徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

N響×大友良英×いだてんコンサート

2019-03-31 22:19:36 | 音楽芸能
 楽しくてあっという間の90分だった。大河ドラマ「いだてん」関連の音楽はもちろんのこと、僕らの年代には懐かしい昭和時代の大河ドラマテーマ音楽や昭和歌謡の数々。遠い青春時代の日々に思いを馳せた。

・いだてん :「メインテーマ」「ランナー」「浅草六区」」「富久マラソン」「自転車節」
・大河ドラマ:「黄金の日日」メインテーマ(池辺晋一郎作曲)
       「赤穂浪士」メインテーマ(芥川也寸志作曲)
・新日本紀行:オープニングテーマ(冨田勲作曲)
・その他
 「ムーン・リバー」(H・マンシーニ作曲)、「夢であいましょう」(永六輔作詞/中村八大作曲)
 「帰ろかな」(永六輔作詞/中村八大作曲)、「スーダラ節」(青島幸男作詞/萩原哲晶作曲)
 「オリンピック讃歌」、「オリンピックマーチ」
 映画「東京オリンピック」から「オープニング」「エンディング」など


「自転車節」を唄った綾瀬はるか

舞踊団花童 熊本市PR特命大使に!

2019-03-30 14:13:55 | 音楽芸能
 舞踊団花童(理事長:古閑初実)が熊本市PR特命大使に選ばれ、28日、熊本市長室において大西市長より任命状が交付されました。今後ますます活動範囲が広がることが予想されます。
 花童は、ザ・わらべとして活動していた8年ほど前から、熊本県の「新幹線くまもと創り」活動等に協力してきており、今さらという感じがしないでもありませんが、これから熊本市のPRにも頑張っていただきたいと思います。
 下のパンフレットは2019年度城彩苑・わくわく座公演のスケジュールです。

※上記スケジュールの他、4月20日(土)も公演が予定されています。

鏡が池のモデルは泰勝寺の池!?

2019-03-28 16:58:38 | 文芸
 2016年から2017年にかけて開催された夏目漱石記念年事業の一環として出版された「漱石の記憶」(熊日出版)を読んでいたら、興味深い文章に出会した。それは中村青史先生(元熊大教授)の「草枕 鏡が池のモデル」という小論だった。中村先生によれば「吾輩は猫である」の舞台となっている立田山麓の、寺田寅彦の下宿先や泰勝寺や五高などの描写から、漱石が泰勝寺の池を見ていたことは間違いなく、「吾輩は猫である」の「鵜の沼」や「草枕」の「鏡が池」のイメージは泰勝寺の池がモデルになったのではないかという説を唱えておられる。実際に現地で「鏡が池」の描写を思い浮かべながら池の周囲を見て回って確信されたようだ。一般的に「鏡が池」のモデルは小天の個人邸の庭池とされているが、そこがあまりにも小説のイメージと異なることに疑念を抱いておられたようだ。
 僕も小天の池を実際見たことがあるが、その昔、志保田の嬢様が身を投げたという物語ができるようなイメージではなかったので、この中村先生の説を読んで腑に落ちる気がした。


泰勝寺の池(現立田自然公園)


山本丘人「草枕絵巻」より「水の上のオフェリア(美しき屍)」

細川ガラシャの選択

2019-03-27 21:51:45 | テレビ
 明日のBSプレミアム「英雄たちの選択」(20:00~21:00)は「細川ガラシャ 戦国に散った麗人の真実」。戦国時代きっての美女といわれた細川ガラシャ。歴史に翻弄された人生とその悲劇的な最期に、スポットをあてる。
 ガラシャは、織田信長の指示で、細川忠興に嫁いだ。彼女の運命を大きく変えたのは、父・光秀が信長を襲った本能寺の変。謀反人の娘として、京都北部の山里に幽閉される。いったん許されるが、関ヶ原の合戦の直前、石田三成から、人質として大坂城に入ることを要請された。夫・忠興の言いつけを守り、自害するか?キリスト教に帰依していたガラシャに迫られた選択とは?(番組サイトより)


(p.s.)
 来年の大河ドラマは明智光秀が主人公。そのため、光秀死後のガラシャのエピソードは描かれないことになる。残念だ。
 来月になったらまた、立田自然公園(泰勝寺跡)のガラシャ夫人廟にお参りしてこよう。


ガラシャ夫人廟

やっと開花宣言

2019-03-26 19:08:16 | 熊本
 熊本は今日やっと桜の開花宣言があった。近年では一昨年の4月1日に次ぐ遅い開花となった。僕の記憶が正しければ、7年前の2012年がたしか同じ頃の開花ではなかったかと。なぜ憶えているかというと、この年は九州新幹線開業を祝う「城下町くまもと時代絵巻」が1年遅れで開催されたのだが、開催日の3月31日が桜の満開にドンピシャとなったからだ。しかも快晴、あの日ほど条件に恵まれた祭りを僕は見たことがない。


今日の熊本城二の丸広場から西大手門への通路(桜はまだ三分咲き?)


2012年3月31日の同じ場所。「城下町くまもと時代絵巻」の武者行列



2012年3月31日 二の丸広場特設舞台「くまもとをどり」

春爛漫

2019-03-24 21:35:25 | 熊本
 今日はまさに春爛漫といった気候になったので、久しぶりに母を車に乗せて春景色見物に出かけた。本妙寺の桜馬場から山腹の道を通って柿原公園まで、桜は一部の早咲きを除いてまだ二分咲きといったところだったが、麗らかな日和のもと母も春の風情を十分堪能した様子だった。


菜の花と桜の協演


桃の花の彩りと香り


海達公子没後86年

2019-03-23 22:06:02 | 文芸
 3月26日(火)は大正から昭和初期に天才少女詩人と謳われた海達公子の没後86年の日に当たる。荒尾総合文化センターでは現在、毎年恒例の「海達公子まつり」が行われている。
 激動の時代の中に埋もれてしまった海達公子を発掘したのが、教職でありまた歌人でもあった規工川佑輔先生。その規工川先生も2年前に他界され、現在、玉名市立歴史博物館において「規工川佑輔と歌を詠む人びと」展が行なわれている。
 11年前、規工川先生のご指導を受けながら、海達公子の生涯を15分ほどのスライドにまとめ、公子ゆかりの方やファンの方たちに試写会を行なったことがある。事前に規工川先生に作品をチェックしていただいた時、先生のご指摘で唯一カットした部分がある。それは、公子の初恋に関する話だった。この公子の初恋はいろんな事情があって実ることはなかったのだが、先生は「相手の方ももう亡くなっているが、ご家族がまだ健在かもしれないので、今回は差し控えよう」という主旨だった。それも今となっては懐かしい思い出となった。

▼2008年7月7日 熊日新聞

イチローに敬意を表して!

2019-03-22 06:37:11 | スポーツ一般
 日本での開幕試合がおそらく引退試合だろうと思っていたが、やっぱりその通りになった。日米にわたる活躍に敬意を表し、これまでの選手生活をねぎらう意味で、8年前に投稿した記事を再掲したい。

 2001年4月2日のことを僕は忘れない。日本人野手として初めてイチローがメジャーリーグにデビューした日だ。投手はともかく、日本人の野手はメジャーリーグでは通用しないとずいぶん永い間言われてきた。僕らが子どもの頃、憧れたミッキー・マントルやロジャー・マリス、ウィリー・メイズなどのスーパースターたちと日本人が並び立つことなどありえないと思ってきた。しかし、それは見果てぬ夢でもあったのだ。そしてその夢が遂にイチローによって実現したのが2001年だった。この年、イチローはただデビューしただけではなく、ア・リーグ新人王、MVP、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞など数々の栄光を手にし、その実力を証明してくれた。以来10年間の活躍は今さら言うまでもない。今年、11年目にして初めてオールスターに選ばれなかったが、考えてみれば10年連続で選ばれたことが奇跡に近い。僕らの夢を叶えてくれたイチローにあらためて「ありがとう!」と言いたい。


記念すべきメジャー・リーグ初打席の時のイチロー(2001.4.2)

野村萬斎と狂言の格

2019-03-20 17:53:36 | 音楽芸能
 4月30日の天皇陛下「退位礼正殿の儀」晩餐会や、10月23日の新天皇の即位儀式に出席した外国元首らを招く首相夫妻主催晩さん会で催す文化行事の総合アドバイザーに、狂言師の野村萬斎さんが選ばれたというニュースが流れていた。萬斎さんは2020年東京オリンピック開閉会式を演出する総合統括にも既に選ばれている。この国を挙げての行事の萬斎さん頼みにはちょっと驚く。能楽狂言の世界にとどまらず、映画、テレビなど彼の活躍ぶりは目を瞠るばかりだが、それは彼自身の才能や識見などが他に抜きんでたものがあるからなのだろう。
 昨年7月、福岡の大濠公園能楽堂で行われた「狩野琇鵬三回忌追善能」を観に行った時、こんなことがあった。隣り合わせに座った能歴70年というご婦人が、最初の演目、能「巴」が終わり、次の狂言「泣尼」が始まろうという時、「ちょっとトイレ休憩」と言って席を立った。これから人間国宝の山本東次郎師が出て来るというのにである。同じようなことは熊本の水前寺成趣園能楽殿でも何度か経験したことがある。
 今日、能楽と呼ばれる伝統芸能は能、狂言と、その上に位する式三番(翁)を含めたものをいう。能も狂言も600年を超える歴史を有し、ともに重要無形文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。しかし、狂言は能より格下と見なされてきた永い歴史がある。能楽公演ではシテ方能楽師が仕切り、そのもとでワキ方、狂言方、囃子方の三役が役割を務めるという図式が確立されている。番組の中の狂言は、ややもすれば添えもの的な扱いをされ、能の中で演じられる「アイ狂言」も、前シテから後シテへの着替えの時間を持たせるために始まったともいわれている。
 そんな歴史を思うと、今日の狂言師野村萬斎の突出ぶりはまさに歴史的な存在と言うべきだろう。おそらく彼が拠って立つ精神基盤は、能楽の中でも最高位に位置づけられる式三番において、主役ともいうべき「三番叟」が狂言師の役割であることにあるのではないかと思うのである。


花童あかね卒業公演

2019-03-18 19:38:02 | 音楽芸能
 舞踊団花童のリーダーあかねさんが、このほど花童を卒業することになり、下記のとおり卒業公演が行われます。あかねさんは既に1月、はつ喜流月花師匠より「はつ喜月乃」として名取を許されており、花童卒業後はプロの舞踊家への修業を続けていくことになります。
 あかねさんが舞踊を始めたのは6歳の時で10年ほどの経験を有します。卒業公演では大曲「かぎろ火」を披露することになっています。多くの花童ファンの皆様にあかねさんの卒業を見守っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◆日 時 3月31日(日)午後1時30分開演
◆会 場 白水総合センター(旧白水村役場横)南阿蘇村吉田1495-1
◆入場料 無料
◆主 催 一般社団法人 舞踊団花童



※なお、5月12日山鹿八千代座で開催される「山鹿をどり」において、「はつ喜月乃」として「長唄 春興鏡獅子」を披露することになっています。


間もなく高校3年生になるあかねさん


わらべの阿蘇組として一緒に歩んできたあかねさんと2歳下のゆりあさん


2016年には漱石記念年の特別舞台「漱石の四年三ヶ月」に出演したあかねさんとゆりあさん


2013年熊本城本丸御殿「冬のくまもとお城まつり」で「羽根の禿」を踊るあかねさんとゆりあさん

東京藝大ウィンドオーケストラ with 玉名女子高吹奏楽部

2019-03-17 19:50:45 | 音楽芸能
 東京藝大の早期教育プロジェクトの一環として、また、熊本復興特別演奏会として、今日、熊本県立劇場で東京藝大ウィンドオーケストラと玉名女子高吹奏楽部の協演が見られた。
 大学と高校のトップレベルの協演は豪華で迫力満点のサウンドを堪能することができた。時々はやはり真にいい音楽をナマで聴くことが必要だなとあらためて感じた一日だった。


熊本うたとおどり(春のくまもとお城まつり)

2019-03-16 19:03:01 | 音楽芸能
 今日の出演者は、熊本城おもてなし武将隊、田中祥子&光祥会、山鹿灯籠踊り保存会、舞踊団花童&はつ喜の皆さんでした。
 明日17日(日)も11:00~15:00、熊本城二の丸広場特設ステージで行われます。
 明日も楽しい演し物が沢山用意されていますので、皆様ぜひ足をお運びください。


舞踊団花童&はつ喜の皆さん


山鹿灯籠踊り保存会の皆さん


田中祥子さんと光祥会の皆さん

姿を消した監物櫓

2019-03-15 18:14:53 | 歴史
 熊本城最北の守りを固めた監物櫓(国重文)の解体工事が終わり、姿を消した。2016年4月の熊本地震で大きな被害を被り、痛々しい姿を見せていたが、これ以上の被害の拡大を避けるため、解体保存されたもの。
 監物櫓は新堀御門の上に構え、鉄砲狭間や石落としなどを備えた北の最前線を守る櫓。豊前・豊後街道から新堀鳥町入口にさしかかると前方に監物櫓が姿を見せ、参勤の御行列や熊本藩への旅人などが熊本城への到着を実感したであろう。解体保存された櫓の復元については未定。


解体が終わった監物櫓


熊本地震で大きな被害を受けた監物櫓


土壁が剥がれ落ちたり、一部の石垣が崩落した。建屋も傾きが見られるという。


熊本地震前の監物櫓


観音坂を登って来た細川公の御行列は、新堀鳥町入口で左折するともう目の前に監物櫓が見える。