたち、今日は二度癒された。




ダンススポーツ! その美なるもの

2010-03-26 22:11:12 | スポーツ一般
 久保田弓椰・蘭羅兄妹がバラエティ番組で取り上げられてから、僕もダンススポーツを注目するようになった。たまにテレビで競技会が放送されているのを見ると、つい見入ってしまう。いつも感じるのは、人間の体やその動きというのは“最高の芸術品!”だということ。また、体で表現する他のスポーツ、すなわちフィギュアスケートやシンクロナイズド・スイミングや新体操などの原点でもある。最近まで知らなかったのだが、競技会でかかる音楽は、予め決まっているわけではないそうだ。つまり、選手は音楽を聞いて、とっさにリズムに合わせたり、美しい動きを演出したり、軽やかにステップを踏んだりしなければならないそうだ。こりゃ大変だ!
※下は昨年、台湾の高雄で開かれたワールド・ゲームズ2009におけるダンススポーツ競技の1シーン。久保田弓椰・蘭羅兄妹の姿も見える。


45年の時の流れ、変わったもの、変わらないもの

2010-03-25 18:49:38 | 水球
 あるサイト上に、2008年に埼玉で行なわれた高校総体・水球決勝戦の動画が置いてあった。僕らが大阪扇町プール(今はない)で決勝戦をやったのは1963年のことだから、この間45年を経て、何がどう変わったのか興味があり、見てみた。試合時間が長くなるなど、いくつかルールも変わっているが、一番違うのは選手たちの体格だろう。その一方、技術面ではほとんど差はない。むしろ、今の選手たちのプレーの方が、全体的に雑な感じがする。そして何よりも変わったなと感じたのは、ゴールが決まった時の派手なガッツポーズだ。僕らの頃は、そんなことをやったら、コーチにどやされたし、僕らも、得点を取っても、まるで何ごとも無かったかのように平然としているのがクールでカッコいいと思っていた。水球に限らず、最近はどんな高校スポーツでも派手なガッツポーズが当たり前になっている。中にはコーチ自らがやる奴もいる。今、メディアを賑わしている某高校野球チーム監督の「21世紀枠に負けて恥」発言は、相手に対する敬意なんか、これっぽっちもない昨今の指導者が、図らずも馬脚をあらわしたと言うべきだろう。

Still Crazy For You (まだ あなたに夢中なの)

2010-03-24 14:55:39 | 音楽芸能
 2、3日前、テレビの歌番組をハシゴしながら見ていたら、ハイファイ・セットの「卒業写真」、松田聖子の「赤いスイートピー」、石川ひとみの「まちぶせ」と、複数のテレビ局で、ほとんど同時にユーミンが楽曲提供したヒット曲が歌われていた。偶然ではあるが、ユーミンって人はホントに凄いな!とあらためて思った。
 そのユーミンが、ここ数年に書いた曲の中で、僕が一番好きな1曲が、クレージーキャッツとコラボした「Still Crazy For You」だ。渡辺プロダクションの創立50周年テーマソングだそうだが、高校から大学時代と「シャボン玉ホリデー」をずっと見ていた僕には、あの懐かしい雰囲気が再現されていて胸が熱くなる。メーキング映像には、収録時はまだご健在だった植木等さんも登場し、クレージーキャッツの全盛期、日劇のステージで見たお元気な姿を思い出して、つい涙をこぼしそうになった。


新・熊本市 誕生!

2010-03-23 19:29:12 | 時事
 今日、熊本市と城南町と植木町が合併し、新・熊本市が誕生した。まずは目出度いと言うべきかな。これによって熊本市の人口は約73万人となり、政令指定都市の要件を満たすこととなった。あとは再来年の政令指定都市実現を目指して準備を進めていくことになるが、合併後の難問もいくつか残っている。特に行政区割りの問題は悩ましい。幸いわが家は、どんな区割りになろうとも、今と変わることはないので問題ないが、弟の家は、区役所が植木になる可能性があり、なんとなく“都落ち”するような妙な気分のようだ。今までの“地域感”が払拭されるまでには、だいぶ時間がかかるだろう。政令指定都市が、われわれ市民にとって、具体的にどんなメリットがあるのか、まだ見えてこないが、停滞感が続く熊本経済の浮揚に力となればいいのだが・・・


連続テレビ小説「ウェルかめ」 いよいよ大詰め!

2010-03-22 22:47:04 | テレビ
 一昨年、取材に訪れたことがきっかけで、美波町由岐地区(旧由岐町)のバーチャル住民になっていたことや、熊本出身の倉科カナさんがヒロインを務めたこともあって、今回の朝ドラ「ウェルかめ」は、単なる視聴者というより、身内のような気持ちで見てしまった。「話が平板でつまらない」というような悪評もあったようだが、現代のごく一般的な若い女性と等身大のヒロインだから、ある意味しかたのないことかもしれない。また、「今どき、地域であんなベタベタなつきあいは無い」というような批判もあったようだが、それはちょっと視野が狭いと思う。今でも地方によっては、そんな町もあると聞いているし、現に僕が取材で知り合った何人かの美波町の人々は、とても親身になってお手伝いいただいたし、ドラマを見ていても全然違和感はなかった。
 とにもかくにも、倉科カナさん始め、スタッフ・キャストの皆さん、お疲れさまでした。個人的には羽田美智子さんのやさしいお母さん、素敵でした!

ドラマ「龍馬伝」に見る 千葉佐那とは?

2010-03-21 19:22:33 | テレビ
 「龍馬伝」には4人のヒロインが登場する。加尾(広末涼子)、佐那(貫地谷しほり)、お龍(真木よう子)、お元(蒼井優)の4人。今のところ、まだお龍とお元は登場していないが、この4人のうち、誰が一番、視聴者の心をとらえるだろうか。もちろん、演じる女優さんたちのイメージに引っ張られるだろうが、それも含めてのキャラクターだから、ある意味しかたのないことだろう。ドラマが進行するにつれ、どうなるか興味は尽きない。
 それはさておき、このところ貫地谷しほり演じる千葉佐那の人気が高いようである。飛び切りの美人だったとの記述が、彼女が剣術指南をした宇和島藩の記録に出てきたり、彼女を描いた錦絵が出てきたりといった新しい情報が話題になったことや、一途に龍馬のことを想い、生涯独身を貫いてつつましく生き、山梨県甲府市にある彼女のお墓には「坂本龍馬室」(坂本龍馬の妻の意味)と刻まれていることなどがテレビで紹介されたりしたことが影響していると思われる。
 正直、僕は千葉佐那のことは、今まであまり知らなかったが、ドラマを見ながら、どうも魅かれつつあるようだ。

くまもと連詩 声がつながる 口承連詩の試み

2010-03-20 21:01:28 | その他
 今日は午後から、青年会館ホールで行なわれた「くまもと連詩 声がつながる 口承連詩の試み」を見に行く。谷川俊太郎、覚和歌子、ジェローム・ローゼンバーグ、四元康祐、伊藤比呂美の5人の詩人たちと通訳・翻訳のジェフリー・アングルスによって練り上げられた30編の連詩が、作者本人の朗読によって紹介された。詩の朗読しかも連詩などというのは、見るのも聴くのも初めてだったので、とても新鮮で、軽いカルチャーショックを受けた。さすがは当代一流の詩人たち、いずれ劣らぬ“言葉の匠”ぶりを発揮していた。
 また、冒頭では阿蘇神社の氏子たちによる「御田唄」が披露され、続けてジェローム・ローゼンバーグ氏が、セネカ族インディアンの唄を披露したが、二つの口承文化が、あまりにも似通っていることはちょっと感動的だった。そう言えば、5年前に亡くなった岡本喜八監督の「EAST MEETS WEST 」(1995)で同じような話があったことを思い出した。


ボブ・ディラン! ボブ・ディラン! ボブ・ディラン!

2010-03-19 15:59:10 | 音楽芸能
 ボブ・ディランが来日しているらしい。チャンスがあれば、一度はナマで見てみたいものだが、東京、大阪、名古屋しか公演は行なわれないので、まぁ難しいだろう。僕らの世代にとってはカリスマのような人だが、彼も来年は古希を迎えるらしい。60年代の前半、僕らが高校から大学へと成長して行く頃、彼は時代の寵児となった。フォークソングからロックへとスタイルを変えながら、常に弱者の代弁者のように崇められた。彼自身は迷惑だったようだが。もう4年ほど前だったか、マーチン・スコセッシ監督のドキュメンタリー「ノー・ディレクション・ホーム」で彼の半生を見ながら、自分の青春時代をダブらせ、胸が熱くなったものだ。彼の歌の中でも最も好きな2曲を聴いてみた。1曲目はフォークシンガー時代の代表曲の一つ「Don't Think Twice,It's All Right」。2曲目はロックに転向してからの最大のヒット「Like A Rolling Stone」。




芥川龍之介を朗読で楽しむ

2010-03-18 18:19:52 | その他
 久しぶりに芥川龍之介を読みたくなり、「藪の中」に目を通しているうちに、朗読を聴いてみたくなる。「にこ☆さうんど#」の中に佐藤慶さんの朗読があった。素晴らしい!つい、「藪の中」の他にも「鼻」など数編を聴いた。くせになりそうだ。

朗読:芥川龍之介「藪の中」(佐藤慶)
http://nicosound.anyap.info/sound/sm8114972>


勝手にパブリッシング!  



みわの卒園

2010-03-17 19:53:27 | その他
 今日の昼過ぎ、孫娘のみわから電話。何ごとかと思ったら、「きょう、ソツエンしました!」という報告だった。「あゝそうだったか!」と思い、「おめでとう!」と言うと、「ありがとう!」と答える。3年前、入園の時の、まだ赤ちゃんのような表情を思い出し、爺さまとしては、ちょっとウルッと来た。みわの心は早くも、小学校入学の方に飛んでいるようで、僕らより気持の切り替えが早いようだ。すぐにやって来る入学式を、みわがどんな様子で迎えるか楽しみだ。




監物台樹木園の枝垂れ桜(今日の様子)