徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ラヴェンダーの咲く庭で

2007-01-30 19:51:06 | 映画
 前から観たい観たいと思っていた映画にやっと巡り会えた。熊本では劇場公開もなかった(?)し、どこのレンタルビデオ店に行っても無かったのだが、ついに昨日、AVクラブ上熊本店で見つけた。
 一昨年になるが、英国で“記憶喪失のピアノマン”が話題になっていた頃、この映画を元ネタにした狂言ではないかと言われていたあの映画だ。
 ときは第二次世界大戦が始まる少し前。ドイツがロカルノ条約を破棄したというセリフが出てくるから、ナチスドイツが台頭してきた1936年頃と思われる。ところはイングランド南西部突端のコーンウォール。ひなびた漁村だ。ある嵐の夜、一人の青年が浜に打ち上げられる。これを発見した老姉妹がこの青年を助け、家で世話を始める。実はこの青年がポーランド出身の天才的なバイオリニストだったことが後でわかる。この老姉妹を演じるのが、ジュディ・デンチとマギー・スミスという二人の名女優だ。夫が戦死した姉ジャネット(M・スミス)に対し、妹のアーシュラ(J・デンチ)は未婚らしい。しきりに姉に夫との生活についてたずねる。この未婚の老女アーシュラがバイオリニストの青年に恋をしてしまう。それから先の展開は割愛するが実に切ない映画だ。美しいイングランドの田舎の風景や愛すべき村人たちなど、久々に英国らしい映画を堪能した。







ITの凄さ・・・

2007-01-23 12:15:10 | ビジネス
 パソコンを使い始めて26年、最近ではその便利さもあまり感じなくなってしまったが、ここんとこ、よくよく考えてみると凄いことだなとあらためて思うことがあった。まず其の一。コンサート用の楽譜付き歌詞カードを作らなければならないことになり、歌詞の部分はワープロソフトを使えば簡単にできるが、楽譜の部分ははてどうしたものかと思ってインターネットで探してみたら、素人でも操作できる楽譜作成のフリーソフトがちゃんとあった。さて、楽譜はできたもののこれをワープロソフトで打った歌詞カードにどうやって貼り付けるかが次の問題となったが、これもインターネットで探してみたら、譜面のデータをPDF化するフリーソフトがちゃんとあった。そして楽譜付き歌詞カードがなんなく完成。
 其の二。インターネットバンキングを利用しているが、これまで残高確認にしか使っていなかったが、公共料金引落し用の口座がショートしそうになったので、別の口座からの振り替えに初めて使った。これまで銀行まで出向いてやっていたことが、自宅でドテラを着たままできてしまう。これも考えてみれば凄いことだ。

また「あるある」にダマされた。

2007-01-21 10:13:27 | テレビ
 関西テレビの番組『発掘!あるある大事典Ⅱ』がまた、納豆ダイエットで物議をかもしている。もともと私はこの番組の内容を信じていない。だからあまり見たこともない。だいたいこの手の番組は、視聴率さえ取れればというテレビ局の意向を受けた制作会社が作っている。さらに番組で紹介する食品などの業界とのつながりも噂されている。今回の、納豆がスーパーなどで品切れというニュースも「懲りずにダマされるなぁ~」という印象だった。これまでもダイエットや健康法としていろんな食品が紹介された。寒天、にがり、しょうが、バナナetc.枚挙にいとまがない。全部がデタラメだとは言わないが、「今回取り上げるのは○○です!」と聞いただけで、その裏を勘ぐってしまい、うさん臭さを感じるのは私だけだろうか。

ペリー・コモ

2007-01-14 15:51:23 | 音楽芸能
 FMK(エフエム・クマモト)の番組、山下達郎のサンデー・ソングブックを聞いていたら、ゲストの大瀧詠一とのトークの中でペリー・コモのことが話題に上っていた。大瀧いわく「いやんなるほどうまい!」。
 私は生まれてこのかた、このペリー・コモほどうまい男性歌手を知らない。昭和30年代の半ば、テレビで「ペリー・コモショー」が放映されていたが、毎週欠かさず見ていた。当時はフランク・シナトラやディーン・マーティンなど、イタリア系男性歌手が全盛の頃だったが、私はとりわけペリー・コモが大好きだった。今日の放送では“It's Impossible”がかけられたが、“バラの刺青”なんかも絶品だ。それにしても最近は、彼のような心に染み入るような歌声の男性ヴォーカリストがいなくなったなぁ・・・

あと47日・・・

2007-01-13 03:18:22 | 音楽芸能
 コンサートまであと47日。いよいよ準備も山場だ。曲目もほぼ決まったし、プログラムの流れも固まってきた。司会をこころりあんの吉崎真美さんがやってくれることになったし、熊本市教育委員会の後援も取れた。今度のリポーさんの来熊の際、潮谷県知事や幸山市長に表敬訪問をしたいというので、昨日は県庁の知事室まで出向いた。なかなかお忙しい日程のためアポをとるのは難しそうだ。市長の方は牛嶋市議のご尽力でアポが取れた。
 まだまだやるべきことは山ほどある。なかでも一番気がかりなのがチケットの売れ行きだ。来週から本格的に営業の開始だ。


早過ぎる死

2007-01-05 22:17:09 | その他
 年明け早々悲しい訃報に接した。O・Tさんが亡くなったことを、知人からの年賀状で初めて知った。
 今から31年前、熊本から初めての転勤先が防府だった。そこで机を並べたのが高校を卒業したばかりの新入社員O・Tさんだった。まだ女子高生そのままの雰囲気で初々しかった。明るくて笑顔がチャーミングな娘だった。転勤したばかりで様子がわからない私に、自分も入ったばかりなのに一生懸命サポートしようとする姿がいじらしかった。私が東京に転勤した後、寿退社したという話を聞いた。その後、子供さんも大きく成長し、元気に暮らしていると聞いていたのだが・・・。肺がんだったらしい。昨年の8月に肺がんであることがわかって入院。そして11月の死。まだ48歳、あまりにもあっけない。人生って残酷だな・・・。もう少し暖かくなったら防府へ墓参りに行くつもりだ。

正月の風景

2007-01-01 23:56:44 | その他
 正月元旦は毎年、兄弟姉妹とその家族が集まって新年を祝うことにしている。今年も総勢17名が集まった。母が健在なうちはみんな集まるだろうが、いつまで続くだろうか。17名のうちの9名はもう50歳以上、わがファミリーもご多分に漏れず高齢化が進んでいる。はたして次世代も引き継いでくれるだろうか。おせち料理を食べながら、ふとそんなことを考えている脇で、孫娘のみわが走り回っていた。