関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

小中学生がいて、生活の大変な家庭を支援する

2008年11月29日 | 子育て・教育

 5日の一般質問では、水連問題とともに、「就学援助制度の改善」を取り上げます。

 就学援助制度とは、小中学生のいる家庭に、学用品、給食費、医療費などを援助する制度です。
 
 国の支給基準は、以下のようになっています。
            小学校     中学校 
 学用品費   11100円   21700円
 通学用品費   2170円     2170円
 通学費     38200円   77200円
 校外活動費
      宿泊あり   1510円    2180円
   宿泊なし   3470円    5840円
 給食費       実費       実費
 医療費     6つの学校病(
 日本体育・学校健康センター掛金
 入学準備金  19900円   22900円
 
  ※学用品費は、
    ①クラブ活動費(中学のみ)があるが、柔道、剣道、スキーに限られる。
    ②体育実技用具費があるが、同じく三種目のみ。
 

 格差と貧困拡大の「構造改革」の政治のもとで、経済的に困難な家庭に支援をおこなうこの制度の意義は、ますます重要になっています。

 ところが、2005年から、「三位一体改革」のもとで、国の補助金が大幅に削減されました。
 国の補助金が、要保護世帯(生活保護)に限定され、それに準ずる世帯(準要保護世帯)については、一般財源化(用途を限定せず、色々な項目を一括して自治体に支給する)してしまいました。  

 国の姿勢を改めさせることが根本的な課題ですが、今回の質問では、そのことは「置いといて」(時間の関係でやむを得ません)、保護者にもれなく・十分に知らせること、申請・給付の際の保護者の負担を無くすることなど、具体的な問題の解決を図ろうと考えています。

 援助を受けながら厳しい暮らしをしている、母子家庭のお母さん方から聞いた声に応える仕組みを作っていきたいと思います。

 


もともとこちらが予定していた質問テーマでしたが、「詰め」の段階で、水連問題が出てきたので、こちらの準備も押せ押せで大変です。