雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

区長や市長、知事の育児休暇

2010-10-22 07:35:38 | 大阪維新の会、橋下徹氏
★東京都の区長が育児休暇を取ったとか、広島県の知事が育児休暇を取ったことは知らなかった。
昨日、箕面の倉田市長のブログを読んでいて、このことを知ったのである。

育児休暇を取ると言うことからの関連で、
大阪の『橋本知事が反対』の意向を示したことで、ニュースになっている。

今の世の中、こんなことに反対するのはなかなか勇気のいることである。
賛成、反対は兎も角、橋本さんがはっきりと反対の意向を表明した態度は、流石橋本さんらしくていい。

政治家は、自分の意見を真っ直ぐに、堂々と述べるべきである。

昨日だったか、橋本さんの中国招待中止に対する歯切れのいいコメントも、聞いていてすっきりした。
今後の中国との関係があるからとか、理屈をつけて『何を言っているのか意味不明』の政治家の発言が多い中で、際立っていたと思う。



★私には二人の子どもがいるが、子育てまっ盛りの頃はこちらも仕事がまっ盛りで、すべて家内に任せきりの子育てであった。
核家族の中での女手独りの子育ては大変である。
それはよく解っていて3人目を作れなかったのは、そのためでもあったのは間違いない。
だから、育児期間は夫も協力すべしという精神はよく解る。
でも、多分今若くてそんなことになっても、多分『育児休暇』は取らないだろうと思う。

なぜ?と理由を聞かれても困るが、まずそんな風に、単純にそう思うのである。

男にとって、仕事は大変な事業であると思うのだが、
育児は女性にとって大事業なのである。
働きながら片手間でやれるようなものではないことはよく解る。

旧いと言われるかもしれぬが、専業主婦が子供にとっても一番いいことだと思っている。
幼児の時の世話も、母親主体が自然だし、
小学校時代も子供が家に戻るときには、母親が『お帰り』と迎える家庭が自然だと思う。

男の育児休暇が、『共働き』を前提に考えられているのなら、妻の『共働き』を止めるかそれこそ『育児休暇』を取ればいい。
専業主婦でも、『育児休暇』まで必要と言うのは、これは行き過ぎである。
動物の世界でも、ちゃんと役割分担は決まっている。人間の世界も自然な方がいい。
育児に関しては、男はあくまでも協力者の立場であって、主務者にはなり得ないのである。



★要は、生き方の問題である。

核家族でなければ、姑との同居はイヤ。
家計を楽にするためには、共働き。
共働きだから子供が生まれた時は、夫が『育児休暇』

そう考える人たちが多いので、『育児休暇』という制度も出来たのだろう。
『育児休暇』を進んで取る男の勤め方も、あるだろう。
それを否定したりはしない。


★だが、首長や知事が進んで範を示さねば、『世の中にそのような制度が定着しない』から、『首長が率先してそのようにする』 と言うのはどうかと思う。
そんなことをしないと、一般に広がらないシステムなら、システム自体に何か問題があるのだと思う。

資本主義社会の中で、利益を追及する企業側から言えば、『育児休暇』を進んで取る従業員よりは、それを取らない人の方がいいに決まっている。
利益には関係のない公務員のトップだから、世の中で一般的になっていない『育児休暇』を進んで取ることは、女性票の集票にはなるかも知れぬが、
どうももう一つピンとこない。


7人の子どもの父親でもある橋本さんはこう言っている

「首長の育休(取得)は反対。世間が育休をとれる環境をつくってからとるべきだ」
「首長が先頭にたって育休をとって『機運の醸成を』というが、あまりに世間を知らなさすぎる」
「船長である首長が、船が沈む時乗客より先に逃げ出すのはどうか」

特別職の知事や市長は、職員の休暇を規定する条例などが適用されないため、休んでも報酬の減額はないそうである。




★この問題は、既に『育児休暇』という制度があるので、賛成、反対の議論をするつもりはないが、
少なくとも、リーダーたる人が、『どう考えるか?』と言う自分自身の態度の問題だろう。

箕面の倉田市長は、私は『好きな市長さん』だが、ブログにはさらっとこう書かれている

育児休暇の問題よりは、第二子の男の子誕生の嬉しさの方が率直に出ていて、『微笑ましい』のだがーーー。

これが、世の中の議論の対象となって、若し騒がれたら是非ちゃんとした見解を述べてほしいと思っている。
倉田さんは、橋本さんと殆ど意見一致するのだが、この問題はどういうことになるのだろうか?



●写真は、グッドタイムスタンブラー からです。

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コメント (4)
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