山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

新茶の荒茶を試飲の散策会

2016-05-15 19:43:40 | 植物
 「春野山の村」の麓から高杉集落を歩いた森林散策会に30人弱が集まる。
 きょうは茶工場の最終掃除日だったので、工場の作動風景は見られなかったが、掃除から戻ってくる軽トラックに次々出会う。
 それが茶畑が広がる高杉集落で見られるのがじつに地元ならではの現場となっている。

         
 
 下見で確認していた国道沿いの「シライトソウ」や「イワタバコ」を確認。
 金網越しなので盗掘されないのがいい。
 半日蔭であるのが気に入ったのかもしれない。

                          
 林縁では「ササユリ」の蕾がいっぱい見られた。
 問題はシカの食害で食べられてしまうことだ。
 ヤマユリと並んで夏の風物詩となる山里でもある。

         
                   
 花びらが5枚の「ニガナ」と並んで、花びらが10枚前後の「ハナニガナ」も発見。
 似ている黄色の「ジシバリ」は、花びらがソフトだったのがわかった。
 また、「スイカズラ」の金・銀色の花も今年初めて出会えた。

   
 ゴールの久原公民館で製茶したばかりの新茶の荒茶を試飲。
 春野の杉地区のお茶は浜松市内の中でも定評のある旨みがある。
 オプションで紅茶園で収穫した茶葉で紅茶づくりを行う。
 
 和やかな山里の春をほどよく歩いた半日。
 地元の山下さんは、「普段は車で通っている所だったが数十年ぶりに歩いてみると、見過ごしていた植物がいっぱいあるのがわかって地域を見直したよ」とつぶやく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする