白雲去来

蜷川正大の日々是口実

「帰ってきたヒトラー」は、極めて暗示的な映画だった。

2016-06-29 11:19:20 | 日記
六月二十八日(火)雨後曇り。

古い同志で、ドイツ通、フェイスブックでも「友達」になっている後藤修一さんのツイートの中に、「『帰ってきたヒトラー』をまた観た。やはりとても良く出来ていた。原作との違いも上手く作られている。歴史を、つまりヒトラーをよく知っているとより楽しめるだろう!」というものがあって、これは是非見に行かねばと思って、上映劇場を検索した。

自宅から、車で二十分ほどの、京急の上大岡駅前にある「ミオカ」の三階にあるシネマズと言う映画館で上映していることを知り早速出かけた。シニア料金で千百円喜ぶべきなのだろうが内心は複雑である。場内は三十人位の私と同輩の人たちがいた。喜劇なのかドキュメンタリーなのか区別が難しいほどよく出来た映画だった。ちょうど英国のEU離脱や移民、難民問題で台頭するヨーロッパの極右勢力といった話題が世間の耳目を集めている中で、この映画はとてもタイムリーかつ、暗示的でもあった。

夜は月に一度の町内の仲良しさん達の飲み会。適度に飲んでへろへろになって帰宅。

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選挙葉書き。

2016-06-28 17:21:24 | 日記
六月二十七日(月)晴れ。

ほとんど家と事務所を行ったり来たりばかりなので、参議院選挙の喧騒が感じられない。その代わりと言ってはなんだが、自宅や事務所に友人、知人からその人たちが応援している候補者の選挙ハガキが届く。

何の縁か知らないが幸福なんとかという政治団体から立候補している女性のハガキが何枚か届いた。多分私に送った人はその幸福なんとかと言う政治団体の女性を本気で応援しているのではなく、おそらく下心なのだろうが、それがミエミエなのでかえって面白い。私が、そんな政党や候補者に票を投じないことは、葉書きを送ってくれた彼が一番良く知っているのに違いない。

申し訳ないが、この歳になればどの政党の誰を応援し投票するかということは、いまさら人から言われるまでもなく、心に決めている。どの党のどの人に投票するかというということを公表すると語弊があるので、ここには書かないが、どのくらいハガキのノルマがあるのかは分からないが、ご苦労なことだと思う。正直言って、私にはそういう時間と労力を使ってまで応援しなければいけないと言うほど思い入れのある候補者はいない。

神奈川を選挙区としている候補者の中にだって、どうしてもこの人でなければ駄目だと言う人は今回はいない。それでも国民の権利と義務を全うするために投票には必ず行くことにしている。

野村先生は、平成四年の夏の陣、第十六回参議院選挙において自ら「風の会」を率いて立候補した。その選挙戦の最中に詠んだ句が、「勝敗は問わず決死の雲の峰」である。

夜は、エビチリ、レタスのサラダ、スタッフドピーマン、麻婆豆腐を肴に珍しく自宅で紹興酒を飲んだ。

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原稿が多くて、嬉しい悲鳴。

2016-06-27 17:50:40 | 日記
六月二十六日(日)晴れ。

良い天気だ。目が覚めて、雨戸を開けると、朝の光がドバッーと部屋を満たす。いいなぁー。金があろうが無かろうが、心が満たされる。安上がりにできているものだ。

朝食後は、機関誌の編集。私の機関誌『燃えよ祖国』に、遅まきながら「オバマ大統領の広島の慰霊碑訪問をどう思うか」というテーマで、原稿を募集した所、何と、二十二人の人たちから原稿を寄せて頂いた。ほとんどが、私の機関誌の購読者なのだが、FBにアップした所、購読者以外の「友達」の方からもお寄せいただいた。編集者としては、嬉しい悲鳴である。原稿に目を通してみると、民族派、保守と言えど様々な意見があることが分かる。もちろん討論の場ではないので、それらの人たちへの「反論」の場は設けていないが、ナルホドと思うことばかりだ。

イギリスのEUの離・残は国民投票で、離脱派が僅差で勝利した。しかし、残留を望む人たちも半数近くいるのだから、一見、国民投票というものが、究極の民主主義のように言われているが、結果を受け入れることは難しいと、思い知らされた。我が国の改憲の国民投票は、三分の二であるから、結果として受け入れざるを得ないだろうが、半々に近いと言うのは、難しい選択を迫られる。

今回のイギリスの結果を見て、一部のマスコミの、「偏狭なナショナリズム」とか「極右の台頭を憂慮する」などという論評があったが、そんな簡単な事ではないだろう。しかし、ほとんどの評論家が「残留」に終わるのではと、楽観視していたのが、あららら、と言う感じだ。ヨーロッパもこれから激動の時代に入るのだろうか・・・。

夜は、今日も陸上の日本選手権を見ながら独酌。女子の二百メートルでの福島千里の日本新が圧巻だった。(福島のサインが欲しい)それと男子の五千の決勝も見ごたえがあった。かつての箱根の名ランナー同士が競り合い、結果、一万に続き、早稲田のOBである大迫が優勝した。でもどうせなら、すべての競技を中継してほしかった。

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音声入力のソフトが、中々良かった。

2016-06-27 17:22:50 | 日記
六月二十五日(土)曇り。

随分前のことだが、亡くなられた三浦和義さんに勧められてパソコンの「音声入力」のソフトを買った。確かIBMだったと思う。私の声の音声認識をさせるために、随分と長い、幾つもの例題を読み上げ、認識させるのだが、これがかなり大変だった。しばらく使ってみたが、やはり使い勝手が悪く、文字化けも多くて、正直言って使い物にならなかった。まあこんなものかと、勉強させて頂いたと思って、パソコンを交換するときに、ソフトの入れ替えをしなかった。

二、三日前に友人から、音声入力のソフトも昔の物とは随分と違って、進化していますよ。と言われ、「ドラゴンスピーチ」というソフトを教えられた。パソコンで検索してみたら、簡単そうで、私にもすぐに使いこなせそうだ。と言うことで、横浜駅のヨドバシカメラへ。

結果は、中々いいじゃん。サクサク動くし、文字化けも少ない。かなり長い言葉を伝えても、変換も早い。こりゃあ良いものを紹介されたと、納得した次第。

夜は、録画しておいた陸上の日本選手権を見る。百メートルの決勝が圧巻だった。それでも十秒を切らないと、世界の舞台では、余程運が良くなければ決勝には進めない。それでもオリンピックで、日本の陸上陣が活躍する姿を見たいものだ。

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スーダラF本社長から、電話攻撃を受ける。

2016-06-26 13:39:53 | 日記
六月二十四日(金)曇り後雨。

梅雨らしい日が続いている。と書くと文字面は良いが、連日の雨は、かなわんなぁー。と思っていたら、何と午前中の十一時五分前に民族派系の出版社のT展社のF本社長から電話が入った。今日の午後に判明するイギリスのEU残留、離脱の問題、あるいは参議院選挙の動静、あるいは、南京訴訟における勝訴に対する祝勝会の話・・・。など様々な出来事が速秒で頭をよぎった。

しかし、しかしだ。さすがにF本社長。電話の向こうからブーンと酒のにおいがする。私の携帯は、「酒探知」の機能が付いている。F本社長、シラフの時は、異常に不機嫌でテンションが低いが、一たび酒が入ると、機関銃のように饒舌となり、ハイテンションとなる。ちょっとでも逆らったり、反論したりすると、ものすごい勢いで罵られる。「先輩。何だかいいですねぇー。ハハハハァー」。こんな感じの繰り返し。何がいいのだか、私にはさっぱり分からん。

私のことを、一応「先輩」、「アニキ」などと言うが、この言葉に騙されると、酒の上の「介抱」がおまけに付いてくる。今回は、五分程度で電話が切れたが、ショックでしばらくは動けなかった。あーあ。植木等の「スーダラ節」は、F本社長のことを歌ったようなものだ。でも何となく気が合うのは、多分私も酒が入ると、彼と同類なのかも。

午後の臨時ニュースで、英国がEUを離脱決定のニュースが流れた。行くべきなのか留まるべきなのか・・・。私には分からん。どっちでもイングランド。とは言っていられないので、来月ぐらいに、この問題で勉強会でも行おうと思っています。

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