雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

物事をどのように捉えるべきか? 民意とは?

2009-03-18 04:41:11 | 発想$感想
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何のことを表しているのかさっぱりお解かりにならないと思うが、
『民主党が抱えるある問題』と題した、
日経ビジネスが分析した政治家の分布図である。

このリンクの中のグラフは、拡大出来るようになっていて、至極見やすくなっている。

日経ビジネスも独自にこのグラフの解説をしているが、どうも納得できる解説にはなっていない。

日経ビジネスは『民主党では難しい』と言いたいのではと思われる。
『最初に結論ありき』のような解説だし、日経ビジネスの読者と経営者の回答を『民意』とするところはかなり、その神経に無理があるのは間違いない。

雑誌の性格から仕方がないのかも知れぬが、何事も自分の考えのほうに導こうとするのはもう一つである。
マスコミは、もっと客観性を持つべきではないかと思うが、かって記者の取材を受けてみると、最初に何となく記事の概要ができていて、それのチェックのための取材ではと思うことが何度かあったりした。
逆に、記者と仲良くなると、いい方向の記事になるという利点も当然ある。


この話、少し前の大西宏さんのブログで見つけたのである。
流石に大西さんのほうは、いろいろとマーケッテング的な分析の解説をしている。
こちらの解説のほうが、何となく解りやすいし納得できるのである。

民主党がいいか、自民党でなければならぬかは、それこそ民意が決める問題だと思う。

物事の方向を決めてしまって、その方向に突き進むのは、民間企業などでは当然あってもいいのだろうが、行政やマスコミのように、それこそ『民意』を尊重して動くべきところが、どこに民意があるのかを見誤ってしまうのは大きな問題である。




リンクが私の技術ではできないので、大西さんのブログの概要を転写してみると、

『マーケティングの分野では、おなじみのクラスター分析で結果の近い人たちをグループ化したものです。
かつては、こういった多変量解析は大変でしたが、今はパソコンであっという間にやってくれます。

見える化のひとつの手法ですが、日経ビジネスオンラインの読者と経営者の回答を民意とするところはかなり無理がありますね。

ずいぶん、いかに民主党の主要なメンバーが属しているグループが孤立しているかを強調して書かれていますが、もっと全体を眺めたところからコメントすれば、もっといい記事になったように思います。

本当に面白い分析結果ですが、コメントは、結果からなにかを説明するというよりは、まず結論ありきという印象がなきにしもあらずというところが惜しいところで、コメントを見ないで、まずはこのマップからどういうことが言えるのかを解釈してみることをお奨めします。

5つにわかれたどのグループにも、自民党と民主党の人たちが混在していることです。まさしく捻れていることがよく分かります。

第二に、日経BPのオンライン読者だからということもあるでしょうが、「自民党支持者」も「民主党支持者」も非常に近い位置にありことがわかります。

自民党の支持率が下がり、民主党の支持率が上がってきていたのは、おそらく、民主党の人たちが多く入っている「安全網重視派」と名付けられたグループが唯一「官僚の無駄排除」の側に位置しているからではないかということも言えるかもしれません。』


コメント
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