白雲去来

蜷川正大の日々是口実

AERAとオウム真理教。

2011-03-30 19:32:46 | インポート

三月二十九日(火)晴れ。

 三月も後二日で終り。震災から三週間が過ぎようとしているのに、余りの被害の大きさに、何処もかしこも手付かずの状態である。ホントかどうかは知らないが、民主党による公共工事の激減策で、土建会社の仕事が減り、結果大型重機が余り、中国などへ二束三文で売り飛ばしてしまった。そのせいで、被災地へ持って行く重機が足りない。という記事を読んだ。さもありなん。前にも書いたが、最悪の内閣の時に、最悪の災害が来た。天災プラス人災が加わったのだから、こんなに間の悪いことはない。

 原発もどうなってしまうのだか。埼玉大学の長谷川三千子先生から電話を頂き、「政府も東電も、すでにメルトダウン状態になっていることを隠しているのではないか」。「作業員が命の心配をしているのなら、決死隊を組織して一日も早く、原発の状態を平穏にしなければ」と仰っていた。正に同感です。

 今頃、フランスの専門家に頭を下げているぐらいだから、本当はかなりヤバイ状態であることは間違いないだろう。事態は深刻である。しかし、我々に出来ることは、ただ祈ることぐらいしかない。こんなことで次代に禍根を残すならば、我々は、これから生まれてくる子供達や、若い人達に申し開きが出来ない。私のような老兵はともかく、若い人たちのために、一日も早く、この深刻な事態がおさまることを祈るばかりである。

 そういえば先週の「AERA」の表紙が問題になっているらしい。その表紙をめぐって劇作家の野田秀樹さんが、その表紙と「放射能が来る」というタイトルに抗議して、連載を打ち切ったそうだ。問題となった表紙とはこれだ。

Photo

 私は、これを見たときに、ん、んんんんーん。どこかで見たことがあるぞっと思って、事務所の書棚を探したら、ありました。そうです「オウム真理教」の機関誌の表紙とそっくりなんです。

Img563

 どうですか。怖いですネェー。まあどうでも良いことですが。

 夜は、缶ビールを一本だけ飲んで真面目に、早目に寝ました。


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世の中は三日見ぬまの桜かな。

2011-03-29 18:39:45 | インポート

三月二十八日(月)晴れ。

 遅ればせながら、今日からボチボチ歩き始めた。自宅近くの桜の木には七部咲きの桜が。正に、世の中は三日見ぬ間の桜かな。である。

P1000110 ※日本人には桜ですネェー。

 愚妻が、病院へ行った後は、大手スーパーの中にあるファースト・フード店に寄ってコオヒイタイム。思いがけず、藤巻強氏と遭遇。

 帰りは、スーパーで買い物をしたのでバスで帰った。スーパーといえば、カツオの美味そうなのがあって、しばし立ち止まったが、考えて見れば今日は、町内のオヤジ連中との飲み会がある。トイレット・ペーパーやティッシュの品不足も解消したと見えて、陳列棚には沢山あった。

P1000108 ※沢山ありました。

 帰宅後は、真面目に机に向って仕事をした。夜は、町内のオヤジとの飲み会が、中華ソバ屋であったが、禁酒をしているので、三十分ほどいて帰宅した。

 十二時近くまで、機関誌の校正をして、寝た。正しい一日だった。


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もう何が何だか分からん。

2011-03-29 01:42:25 | インポート

三月二十七日(日)曇り。

 大震災に原発事故と日本中が上や下にと大騒ぎしている中で、私といえば、陸の孤島に取り残された棄民のような生活をしている。元気な同志は、どんどん東北の被災地へ行き、救援活動に汗を流し、行けない人たちも真面目なブログで、世を憂い、慷慨している。

 医者に月末まで酒を禁じられているので、原稿を書くか、本を読むか、好きなDVDを見る以外にすることもなく、春休みで弁当がなくなった子供達の昼食まで作らなければならないし、忙しいのか暇なのか全く分からん。

 というわけで、連載させて頂いている「実話ドキュメント」と「実話時報」の原稿を脱稿し、遅れている機関誌を二月分作っている。座ってばかりいるので、元ドラマーの野木三平から教えて貰った「根太」と言う物が出来て、あわててオロナインを塗ったが、塗るときのポーズが全くアホで、とても家族には見せられんと、一人でブツブツ言うようになった。デブ症、ではない出不精症候群の初期である。

 もし、禁酒と、自宅引きこもりがあと一週間も続いたならば、体中に毒が回り、悶死するかもしれない。NHKでは相変わらず原発事故のことを、関係者を呼んで解説しながら放映しているが、もう何がなんだかさっぱり分からなくなってきた。水を飲んで良いのか悪いのか、野菜を食べても良いのか悪いのか。「毎日食べ続けて体に影響はありません」と言いながら出荷制限を行なっているし、赤ん坊に水道水を飲ませてはいけないというから、近所のスーパーまで水は売っていない。

 小島よしのり風に「そんなの関係ネェー」と、個人的には、ほうれん草も生水もがぶがぶ飲んでいる。放射能で死ぬことよりも、高血圧、糖尿、胃がん、肝臓癌、脳卒中で死ぬ確立のがうんとこ高くなった還暦のオヤジには、放射能なんて馬耳東風。馬鹿な若い奴は、老後の心配をするけれども、人間、老後どころか、五分先の事も分かりはしない。五分先の事が分かれば、交通事故で死ぬ奴ぁいない。

 災害支援で日本に来ている各国の人たちの活躍ぶりもテレビで見たいものだ。そうすれば日本に来ているそれらの国の人たちも鼻が高いだろうに。イギリスのテレビで見た、一つ、ン万円もする災害用のパックは日本に来ているの。来ていたとしたらどこで使われているのか、とっても知りたい。そろそろ避難所マップでも作って、どこの避難所には何人いて、何が不足なのか教えて、そこに物資を送るように宅急便も頑張りなさい。

 選挙速報のように、ここの避難場所には水が千本になりました。とかやれば、善意の物資が行き渡るように思うのだが。まあ素人のヨタ話で申し訳ありません。

 

 


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灯油のランタンが欲しくなった。

2011-03-27 19:36:37 | インポート

三月二十六日(土)晴れ。

 良い天気である。早く、この春の暖かさを東北地方の人に届けてあげたい。

 今日は、青山墓地にて金玉均の慰霊祭があるとのことだが、不思議なことに案内状が来ていない。木村三浩氏に確認すれば、事務局のみでこじんまりとやるとのことで、それでは欠席と決めた。 

 先月からFacebookを始めてみた。しかし、始めたのは良いが、コメントに応答する程度で、どうもイマイチ写真の貼付だとか、動画の貼り付け、リンクの仕方が良く分からない。随分と会っていない同級生などと再会できればとも思ったが、考えて見れば、六十にもなってFacebookはおろか、パソコンをやっている人も少ないかもしれない。そんなことを気にせずに、もう少し憶えてみるか。

 良い天気なので、家族でみなとみらいに出かけた。別に何か買う目的もないが、ぶらぶらするのには、ここが一番好きだ。スポーツ洋品店を覗いて見たが、やはり乾電池のランタンはなく、ホワイトガソリンも売り切れていた。ガスボンベを使用するランタンは少し残っていたが、一万円近くもするので敬遠されたのかも知れない。

 私は、別にこう言う時期だからではなく、ランタンが好きである。あの仄かな灯が醸し出す雰囲気が好きだ。ランタンの明かりの下で、焚き火を囲み、一杯やる。子供が生まれる前などは、暇さえあればキャンプに出かけたものだ。一番お気に入りは、コールマンの「赤ランタン」。その他、三つほど持っているが、なぜか赤ランタンが一番いい。

 義兄がキャンプの達人で、灯油用のランタンを二つ持っている。今は販売していないオプティマス社製のものである。一時は、叫びたくなるほど欲しかったが、灯油用のものは、点火が難しく、素人では扱いにくい。つまり、ホワイトガソリンのように、単にポンピングして空気を送れば火が点くものと違って、灯油を加圧して液状化にする(ブレヒート)が難しいのだ。もう少し慣れてからと思っているうちに、結局、キャンプに行く機会がなくなってしまった。

 今回の震災があってから、また灯油用のランタンが欲しくなった。何といってもスタイルがいい。いかにもランタンと言う感じで無駄がないのだ。値段が高いのが少々難だが、それよりも愚妻に気づかれずに買うのが、もっと難しい。あーあベトロマックスが欲しい。

 夕方、お友達の京子ちゃんと、娘のアイリちゃんが私の誕生日プレゼントを持って来訪。焼酎を美味く飲むためのカラカラと陶器の焼酎サーバーと陶器のお猪口。月が変り、医者のお墨付きが出たら早速それを使って飲むことにしましょう。


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備えあれば、憂いなし。

2011-03-25 23:35:15 | インポート

三月二十五日(金)晴れのち曇り。

 何時になったら暖かくなるのだろうか。午前中に、近所のスーパーに買い物に行った。品物は多少少ないと感じる程度で、ほとんどの品が揃っていた。ただ相変わらずなかったのは、トイレット・ペーパー、ティッシュ・ペーパーにミネラルウォーター。そしてなぜか納豆の陳列棚に、「お一人様一点」の貼紙があった。

 そうそう電池、それも単一の物が一本もなかった。あとないものといえば、簡易ガスコンロのガスだ。「買占めはやめよう」と政府が訴えているが、これは何も庶民が悪いわけではなく、政府がしっかりしていないからだ。誰だって、あれだけ大きな地震に見舞われたなら、「電気、ガス、水道」の心配をして当然だ。「買占め」というと悪く聞こえるが、「備えあれば憂いなし」と誰もが思ったのに違いあるまい。

 もし、私達の住む都会で、電気、水道、ガスが止まったならば一体どうなる。慌ててスーパーや食料品店に押しかけるよりも、今の内に用意をしておこうと思ったとしても、決して非難されることではない。まして東北のあの悲惨なニュースに接し、連日のように余震が続いたならば、多少の買いだめも仕方がない。買いだめがダメと言うのならば、政府の主導で、備蓄米を放出するとか、ジャパネットタカタにお願いして電池や懐中電灯、トランジスターを大至急、中国や韓国、あるいは台湾などから輸入すれば良い。一週間もあれば、山のように市場に出回るに違いあるまい。どうしてそんな簡単なことが出来ないのか不思議でならない。

 発電機だって、東京以西の店には沢山あるだろうから、政府の「買出し班」を組織して、買い付けに行ったらいい。

 私だって、いつ水道が止まってもいいように日頃から、風呂の水を溜めておいたり、ミネラルウォーターを用意している。最もこれは酒を飲むためのものだが、ヤマト便のミネラル水のお得意さんである。計画停電が実施されて、もし夜に電気が止まったなら、どうやって食事をとる。マンションであったなら、電気が止まれば水も出なくなる。場所によっては、停電になると、水道のポンプが動かず、一般の家でさへ断水になることもあるという。

 そのためには、懐中電灯、トランジスター、ランタン等は必需品である。夏であれば、我が家はキャンプ用のランタンがあるので、外で食事しても良いが、ガソリンのものは家の中では使用できないし、今は外で食事をするのには寒すぎる。

 スーパーの人も言っていたが、地震から二週間が過ぎて、被災地以外の所では、「大体どの家庭にも一応の備蓄が出来たのではないか。だから店内も落ち着いてきた」と話していた。横浜だって、いつ地震が起こるかわからない。その時のために、多少の備えは必要なことだと思う。自分達が不自由していて、他人の支援など行なえるわけがない。

 沖縄の同志である新垣和彦氏より、充電式の懐中電灯を送って頂いた。ランタンにもなるすぐれものである。一度充電すると十時間も持つ。沖縄でも電池や懐中電灯はスーパーや量販店からなくなっているとのこと。ありがたいことだ。

 野党となった自民党は、豊富な資金があるのだから、不足している物が何かを調査して、すみやかに物資の調達をすべきだと思うのだが。総理の顔が見えないと言うが、自民党の顔もまったく見えない。

 今日は、自宅で、部屋の掃除を行い。午後から手紙を三通、葉書を四枚書いて、カタログを一通、機関誌の校正を行ない、医者に言われた禁酒を守って、おとなしくしていました。

 


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