山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

奥山でにぎやかな茶摘み

2016-05-14 19:47:56 | 市民活動・まち育て
 すぐ隣は川根に接している奥春野・川上の梅ちゃんの茶畑に行く。
 相変わらず一車線しかない林道もどきの蛇行道路を緊張しながら現場に着く。
 今回はNPO法人「元気里山」の呼びかけで常葉大学の学生さんをはじめとする30名近くの助っ人が集まる。

                         
 ふだんは片足しかない梅ちゃんが管理している急峻な茶園だ。
 目の前に広がる新緑の山並みといい、ウグイスの澄んだ鳴き声といい、源流に近い杉川のせせらぎといい、フィトンチッドの香りといい、なんと贅沢な舞台背景だろう。
 梅ちゃんの心象風景の原点もここにある。

            
 畑には様々な花が咲き誇っていた。
 とりわけシャクヤクは梅ちゃんの奥さんが来た時から咲いていたというから、100年近く咲いているという。
 過疎はかように豊かでもある。

                       
 
 お茶は在来種の茶樹を手で摘んでいく。
 茶樹の間には刈り取った草木や生ごみなどを敷き込んでいる無農薬・有機農法を貫いている。
 毎年のように、茶作業を続けるかどうかを悩む梅ちゃんだが、支援する個人・団体があることでなんとか凌いでいる。
 過疎のムラとまちのNPOがつながることで希望が追いかけてくる。 
コメント
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