徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

今、風の中で

2007-11-29 13:06:51 | 音楽芸能
 今、一番癒される歌は、平原綾香の「今、風の中で」だ。なんか気分がすっきりしない時にこの歌を聴くと効果テキメン、まさにヒーリング・ミュージックだ。映画「マリと子犬の物語」の主題歌として使われているが、いわゆる感動モノの映画にはどれにも合いそうな気がする。作曲が久石譲さんなので当然と言えば当然だが。平原綾香は若手女性歌手の中でも個性が際立っており、今、最も注目しているアーティストだ。彼女のナンバーの中では「明日」やユーミンのカバー「晩夏」などは特に好きだ。

▼今、風の中で


老先生の水彩画

2007-11-27 17:20:48 | ビジネス
 S先生は毎年、年賀状用に水彩画を描かれる。「出来上がったぞ~!」というご連絡をいただいて取りに行った。去年は4号のキャンバスだったので、一度にスキャンできず、左右に分けてスキャンし、パソコン上でくっつけたが、今年は先生が気をきかして3号のキャンバスに描かれたので後が楽だ。題材は今年も熊本城。81歳とは思えぬ繊細で美しいタッチに感心する。そのうち今までの作品を集めて、個展のサイトを開いてあげたいと思っている。


散歩の風景

2007-11-25 15:39:21 | その他
 今日は雲ひとつない快晴、おまけに風もなく散歩には絶好の小春日和。久しぶりに坪井川沿いの土手を歩いてみた。のどかな風景が広がり、温かい日差しがここちよい。川の流れもエコ活動が実ってきたのか、かつての清流が戻りつつあるようだ。しかし、流域の一帯に眼を転じると、そこには荒れ果てた廃農地が広がる。かつて私たちが子どもの頃、野草を摘んだり、小魚を獲ったりした美しい田園地帯はもうない。日本の農業は大丈夫なんだろうか。高級野菜や果物ばかり作っていて、将来起こりうる食糧危機に対応できるのだろうか。そんな不安が一瞬よぎった。


坪井川沿いののどかな風景


清流が戻りつつある坪井川


荒れ果てた廃農地


隠し砦の三悪人

2007-11-24 20:00:00 | 映画
 「椿三十郎」に続いて黒澤明の「隠し砦の三悪人(1958)」のリメイクが進んでいるそうだ。ハッキリ言って「椿三十郎」はどうでもよかったが、この「隠し砦」は黒澤時代劇の中で最も好きな作品なので、いいかげんなリメイクはしてほしくない。「椿三十郎」はオリジナル脚本をほとんどそのまま使っていたが、こちらはかなり脚色が加えられるらしい。なんでも嵐の松本潤を主役にするため新しいキャラクターが作られるそうだが、そうなると「スター・ウォーズ」のC3POとR2D2の原型となった千秋実と藤原釜足がやった百姓の役はどうなるんだろう。あのコンビのコメディー‐リリーフとしての役割は大きかった。ここをどう穴埋めするか。この映画は欧米でも人気が高く、ジョージ・ルーカスに限らず、多くの映画人に影響を与えている。北野たけしの「座頭市」におけるタップダンスの群舞は、この映画の火祭りの踊りにインスパイアされたことは明らかだ。全世界が注目するリメイクであり、樋口真嗣監督のお手並み拝見だ。三船敏郎の侍大将を阿部寛、上原美佐の雪姫を長澤まさみというキャスティングは楽しみでもある。
※上の写真はアイコラ。念のため。




椿三十郎

2007-11-22 13:28:27 | 映画
 ちっとも見る気がなかった「椿三十郎」リメイク版の試写会の券を、皮肉にも2枚も入手したので家内と一緒に出かけた。見る以上はきちんと評価しなければと思い、事前にオリジナル版のDVDをしっかり再見した。結論から言うと、見方によって評価は大きく分かれるだろう。まず、オリジナル版を抜きにして見れば結構面白い映画だ。何しろ脚本がオリジナル版と同じものでしっかりしているから、ある意味当然だ。しかし、オリジナル版との比較という眼で見るとどうしても首を傾げざるを得ない点が多いのはしかたがない。織田裕二もそれなりに頑張ってはいるが、三船敏郎のあの、まさに「抜き身」のような存在感には遠く及ばない。また若侍たちや腰元たちの芝居はどうも「スターかくし芸大会」風に見えてしまう。森田芳光監督はいくつか新しい演出も試みている。殺陣のシーンでは音を強調して血のりなどは使わないことやクライマックスの決闘シーン等々。ただそれらが完全に成功しているとは言い難いが。直前にオリジナル版を見たので、次のセリフが全部わかってしまったのだが、映画を見ながら「あれ、こういう楽しみ方もあるのかな?」という気がしてきた。つまり、歌舞伎の演目と同じような楽しみ方だ。この「椿三十郎」も何度も繰り返し映画化されるような、そんな映画になっていくのかな・・・。


リメイク版(2007年、森田芳光監督)


オリジナル版(1962年、黒澤明監督)

ミシュランガイドと成瀬巳喜男

2007-11-20 12:01:43 | 映画
 権威あるフランスのレストラン&ホテルガイド「ミシュランガイド」の東京版が今月22日に発売されるのに先立ち、3つ星が8軒、2つ星が25軒、1つ星が117軒になることが発表された。なんと掲載される店全部に星が付くのは初めてのことらしい。また、フランス以外の都市でこんなに多くの店に一度に星が付いたのも初めてらしい。日本のレストランや料理店のレベルの高さが証明されたわけで日本人の一人として誇らしい。
 ただ、この背景にはフランス人の日本文化好きが作用しているのではないかと思われる。先日聴いた行定勲監督のトークショーの中で、フランスでは成瀬巳喜男の映画が、黒澤や溝口や小津らと並んで人気があり、特に「浮雲」は日本では信じられないほどのロングランが行なわれているということだそうだ。そういう眼で先日「浮雲」を観なおしてみた。あのペシミスティックな展開と高峰秀子の儚げな美しさは、たしかにフランス人好みなのかもしれない。しかし、一方で日本人は自らの文化を正しく評価しているのだろうかという疑問がわいてきた。


「浮雲(1955)」の一場面

竹内まりやとイーグルス

2007-11-17 16:55:22 | 音楽芸能
 私にとっての今年のベストソングは
 ◆ 人生の扉・・・・・竹内まりや
 ◆ HOW LONG・・・イーグルス
の2曲だ。彼らはいずれも私が30年来大好きなアーティストである。
 竹内まりやも五十路を超え、これまでの人生をしみじみと振り返るようなこの「人生の扉」は、われわれ中高年の世代に癒しを与えてくれるとともに、これからの人生の応援歌ともなっている。
 どこか懐かしい70年代の香りのするイーグルスの「HOW LONG」は、それもそのはず、新曲ではなく、言わばセルフカバーのような形でリリースしたものらしい。彼らの代表曲「HOTEL CALIFORNIA」の存在があまりにも偉大なため、その他の曲が軽んじられがちだが、どれも素晴らしい。
グレン・フライやドン・ヘンリーの溌剌としたヴォーカルが嬉しい。
HOW LONG(The Eagles)

美味!石窯ピッツァ

2007-11-17 15:49:22 | その他
 今日は家内と母を連れ立って山鹿へ出かけた。まずは来民の原田食品製造所へ。この店の絶品「しょんしょん」を買い込んだ。その後、山鹿の中心街にある「石窯ピッツァの店 蔓薔薇」へ。久しぶりにこの店の石窯ピッツァが食べたくなった。マルゲリータとナポリターナを1枚ずつ注文した。3人で食べるのは十分すぎるくらいのボリュ-ムがある。さすがに美味しかった。食後、すぐそばの八千代座をのぞいてみたら、市川亀治郎(NHK「風林火山」の武田信玄役)らの歌舞伎公演が行なわれていた。今度はゆっくり歌舞伎でも見にこよう。

てっぺいの寝返り

2007-11-17 10:51:14 | その他
 昨日、てっぺいが生まれて初めて寝返りしたらしい。誕生日から数えて114日目、4ヶ月足らずだ。一般的には赤ちゃんは早くて5ヶ月くらいから寝返りを打ち始めると言うから、ちょっと早いんじゃない?姉のみわと比べても明らかに早い。みわは同じ頃、仰向けのままでのたうちまわっていたはずだ。たしかビデオにも映像が残っていたと思う。性別だけでなく、成長のしかたや行動も姉弟でだいぶ違う。これもまた楽しみの一つだ。

コンピュータ・グラフィックス

2007-11-16 20:36:39 | ビジネス
 左のアニメーションはコンピュータ・グラフィックスの手法の一つでモーフィングと呼ばれる技術を使って7年前に習作として作ったものだ。あのシュワルツェネッガーの「ターミネーター2」で金属の塊が人間に変化するのと同じ技術だ。あの映画が公開されたのが1991年。その2年後には「ジュラシック・パーク」が公開され、映画におけるコンピュータ・グラフィックスのエポック・メイキングとなった。以来、映画はコンピュータ・グラフィックスを使うのが当たり前のようになり、最近では初期の頃の新鮮な驚きはなくなり、逆に醒めてしまう時すらある。「だから何なの?」って感じだ。コンピュータ・グラフィックスを全否定はしない。「ALWAYS 三丁目の夕日」のようにうまく使っている映画もある。映画はやっぱり生身の人間がしっかり描かれていないとつまらない。最近よくそう思う。

シナリオの基礎技術

2007-11-15 15:40:04 | ビジネス
 久しぶりに本棚から「シナリオの基礎技術(新井一 著)」を引っ張り出した。ネタがいくつか溜まったので久しぶりにシナリオを書いてみようかと思う。ついては基本に戻ってというわけである。この本に初めて接したのはもう15、6年前になる。この本の初版が出たのは40年近く前らしいが、IT時代の今日でも内容は全然陳腐化していない。実はこれまで、きちんとしたシナリオという形に仕上げたのは一度しかない。15年前に勤務していた事業所の創業25周年記念映画を作った時だ。しかし、シナリオの基礎技術は、一般的なビジネス・プランニングの場面でも大いに役立った。いつかはドラマも書いてみたいと思っていたので、なんとか今回はそれを形にしたいと思っている。

ハケンの本音

2007-11-13 21:51:58 | テレビ
 昨夜、NHKスペシャル「ニッポンの縮図 1000人にきく ハケンの本音」という番組を見た。企業で人事をやっていた頃、派遣社員を受け入れる側の立場にいたので、どんな本音が出てくるのか興味があった。まぁ、だいたい予想したとおりの声が多かったが、私が担当していた17、8年前は派遣社員というのが世の中に注目され始めた頃で、まだ数も少なく、受入職場もかなり神経を使っていたからか、セクハラやパワハラなどの問題は聞かなかった。しかし、今日のようにあらゆる職場に数多くの派遣社員が入ってくると、双方にいろんな人間がいるから問題が起こるのは当然だろう。セクハラやパワハラは正社員の中にだってあるわけだし。しかも今は昔と違って、社員教育なんかろくにやってやしないからなぁ。仕事や待遇に関する不満も数多く出されていたが、基本的には派遣会社との雇用契約だからなかなか難しい面が多い。出演していた派遣会社社長は派遣社員のあるべき姿ばっかり述べていたが、現実には派遣会社は弱い立場だからなぁ。これも格差社会の一側面ということか・・・。

行定勲監督のトークショー

2007-11-11 18:36:55 | 映画
 今日は熊本学園大学で行なわれた熊日主催の地域フォーラムに行った。お目当ては熊本出身の映画監督、あのセカチューの行定勲氏のトークショー。今までいろんなメディアを通じて断片的にしか知らなかった行定監督の人となりや映画に対する思いなどをだいぶ理解できた。映画作家を志すきっかけとなった1950年代、60年代の日本映画に対するリスペクト、小津安二郎や成瀬巳喜男ら当時の監督はどこが凄いのか、それらを踏まえて常に「温故知新」の心構えで映画づくりを進めていること。また、「世界の中心で、愛をさけぶ」が代表作のように言われるが、自分はそうは思っていないこと。この10年間突っ走ってきたが、あまり達成感は感じられないことや今自分は充電期に入っていることなど、現在の心境も吐露された。さらに「ALWAYS 三丁目の夕日」はなぜヒットするのかや、最新作の「クローズド・ノート」にまつわる沢尻エリカ騒動のマスコミの扱い方への不満など興味つきない話が続き、予定の45分はあっという間に過ぎ去った。

七五三と百日祝い

2007-11-10 22:55:04 | その他
 今日は孫のみわの七五三と、てっぺいの百日(お食い初め)を兼ねたお祝いをした。みわは既に前撮りも済ませていたが、風邪をひいたため、日にちを1週間のばしていた。お参りした久留米水天宮は七五三の参拝者で賑わっていた。いつものように自由に動けないみわは結構きつそうだったが、美しく着飾ることはまんざらでもないようでやはり女の子だ。一方、てっぺいは3ヶ月を過ぎるとだいぶ顔つきもしっかりしてきて体重も7キロ近くあり、抱っこするとずしりと重さを感じる。手足の力の強さはやはり男の子を感じさせ、みわの同じ頃とはだいぶ違う。二人の健やかな成長を願わずにはいられない一日だった。


年賀状のシーズン

2007-11-09 23:34:00 | ビジネス
 年賀状づくりのシーズンになった。毎年この時期になると、何人かの方のパソコン年賀状づくりをお手伝いすることになる。年賀状作成が日本におけるパソコンの四大用途の一つであることも“むべなるかな”といった感じだ。もっぱら使うソフトは筆まめだが、もう使い始めて12、3年になる。今使っているのはVer.17で、もうVer.18が発売されているが、アップグレードするかどうか決めかねている。今年は大きな郵便番号変更や町名変更などが無かったからアップグレードしなくても困ることはないだろう。それにしても日本は毎年干支が変るから年賀状ソフトはバージョンアップの理由が立つ。いい商売だなぁ。