白雲去来

蜷川正大の日々是口実

彼岸花は「はっかけばばあ」だって。

2014-09-30 11:48:49 | インポート

九月二十八日(日)晴れ。

朝起きて、雨戸を開けると絵に書いたような秋晴れの空が広がっていた。貧乏性なので、日曜日に今日のように天気が良いと、何もせずにいることが勿体ないと思ってしまう。とりあえず、家中の窓を全開にして空気を入れ替えた。布団でも干そうかとも思ったが、今日はお墓参りに行く。もし急に雨でも降ったら目も当てられないので、断念して出かけることにした。天気が良いことだけで気持ちが華やぐのだから、安上がりにできている。

東名SAのポルトガルというパン屋で「メロンパン」を買ってから伊勢原へ。野村先生のお墓のある日向(ひなた)は彼岸花の群生地として有名である。一週間前ぐらいだったなら花の盛りだったのだろうほとんどが盛りを終えた物ばかりだった。それでもまだ綺麗に咲いている物もあり携帯のカメラに収めた。

Dcim0087 

この彼岸花、別名曼珠沙華とも言い、何か有難い花のようにも感じるが、チョット調べてみたらこんなことが書いてあった。

日本では水田の畦や墓地に多く見られるが、人為的に植えられたものと考えられている。その目的は、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ように、墓地の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためとされる。モグラは肉食のためヒガンバナに無縁という見解もあるが、エサのミミズがヒガンバナを嫌って土中に住まないためにこの草の近くにはモグラが来ないともいう。

異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもある。(ウイキ)

田中絹代、有馬稲子や久我美子といった美形が共演した小津安二郎の映画「彼岸花」や山口百恵が「マンジュ・シャカ恋する女は、マンジュ・シャカ罪作り。白い花さえ真紅に染める」との歌のイメージがいっぺんに崩れてしまう。いくらなんでも「はっかけばばあ」はねェ-。

来月の十九日の墓前祭の打ち合わせとご挨拶をしてから野村先生のお墓と私の両親のお墓に詣で帰路に着いた。

国道に出るまでの道は、カメラを持った彼岸花の撮影をする人で狭い道は走りづらい。途中、「寿雀卵」を買って帰ろうかと思って販売所に寄ってみたが、すでに「売り切れ」で閉まっていた。久しぶりに246沿いの蕎麦屋「久左」で昼食。何年振りだろう、お店の前にあったファミレスが新しいお店に代わっていた。「久左」の「手打そば」が好きだ。吉永小百合の追っかけをしていると言うおばちゃんも元気そうで安心した。ただ久しぶりなので、私の顔を忘れていて苦笑する。

帰りに、横浜駅の「ヨドバシカメラ」に寄り、「アドビ」のソフトの説明を聞く。学割を使っても毎年二万五千円。月極めで三千円と言う物もあるが、まっそのうち子供の名前で学割の物でも買うか。

「そごう」で夕食の買い物。何と、私の好きな「能登屋」が出店していた。大喜びで「玉ねぎ揚げ」と「もやし揚げ」を買った。魚屋にカツオがあって、ふふふな感じ。千二百四十円はちょっと高いかとも思ったが、食べてみたら今シーズンで食べたカツオのベスト3に入るほどの上物で感激した。珍しく「晴耕雨読」の四合瓶を飲む。しかしラベルの漢文だが、あれって漢字を並べただけで「漢詩」の韻を踏んでいるのかなー。誰か教えて。


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島原大変、肥後迷惑。

2014-09-30 10:50:31 | インポート

九月二十七日(土)晴れ。

御嶽山が噴火して大勢の登山客が犠牲になったとテレビのニュースでやっていた。山登りは趣味ではないので、恥ずかしいことに御嶽山がどこにあるのかも、ニュースを見るまでは知らなかった。ただ、有名な「木曽のなぁーなかのりさん。木曽の御嶽山はなんじゃらホイ。夏でも寒いヨイヨイヨイ」の歌ぐらいは知っている。のんびりとした調子の歌からは、今回の噴火による大勢の犠牲者が出たことなど、とても想像できない。

火山と言えば、平成三年の普賢岳の噴火による火砕流で四十三人が犠牲になったことが、まだ記憶に新しい。この時初めて「火砕流」と言う言葉と、恐ろしさを知った。この普賢岳の噴火によって寛政四年四月一日に肥前国島原(現在の長崎県)で発生した雲仙岳の火山性地震およびその後の眉山の山体崩壊(島原大変)と、それに起因する津波が島原や対岸の肥後国(現在の熊本県)を襲った(肥後迷惑)ことによる災害から、「島原大変、肥後迷惑」という言葉のあることを知った。

まあ私としては、これからも登山などするつもりはないので、噴火に遭遇する機会もないとは思うが、富士山を始め伊豆諸島や浅間山があり、もし噴火したら例え横浜とはいえ被害は避けられないだろう。亡くなられた方に合掌。

大地震や竜巻に、集中豪雨。そして今回の御嶽山の噴火・・・。何かがおかしくなっているのに違いあるまい。皆さん。それぞれ奥さんは大事にしないと。何せ「山の神」というぐらいだから。

午前中は、家族で家の掃除。午後からは、事務所にて仕事。夕方に、今夜の肴を探しに、みなとみらいのスーパーへ。残念ながら都はるみの歌程度の物しかなくスルーした。都はるみの歌ですか。「三日遅れぇーの」でっせ。酔狂亭で月下独酌。


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どんぐりとシャンゼリゼのマロニエの実。

2014-09-29 18:27:27 | インポート

九月二十六日(金)曇り。

朝食後に軽く散歩に出た。私の家からはあまり知られてはいないが「英連邦墓地」がすぐ近にある。戦中、日本国内で死亡した連合軍捕虜約3500人のうち、アメリカ人とオランダ人の遺骨は戦後母国に持ち帰られたが、イギリス、オーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランドなど英連邦の人々の遺骨は横浜の英連邦戦死者墓地に埋葬さた。13ヘクタールの広大な敷地は、イギリス区、オーストラリア区、カナダ・ニュージーランド区、インド・パキスタン区、戦後区に分けられ、各区に1人1人の墓碑が整然と並んでいる。墓碑には氏名、部隊名、階級、認識番号、死亡年月日、年齢、遺族の言葉などが刻まれている。

冷やかしで入る所でもないので、近所と言っても二三度しか、行ったことがない。この墓地は児童遊園地(遊園地と言っても遊具などはなく自然の公園である)の一角にあるために周りを歩いていると、この時期どんぐりが沢山道に落ちている。人や車に踏みつぶされて、可哀そうでもある。一度、それを拾って鉢に植えてみようかとも思っているが、いつも思うだけで実現したことがない。子供の頃は、良くどんぐり拾いに行ったものだが、あまり拾えず、稀に見つけると嬉しくなったものだ。どんぐりを見ると、そんな子供の頃を思い出す。

Dcim0084 ※こんなに沢山落ちている。

二十年も前のことだが、マロニエの並木のあるパリのシャンゼリゼで、マロニエの実を三つほど拾って日本に持って帰って来たことがあった。鉢に植えて育ったら、それを見るたびにパリを思い出すかと思ったが、残念ながら全滅だった。

43160025 ※枯葉散る夕暮れは・・・。セーヌのほとりで。

午前中は事務所にて仕事。午後から高校の同級生の会社に行き頼みごと。偶然にも共通の友人でもあるS氏も来訪していて二時間ほど歓談。

夜は、後輩が戦線復帰した祝いの酒。といっても不如意なので大した接待も出来ずに定宿の「やまと」にて一献会。しばらくして友人も来訪して楽しい酒席となった。その後、福富町へ転戦。朝が早かったのと、楽しい酒だったのであっという間に酔ってしまい十時前に帰宅。


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真面目に機関誌の製作。

2014-09-29 13:07:18 | インポート

九月二十五日(木)雨。

雨か。そう言えば太田裕美の「九月の雨」という歌が好きだ。と言っても彼女のアルバムも買ったことはないけれど、テレビやラジオで時折聞けば、あの透き通るような歌声に癒される。「九月の雨」の歌詞の中に「季節に褪せない心があれば、人ってどんなに幸せかしら」。というくだりがあってナルホドと感心したことがある。この歌を聞くと、なぜか黄昏時の雨の六本木が思い浮かぶ。まあどうでもいいか。

機関誌の製作の為に真面目に事務所でPCの前に座っていた。第206号には評論家の猪野健治先生の「右翼・民族派の歴史(明治・大正期)」や、「日本週報」の昭和28年4月号の「治安当局が見る右翼の台頭」などを掲載する。

猪野先生の原稿は、右翼・民族派の歴史をとても分かりやすく解説している。知られているようで、知られていない右翼運動発祥の歴史を紐解くにはとても良い参考書となると思う。長いので前篇、後篇の二回に分けて掲載します。

また「治安当局が見る右翼の台頭」は、恐らく当時の公安関係者か、そのOBがペンネームで書いたものと思うが、戦後の右翼運動の現状が分かって、参考になる。また当時も今も、警察関係者が見る右翼・民族派のイメージにはほとんど変わりがないことに驚かされる。他には、野村先生がプロデュースした映画「斬殺せよ」に関して私が書いてみた。

更に札幌の同志の佐藤さんの「銀河蒼茫への返歌」、杉山茂雄さんの「歴史墓散歩」、福田秀春さんの「銀河蒼茫を読む」。毘沙門寺岡さんの「新・草茅危言」など注目記事が満載。

夜は、「みんみん」の餃子とカニサラダを肴に酔狂亭で独酌。


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群青忌のご案内。

2014-09-27 16:29:30 | インポート

九月二十五日(木)晴れ。

群青忌のご案内。

群青忌のお知らせです。
10月19日(日)。法事と墓前祭は午前11時~正午まで。場所は伊勢原・浄発願寺。(小田急の伊勢原駅に午前10時まで送迎のマイクロバスが待機しています)

※一般参加の方は、参加費等無料です。

直会・午後1時30分より中華街・均元楼にて直会(懇親会を)行います。※会費はお一人¥7000です。当日、浄発願時にて受付を致します。(バスで中華街までお送り致します)
ご不明の点は(株)二十一世紀書院まで。090-6300-7075

尚、伊勢原での墓前祭のみの参加でも構いません。また直会のみの参加でも結構です。いざ我が友よまず一献。

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21 ※私が作ってみましたが、上手くできません。


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