関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

社会保障の充実を求める行動に同席

2007年09月22日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 9月21日(金)、鶴岡・田川地域社会保障推進協議会(鶴岡社保協・会長松浦隆氏)の「ミニキャラバン」が鶴岡市を訪れて、国保、介護、福祉の各担当課長と懇談しました。
 
 
 最初に市側から、会が事前に届けた要請書に対して、生活保護、国保、介護保険などの状況説明がおこなわれました。
 会側からは、「介護報酬が低く、労働者の労働条件が保障されないため、職員を募集しても集まらない」「要介護3だった方が、状態が改善して要介護1になったら、介護用ベッドの貸与が受けられなくなった。(生活上必要なのに使えなくて)困っている」「後期高齢者医療制度が実施されると大変なことになる」などの実態報告と対応の要請がありました。 
 私も同席して、会の要望事項について市側に対応を求めました。

 市側の説明で重要と感じたことは、
  ①生活保護の母子加算廃止で、子どもが15才以下の場合
    H18年度20020円→H19年度13350円(H21年度まで廃止)
  ②同じく、子どもが16~18才の場合
    H18年度6670円→H19年度0円
  ③被保護世帯数 H13年度492→H18年度743
  ④介護施設入所申込者(入所待ち)数
   H17年12月588人→H18年12月935人
  ⑤国保の短期保険証(有効期間3ヶ月)発行世帯1186世帯

 そのほかにも色々ありましたが、市民生活の一番厳しい層のところから、困難な事態が広がっていることが示されました。

秋の海







 


「スポーツと健康」、全国で問われています

2007年09月22日 | 子育て・教育
 昨年の全国高校サッカーで準決勝に進んだ鹿児島県神村学園高校サッカー部で、指導者が部員に「サッカーができない身体にしてやる」などと言いながら太ももを蹴ったという体罰事件が報道されました。
 報道によるとこの指導者は、これまでも暴力事件を起こしたことがあるということですが、今回も「チームがうまく育っていない」ことに腹を立てたことが暴力の理由だとされています。
 同高校では野球部も監督が暴力事件を起こしていると報道されています。

 恐らく、競技さえ強くなれば何でも許されるという気風が蔓延していたのでしょう、暴力事件を起こしてもそのまま指導者の立場に居続けていたということにもそれが現れています。

 21日には、埼玉平成高校ゴルフ部で、コーチが部員を打席の前方(60~70m)に立たせてボールを打ち、部員の頭部にボールを当てて頭蓋骨陥没骨折の重傷を負わせたというニュースが流れました。

 その練習がどのような効果のあるものかはわかりませんが、「安全を確保する」という観点の欠如、もっと言えば部員の人権を尊重する思想の欠如の結果引き起こされた事件と思います。

 私のこの度の議会の一般質問は、こういうことを問題にしてのものでした。
「勝つことや厳しく鍛えることのみにスポーツの意義を求めてしまうような誤った考え方、本来の趣旨がよく理解されていないために起こっている事態。学校、スポ少関係者、保護者にとって残念な事態であり、何よりも子どもたちのために克服していかなければならない課題。」(20日付ブログに載せました)。
 学校生活を忘れた練習を課すこと、子どもの健康を無視して「頑張らせる」こと、すべてその根本にあることは同じものではないかと思います。
 これからも追求していきたいと思います。