白雲去来

蜷川正大の日々是口実

友の依存症を案じる。

2018-08-31 14:50:35 | 日記
八月三十日(木)晴れ。

あんまり暑いので、寝る時にクーラーを二十八度に設定しているのだが、貧乏性のゆえ、電気代が気になるのと、こんな贅沢をして良いのかと言う思いが頭の中で交錯して、中々寝付けない。しかし、一つ下で、古い同志の方が、熱中症で亡くなったこともあり、この夏だけは、贅沢をさせて貰おうかと思っている。

お陰様で、ぐっすり寝た後の朝食は、宇都宮の「まさし」の餃子、冷奴、「シジミのちから」にとろろこぶ入り。昼は、抜いた。夜は、カツオ、ナスと豚肉炒め、キャベツの千切りと蟹風味入りサラダ。「赤霧島」をお供に月下独酌。

尊敬する森田忠明さんが発行しているのが「いしんぴあ」という季刊発行の雑誌。その最新号に、友人の藤本隆之さんの入院記が掲載されていた。何でも、アルコール依存症を直すために、自ら、鉄格子の着いた刑務所の独房のような精神病院に入院したらしい。その顛末が、書かれていて、失礼ながら楽しく読ませて頂いた。私も酒好きではあるが、依存症ではない。断食に行けば一週間も飲まなくても平気だし、のべつ幕無しに飲むと言うことはない。退院したと風の便りに聞いたので、編集長のがんちゃんに「社長は飲んでいないの」と聞いたら、相変わらずらしい。まあ自己責任で飲むのは良いが、もう少し体を大事にしてほしいと思っている。何と言っても「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒」の季節になるのだから。

そう言えば、前記の歌を詠んだ若山牧水も大酒飲みで四十四歳という若さで没している。嵐山光三郎さんの『文人悪妻』(新潮文庫)によれば、牧水は、死ぬ三年前の九州めぐりの旅では、五十一日間の旅で一石三斗を飲んだと、述懐している。朝起きて四合、昼に五合、夜は一升以上という飲酒が絶え間なく続いた。そうだ。牧水は反省して妻の前で禁酒を誓うのだが、三日も続かない。分かっちゃいるけど、止められないのである。どこかの誰かさんと、そっくりだ。

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秋刀魚で物思いに耽るなよ。

2018-08-31 14:24:22 | 日記
八月二十九日(水)曇り。

ニュースでは、年々サンマが不漁で、値段も上がっていると言う。はっきりした原因は分からないが、何でも、日本の海域に来る前に、中国や韓国、台湾、ロシアなどが、ガバッと獲ってしまうことが、不漁の原因でもあるらしい。魚は、カツオ以外には、サバ、イワシ、サンマが好きだ。新鮮な秋刀魚を頂くと、着いたその日は、刺身に。翌日からは、塩焼き、てんぷら、蒲焼にして食す。季節を味わうことのできる物が好きだ。サンマと言えば、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」が浮かぶが、辛気臭くて、せっかくの楽しい食卓が台無しになってしまう。

「あはれ秋風よ情(こころ)あらば伝えてよー男ありて 今日の夕餉に ひとりさんまを食ひて思いにふける と」。勘弁してくれよ。といつも思う。「物思いにふけながら」食うほどの魚かよ。秋刀魚を食べながら人のかあちゃんを思ったり・・・。もう少し、高級な魚にして貰いたいと、ふと思うのである。これからは、秋刀魚を食するときは、明石家さんまを思い出すようにしよう。

午後一番の会議のために新宿行き。二時間ほどで終了。その後、御徒町駅前の「吉池食堂」にて、大熊雄次氏や友人等との一献会。五人で「黒霧島」を三本開けた。十二時前に帰宅。久しぶりの大破・轟沈であった。

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もしもギターが弾けたなら。

2018-08-31 13:37:05 | 日記
八月二十八日(火)曇り。

アホなのか、ノー天気なのか、(その両方かもしれない)お腹が空いて目が覚める時がある。一日の食事の中で朝食が一番おいしいと感じる。と言っても、ご飯をガッツリ食べるのは朝だけ。昼は、あまり食べないか、蕎麦や小さめのおにぎり程度。夜はほとんど酒の肴だから、炊きたての朝ご飯が一番おいしく感じる。

今朝は、鮭のハラス、赤ウインナー、ジャガイモの味噌汁。昼は抜いた。夜は、鶏の手羽元と結びしらたきの煮物、カツオのカルパッチョ風、わかめサラダ。お供は珍しく「赤霧島」。

今日の産経の「風を読む」というコラムに論説副委員長の別府育郎さんが「ギブソンのギター」について書いていた。最も、音楽好きな人でなければギブソンのギターがどれほどのものかは、分からないかもしれない。別府さんが子供の頃に欲しかったものとついえば「イソノのグラブ、玉澤のスパイク、そしてギブソンのギターだった」らしい。恐らく野球をやりながら、音楽好きな少年だったのであろう。立ち寄ったお店で、ギブソンのアコギを衝動買いしてしまう。その話を読み、何か十代の頃を思い出した。

ギブソンのレスポールと言えば、すぐにジョン・メイオールと彼のブルースバンドやフリード・ウッド・マックでリードギターを担当していたピーターグリーンが浮かぶ。ジミー・ペイジやエリック・クラプトン、ジェフ・ベックなどのLPを聴いていた十代の頃が懐かしい。ジミヘンはギッチョパンでフェンダーのストラトキャスターが愛機だった。こんな能書きを言っても私は、音痴の前に「大」が三つほどもつき、加えて、ぷきっちょである。ギターどころかあらゆる楽器もダメだ。「もしもピアノが弾けたなら」という歌があったが、今でも「もしもギターが弾けたなら」と、思っている。別府さんは「大して弾ける訳ではないが(恐らく謙遜だと思う)部屋にギブソンのある幸福感に、しばし酔った」と書いているが、その気持ちは良く分かる。そのうちに安いターンテーブルでも買って、押し入れからLPでも引っ張り出してみるか。

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オペラではない、中華のトゥーランドット。

2018-08-28 11:42:39 | 日記
八月二十七日(月)晴れ後、夜に雷雨。

朝食は、宇都宮の「まさし」の餃子、赤ウインナー、シジミのちから。昼はなし。夜は、お世話になっている方たちとの食事会をみなとみらいの横浜ベイ東急ホテルにある、創作中華の「トゥーランドット游仙境 横浜」へ。

アジア大会の競泳の何の種目かは失念したが、表彰式で金が日本、銀が中国、銅が韓国だった。君が代が流れて、日の丸を中心に両国の国旗が上がる。平和だなぁーと思って、厳粛な気持ちになった。道義の国である日本を中心に中国と韓国がある。正に東洋の盟主日本の面目躍如と言った所だ。嬉しかった。

夕方まで事務所で雑用をこなし、夜は、友人のご招待でみなとみらいの東急ホテルへ。ここの三階にある創作中華の「トゥーラン・ドット」にて、中華のコース料理。料理と紹興酒を堪能した。お店の名前が、有名なオペラの「トゥーランドット」だから、帰りに「イナバウァー」のポーズでもやろうかと思ったが、とても無理だった。友人に送って頂き帰宅。

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女子マラソンで銀。

2018-08-28 10:50:12 | 日記
八月二十六日(日)晴れ。

相変わらず暑いなぁー。起きるとTシャツの首回りが汗で濡れていて気持ちが悪い。すぐに着替えて朝食。紅鮭、冷奴、プチ納豆、大根の味噌汁。昼はカレー。夜は、お世話になっている方たちと、横浜の吉田町にあるイタメシ屋にて。

今日は、アジア大会の女子マラソン。本来ならば、録画しておいて、夜に風呂上り、ビールと肴を用意してゆっくり見るのだが、最近は情報が溢れていて、夜まで結果を知らずにいるのは不可能である。パソコンを見れば、画面にすぐ結果がでている。興醒めしてしまう。仕方がないので、朝食後に、テレビに見入った。案の定、男子と同じにスローペースで始まり、三十キロ附近でバーレーンのローズ・チェリモが飛び出し、そのまま一人旅で二位の野上恵子に一分半もの差をつけて優勝。こういった外国勢のゆさぶりや、飛び出しに対処できないと国際舞台での優勝は難しいかもしれない。それでも野上の銀メダルは嬉しかった。彼女は高校時代、駅伝の名門校須磨学園の陸上部に所属していたが、三年間一度も、高校駅伝のレギュラーになったことはなかった。正に遅咲きのランナーである。現在三十二歳だが、年々進化している。ファンの一人として頑張って貰いたいものだ。

夜は、友人の誘いで、横浜の吉田町にあるライブハウスへ、マイケル・ジャクソンのコピーをする人のライブにお付き合い。狭いライブハウスは満員。ほとんどマイケル・ジャクソンの曲を知らず余り楽しめなかったが、終了後に、近くのイタメシ屋で打ち上げ。美味しかった。

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