徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

春本番!でも泳ぐかぁ!?

2011-03-31 19:32:23 | 熊本
 今日はまさに春本番という日和だった。昼から県立図書館へ調べものをしに行ったが、裏の加勢川では、早くも子ども達が元気に泳いでいた。見たとたん「寒ッ!」とブルッたが、考えてみればこの時期、高校時代には屋外プールでの練習が始まっていたから泳げないことはないか。水温はいったい何度くらいだろう。この時期のプールは水温が17~18℃くらいだったから、30分も入れば歯がガチガチ鳴り出していたものだ。やっぱり若いっていいなぁ。ちょっと気合を入れられたような気がした。




転勤シーズン!

2011-03-30 23:14:48 | その他
 知人から転勤挨拶の電話がかかってきた。鹿児島に転勤するらしい。ご主人は別のところに単身赴任されているそうなので、娘さんは連れて行くという。いや、大変だなぁ。ふとサラリーマン時代の自分を思い出した。初めて家族を帯同して転勤した35年前の日のことを今でも鮮明に憶えている。長男が2歳半、次男はまだ8ヶ月だった。三男はまだ生まれていなかった。それまで実家で同居していた父母や姉妹には、幼い子ども達がいなくなるのがことのほか辛かったらしい。転勤先は山口県の防府、家族4人と引越し手伝いに付いて来てくれた姉とゴトゴトと鈍行列車に揺られて行った。次男は姉の膝の上でわけもわからずはしゃいでいた。山陽本線に入ると、車窓から見える風景は5月の陽光が燦々と輝き、いかにも瀬戸内に近いことを思わせた。
 その時以来、結局7回転勤した。各勤務地の滞在期間は平均3年弱だった。知人の転勤の話を聞くと、赴任先での生活が幸せであることを願わずにはいられない。


村治佳織・白洲正子祈りの道を往く

2011-03-29 22:57:15 | テレビ
 今夜のBShi「八百万の神がすむ山河 ~村治佳織・白洲正子祈りの道を往く~」は、日本人の宗教観の原点に迫るドキュメントでとても興味深かった。白洲正子ファンであるクラシックギタリスト村治佳織が、白洲正子の巡礼の旅を辿り、日本人の特異な宗教観の表れである「神仏習合」の原点をたずねる、といった内容だった。スペインでの生活も長く、キリスト教とイスラム教の対立を目の当たりにしている村治佳織は、白洲正子が日本人の誇りと綴った「神と仏が共存する祈りの心」にあらためて感動し、ギター演奏でその気持を表現する。番組の最中にも東北や関東の余震のテロップが流れていたが、海外の人たちからミステリアスと驚かれた被災者の姿も、白洲正子の言葉と無関係ではないと思った。


「静かな生活」はいつ戻る・・・

2011-03-28 20:29:55 | 時事
 「東北地方太平洋沖地震」発生から2週間以上が過ぎた。原発事故も重なって、その被害は日を追うごとに増すばかり。被災者の皆様に平穏な日々が戻るのはいったいいつになるのだろう。一日も早く静かな生活を取り戻されることを祈る。
 アンドレ・ギャニオンの「静かな生活」 演奏は「rithm55」さん




笠智衆ウィーク!

2011-03-27 21:00:45 | 映画
 来週、4月4日(月)からBSプレミアムで始まる「山田洋次監督が選んだ日本の名作百本」が楽しみだ。トップを飾るのは、日本映画史上の最高傑作と言われ、世界的な映画遺産の一つとも言われる小津安二郎監督の「東京物語(1953)」。また、この作品は郷土の大先輩、名優笠智衆さんの代表作でもある。今回放送されるのは、この作品に撮影助手として関わったという名カメラマン、川又昂さんが監修したデジタルリマスター版。どんな綺麗な映像が復元されているかも楽しみだ。そして翌日、5日(火)に放送されるのが木下恵介監督の「二十四の瞳(1954)」。こちらもデジタルリマスター版だが、昨年末亡くなった高峰秀子さんを追悼する意味でも見逃せない。そしてこの作品にも笠智衆さんが分教場の男先生として出演している。僕にとっては嬉しい「笠智衆ウィーク」になりそうだ。

春の息吹 四景!

2011-03-26 19:04:29 | 熊本
 今日は春の息吹に触れたくて出かけてみた。不幸な出来事が続く日本にも確かに春はやって来ていた。


熊本城・不開門(あかずのもん)前の広場で女子大生と思しき一団が縄跳びに興じていた。


九州新幹線・新玉名駅周辺の菜の花畑が見ごろ。案山子たちの様子にも春の喜びを感じる。


学校帰りの畦道に春の息吹を感じたものだ。遠いあの日の想い出が甦る。(玉陵中学校裏)


山頭火ゆかりの味取観音堂(植木町)の桜もほころびかけている。

古町 × 町屋 × 気のいい夫婦

2011-03-25 17:27:30 | 熊本
 熊本城築城から400年有余、変わらない町割に城下町の風情をそこかしこに残す古町。かつて鮮魚、干魚などを売る店が軒を連ねていたという魚屋町三丁目の一角にその店はあった。どこか懐かしいこの町屋には、古町の名案内人“げんぞー”さんこと上村元三さんの店と奥様敏子さんの店とが共存している。昼は敏子さんのキャンドルショップが、夜はげんぞーさんの居酒屋へと変身する。
 僕が上村さんご夫妻と懇意にさせていただくようになったきっかけは、一昨年、ある催しで見かけた子ども舞踊団「ザ・わらべ」に魅かれ、インターネットで公演情報を検索していたら、たまたま、げんぞーさんのブログに行き当たり、厚顔にも連絡を取らせていただいた。聞けばなんと「ザ・わらべ」の一員、あやのちゃんのご両親だった。以来、情報提供はもちろんのこと、懇切なおこころ配りをいただいている。多謝!
※新町・古町界隈に行きなはる方は、げんぞー&敏子さんの店にいっぺん行ってみなっせ!よかけん。
■げんぞーさんのブログ
 「源ちゃんのつぶやき源ゾーン
■敏子さんのブログ
 「キャンドルハウス・ブログ




上村さんご夫妻


ザ・わらべ(左からかえちゃん、あやのちゃん、くるみちゃん)
しまった!忘れてた、一番左はくまモンちゃん。

二科展・・・あれッ???

2011-03-24 18:41:25 | 熊本
 昨日から熊本県立美術館分館で始まった「二科展熊本巡回展」を観に行った。二科展を観るなんて何十年ぶりだろう。ミーハーな僕としてはやっぱりお目当ては、特選に選ばれたという工藤静香の作品「瞳の奥」。作品そのものはインターネットで何回も見ているが、やっぱり大きなサイズの現物の前に立つと迫力はある。審美眼のない僕には何とも評価しかねるが、既に10数回も入選してるそうだから、実力は認められているのだろう。もう一つ注目したのが、二科賞を獲った茶谷弥宏さんの「公園」。ところが、展示されている絵を見たら、事前にインターネットで見ていた「公園」と違う。僕の勘違いかなと思い、帰ってから再度、二科会ホームページで確認した。やっぱり違う。展覧会事務局に電話でたずねた。「調べます」ということで返事を待っていると、しばらくして電話。やっぱり違っていたという。何じゃそりゃ!茶谷さんの作品は他にも数点送ってきていて、掛け違えたらしい。でも僕は誤まって掛けられていた絵の方が好きだった。変なの!


特選「瞳の奥」工藤静香作

花咲けど 心晴れず

2011-03-23 20:23:20 | 熊本
 わが家の桃の花が咲いた。悲しくなるような紅い色だ。熊本は一昨日、桜の開花宣言があった。でも今年はそんなことはどうでもよいと思う。昨日、熊本城の二の丸公園を通った時、何組かのグループが花見の宴を開いていた。よくそんな気分になるよな、と思いながら通り過ぎた。
 プロ野球セ・リーグのKYぶりはいったい何なんだろう。空気が読めないにもほどがある。開幕の再延期なんてことになったら(おそらくなるだろうが)みっともないったらありゃぁしない。
 みずほ銀行のトラブルがまだ続いているようだ。僕も義援金の振込先はみずほ銀行だったが、早目にやっておいてよかった。それはそうと、街中のあちこちで義援金の募金活動が行なわれているが、あれはみな間違いなく被災者に届くのだろうか。ちょっと心配になった。


勝海舟が、坂本龍馬が、そして明治天皇と西郷隆盛が

2011-03-22 18:00:54 | 熊本
 新町1丁目にある一新幼稚園は、かつて肥後藩の本陣すなわち御客屋があった場所である。歴史的に見てとても由緒ある場所なのに、標識1本立っていないことに、前を通るたびに不思議に思っていた。それがつい先日、久しぶりに車で通りかかったら、いつの間にか観光案内板が立てられていることに気付いた。新幹線開通を前に急いでしつらえたものか。車中からはよく見えなかったので、今日、歩いて行ってじっくりと見た。下記の様な説明書きがあった。以前から園内には明治天皇行幸記念碑があることは知っていたが、やはり表示がなければ誰も気付かないだろう。たかが案内板一枚だが、熊本のホスピタリティー未だしの感は否めない。 

【御客屋・会輔堂跡】
御客屋は江戸時代の肥後藩の迎賓館のことです。ここは幕末の元治元(1864)年、幕府の軍艦奉行であった勝海舟と坂本龍馬が横井小楠の教えを請うため来熊し宿泊するなど、激動の幕末における熊本の偉人達の活躍を語り継ぐための貴重な場所と言えます。その後、明治4(1871)年に、御客屋は、実学党が経営する学校“会輔堂”となり、翌年の明治5(1872)年、明治天皇が西郷隆盛とその弟従道(つぐみち)を従えて熊本行幸の際に行在所(あんざいしょ)として2泊されています。




楽しみな陸上競技、2011シーズン到来!

2011-03-21 15:42:40 | スポーツ一般
 もうすぐ4月、陸上競技の2011シーズンが始まる。今年は姪が所属する熊本商業の陸上部も応援しなければならないが、何よりも楽しみは、日本女子の次世代トップスプリンターと目される野林祐実選手が伝統ある九州学院に進学したことだ。九州学院は、近くは北京オリンピック男子400mリレー銅メダリストの末續慎吾(すえつぐしんご)、古くはメルボルンオリンピックで活躍した清藤享(きよふじあきら)ら、日本のトップスプリンターを輩出した名門校。野林選手がどういう風に成長して行くか、過度な期待は慎みながらもしっかりウォッチしていこう。


海達公子をしのぶ ~ 没後78年 ~

2011-03-20 17:09:06 | 文芸
 今週末の26日に没後78年を迎える海達公子を顕彰する「第2回海達公子まつり」が荒尾市のメディア交流館で始まった。開会式典に参加される「評伝 海達公子」の著者で海達公子研究の第一人者である規工川佑輔先生を玉名のご自宅まで迎えに行き、ご一緒させてもらった。今年は大震災の被災者に配慮し、飾り付けなどは一切ない質素な雰囲気の会場で式典が始まった。海達公子の詩に曲をつけた歌を、荒尾市内の子どもコーラスグループが披露したり、公募された詩や絵画や書などの発表と表彰が行われたりして、1週間のまつりが始まった。今日から26日まで、海達公子の作品展示、彼女にゆかりの道を歩いて回る「ウォーク&スタンプラリー」、公募作品の展示、「海達公子をしのぶ夕べ」などが行なわれる。この催しは顕彰会が法人化されてからは2回目だが、それ以前にも数回行なわれており、荒尾市内の学校関係には定着しつつあるようだが、もっと広く市内外にも認知してもらうような活動が必要のようだ。


子ども達の澄んだ歌声が会場に響く

ラフカディオ・ハーンと日本民謡

2011-03-19 20:45:25 | 音楽芸能
 熊本にもゆかりの深いラフカディオ・ハーンこと小泉八雲は、日本民族を知る上で、民俗音楽を研究することは極めて重要と考え、日本人の感情を最も表現している、豊年踊り唄、盆踊り唄、わらべうた等に強い興味をもった。明治27年(1894)五高教師を辞して熊本を去ったハーンが、東京帝大の英文学講師を務めていた明治33年(1900)に発表した「日本の古い歌謡」の中には、「漁師の数え歌」として「銚子大漁節」が全訳紹介されている。


 一つとせ 一番づつに積み込んで 川口押し込む大矢声 浜ァ 大漁だね
 二つとせ 二葉の沖から外川まで 続いて寄せ来る大鰯 浜ァ 大漁だね
 三つとせ みな一同にまねをあげ 通わせ船のにぎやかさ 浜ァ 大漁だね
 四つとせ 夜昼焚いても焚きあまる 三ばい一ちょのおお鰯 浜ァ 大漁だね
 五つとせ いつ来てみても干鰯場は あき間もすき間も更にない 浜ァ 大漁だね
 六つとせ 六つから六つまで粕割が おお割小割で手に追はれ 浜ァ 大漁だね
 七つとせ 名高き利根川高瀬ぶね 粕やあぶらを積みおくる 浜ァ 大漁だね
 八つとせ 八手の沖から若い衆が 万祝衣そろえて宮まいり 浜ァ 大漁だね
 九つとせ この浦まもる川口の 明神御利やくあらはせり 浜ァ 大漁だね
 十とせ  十をかさねて百となり 千をとびこす万漁年 浜ァ 大漁だね

【ラフカディオ・ハーンの英訳】
 Firstly,
The first ship,filled up with fish,
squeezes her way through the river-mouth,with great shouting.
 O this ship of great fishing!

 Secondly,
From he offing of Futaba even to the Togawa,
the ships,fast following,press in,with a great shouting.
 O this ship of great fishing! 

 Thirdly,
when,all together,we hoist our signal-flags,
ee how fast the cargo-boats come hurrying !
 O this ship of great fishing!

 Fourthly,
Night and day through the boiling be,there is still too much to boil-oh,
the heaps iwasi from the three ships together.
 O this ship of great fishing!

 Fifthly,
whenever you go to look at the place where the dried fish are kept,
never do you find any room-not even a crevice.
 O this ship of great fishing!

 Sixthly,
Form six to six o'clock is cleaning and washing;
the great cutting and the small cutting are more than can be done.
 O this ship of great fishing!

 Seventhly,
All up and down the famous river Tonegawa
we send our loads of oil and fertilizer.
 O this ship of great fishing!

 Eigthly,
All the young folk,drawing the Yatai-bune,
with ten thousand rejoicings,visit the shrine of the God.
 O this ship of great fishing!

 Ninthly,
Augustly protecting all the cost,
the Deity of the river-mouth shows to us his divine favor.
 O this ship of great fishing!

“ラスト・サムライ”も最新式の銃で

2011-03-18 21:16:53 | 熊本
 ちょうど1週間前、JR鹿児島本線特急「リレーつばめ」のラストランを撮影しに田原坂へ行った。その最中のとんでもない大震災のニュースで、すっかり忘れていたが、公園内で発掘調査をしている場所が何ヶ所かあった。そこは西南戦争の時、薩軍が陣地としていた場所だが、そこからなんと当時最新式のスナイドル銃やスペンサー銃の薬きょうや雷管が出土したという。これらの最新式銃は官軍が使っていたと伝えられているが、旧式銃や刀剣で戦ったと思われていた薩軍も最新式銃を使っていたという、従来のイメージを覆すようなニュースにはちょっと驚いた。やっぱり裏には武器商人が暗躍していたのだろうか。その経緯など今後の研究が待たれる。


スナイドル銃


弾痕の家

九州新幹線熊本駅をひと目・・・

2011-03-17 18:02:59 | 熊本
 九州新幹線全線開業から5日、さしあたり利用する予定はないが、新しく出来た新幹線駅舎を一度は見ておかねばと、母を連れて見学に行った。以前はあまり縁のなかった駅西側(新幹線口)からのアクセス。熊本とは思えないような光景が広がる。コンコースをひとしきり眺めた後、土産物店や飲食店が集まるフレスタ熊本の中を見て回る。その後、入場券を買って上り線のホームに上がり、鹿児島発のさくらの発着風景を眺める。平日にしては乗降客が多いようだ。帰りに「黒糖ドーナツ棒」を買って帰った。母のひと言「熊本も都会になったもんだ」。