八月三十日(木)晴れ。
あんまり暑いので、寝る時にクーラーを二十八度に設定しているのだが、貧乏性のゆえ、電気代が気になるのと、こんな贅沢をして良いのかと言う思いが頭の中で交錯して、中々寝付けない。しかし、一つ下で、古い同志の方が、熱中症で亡くなったこともあり、この夏だけは、贅沢をさせて貰おうかと思っている。
お陰様で、ぐっすり寝た後の朝食は、宇都宮の「まさし」の餃子、冷奴、「シジミのちから」にとろろこぶ入り。昼は、抜いた。夜は、カツオ、ナスと豚肉炒め、キャベツの千切りと蟹風味入りサラダ。「赤霧島」をお供に月下独酌。
尊敬する森田忠明さんが発行しているのが「いしんぴあ」という季刊発行の雑誌。その最新号に、友人の藤本隆之さんの入院記が掲載されていた。何でも、アルコール依存症を直すために、自ら、鉄格子の着いた刑務所の独房のような精神病院に入院したらしい。その顛末が、書かれていて、失礼ながら楽しく読ませて頂いた。私も酒好きではあるが、依存症ではない。断食に行けば一週間も飲まなくても平気だし、のべつ幕無しに飲むと言うことはない。退院したと風の便りに聞いたので、編集長のがんちゃんに「社長は飲んでいないの」と聞いたら、相変わらずらしい。まあ自己責任で飲むのは良いが、もう少し体を大事にしてほしいと思っている。何と言っても「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒」の季節になるのだから。
そう言えば、前記の歌を詠んだ若山牧水も大酒飲みで四十四歳という若さで没している。嵐山光三郎さんの『文人悪妻』(新潮文庫)によれば、牧水は、死ぬ三年前の九州めぐりの旅では、五十一日間の旅で一石三斗を飲んだと、述懐している。朝起きて四合、昼に五合、夜は一升以上という飲酒が絶え間なく続いた。そうだ。牧水は反省して妻の前で禁酒を誓うのだが、三日も続かない。分かっちゃいるけど、止められないのである。どこかの誰かさんと、そっくりだ。
あんまり暑いので、寝る時にクーラーを二十八度に設定しているのだが、貧乏性のゆえ、電気代が気になるのと、こんな贅沢をして良いのかと言う思いが頭の中で交錯して、中々寝付けない。しかし、一つ下で、古い同志の方が、熱中症で亡くなったこともあり、この夏だけは、贅沢をさせて貰おうかと思っている。
お陰様で、ぐっすり寝た後の朝食は、宇都宮の「まさし」の餃子、冷奴、「シジミのちから」にとろろこぶ入り。昼は、抜いた。夜は、カツオ、ナスと豚肉炒め、キャベツの千切りと蟹風味入りサラダ。「赤霧島」をお供に月下独酌。
尊敬する森田忠明さんが発行しているのが「いしんぴあ」という季刊発行の雑誌。その最新号に、友人の藤本隆之さんの入院記が掲載されていた。何でも、アルコール依存症を直すために、自ら、鉄格子の着いた刑務所の独房のような精神病院に入院したらしい。その顛末が、書かれていて、失礼ながら楽しく読ませて頂いた。私も酒好きではあるが、依存症ではない。断食に行けば一週間も飲まなくても平気だし、のべつ幕無しに飲むと言うことはない。退院したと風の便りに聞いたので、編集長のがんちゃんに「社長は飲んでいないの」と聞いたら、相変わらずらしい。まあ自己責任で飲むのは良いが、もう少し体を大事にしてほしいと思っている。何と言っても「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒」の季節になるのだから。
そう言えば、前記の歌を詠んだ若山牧水も大酒飲みで四十四歳という若さで没している。嵐山光三郎さんの『文人悪妻』(新潮文庫)によれば、牧水は、死ぬ三年前の九州めぐりの旅では、五十一日間の旅で一石三斗を飲んだと、述懐している。朝起きて四合、昼に五合、夜は一升以上という飲酒が絶え間なく続いた。そうだ。牧水は反省して妻の前で禁酒を誓うのだが、三日も続かない。分かっちゃいるけど、止められないのである。どこかの誰かさんと、そっくりだ。