雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

世の常識のウソ

2013-02-13 05:21:58 | 発想$感想

 

★世の中の特に業界の常識はウソが多い。

というより『ウソだ』と言い切った方が正しいような気もする。

政界でも、財界でも、その他いろいろな業界で言われている常識みたいな定説は、みんな自分たちを守るための体のいいウソを並べ立てていることが多いのである。

そんな発想がなされた時点では、それは仮に真実であっても、長い年月が流れ周りの状況が変化しても、それに気付かずに、或いは気付いていても自分の身を守るために、そのままおかしな常識がまかり通っている場合がほとんどである。

 

ただ、そんな常識を覆すのは、簡単なようでなかなか難しい。

なぜなら常識=多数派 であるから、それを覆そうとする正しい意見は、必然的に少数派になってしまうのである。

いつも引用する服部吉伸さんの言葉の中にも

通用する発想とは正しく現状を捉え説得力があり、やがて多くの人の賛同を得られる考え方を指している。
ここでやがてという言葉を使っているのは、正しい考え方が最初から多数派である筈がないからである。

というのがある。

 

★大阪の知事に橋下さんがなってちょうど4年が経とうとしている。

大阪市長になってからは、何年なのだろう。

何にもしていない、などと論ずる新聞もあるようだが、大阪の橋下さんが何もしていないのなら、他の首長はそれこそ何にもやっていない『給料泥棒』だと思う。

 

大阪市の組合問題も、教育論も、地下鉄の民営化も、浄瑠璃も、体罰問題も、みんな最初は反対論みたいなのが多くて、少数意見ではあったが、今は『やがて』の時期なのかみんないい方向に収まりつつある。

多分、みんないい方向に行くだろう。

端的に言えば、それらはみんな長年の間に『大阪市政の常識』になっていたモノなのである。

然し、 その常識をひっくり返すような奇人、変人の類は世にまたそんなに沢山はいないので、ずっと常識として通ってきた。

 

 

★昨日、ニュースをチェックしていたらこんなのがあった。

ちょっと中味をはしょってご紹介する。テレビの番組の話である。

 

 

「テレビが面白くなくなった」と言われて久しい。だが、大阪には在阪テレビ局が制作して大ヒットした番組がいくつもある。百田尚樹さんは、人気番組を作り出す秘訣は「タレント頼みでなく企画こそ命」と言い切る。「紳助さんも上岡龍太郎さんもいなくても、企画さえよければ視聴率は取れる」と訴えた。

 ■金がないなら知恵を出せ

 百田さんは1月、在阪テレビ局の制作担当者を前に講演。「大阪のテレビ局はお金がない。在京局と予算が1桁違う中で対抗しないといけないのです」。だが、それは必然的にアイデア勝負になる、という。「テレビは企画が命」と言う百田さん。

ところがここ15年ほど、日本全体が、企画よりタレントの力を借りた番組が多くなったと嘆く。大阪も同様の流れが漂う。タレントを組み合わせるだけで、「タレントによりかかってばかりで、モノを作る姿勢がどんどん抜けていくような気がして悲しかった」。

■きっかけは紳助さん引退

 ところが昨年、日本一視聴率をとるといわれた島田紳助さんの引退を機に、転機が訪れた。紳助さんで成り立ったと思われた番組が実はそうではなかったことに、テレビ関係者が気づき始めたのだという。実際、引退前後で番組視聴率はほとんど変わらない。一昨年亡くなった児玉清さんが司会を務めていた、ABC系「アタック25」も同様だ。

 

 この話は、なかなかオモシロイ。

番組そのものは『仕組み』で、 タレントはその上で動く『駒』みたいなものである。

 

 

★然し、タレントもまた大きな要素であることは間違いない。

橋下徹だとか、明石やさんま などはこれは、なかなかのタレントで彼らでないとやれない面を持っているのもまた事実ではあるのだが、

兎に角『アタマを使う』『考え続ける』 習慣をつけることだと思ったりする。

ずっと『考え続けると』アイデアなど幾らでも浮かんでくるものなのである。

 

私は今でもそれを信じているし、若い、柔軟だと言われる人たちよりも、柔軟に発想できる、それが『体質』になって身にしみついているように思うのである。

 

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