ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

光泉寺の子授けイチョウ

2007-12-03 05:30:00 | 田舎
古座川町三尾川にある光泉寺、左にやや黄緑っぽく見えるのが大銀杏、今回の帰省の目的はこのイチョウの紅葉を見るためでした。

でもやっぱり少し早かったかな。

     

陽の光を受けている葉は黄色く見えますが、まだまだしっかりと緑です。
去年も9月に同じようなことを綴っていました。

     

しかし、この枝なのか根なのか判らない不可解なものは、何時頃から出来ていたのでしょう?

          

樹齢約400年、高さ約30m、幹周り約6m、銀杏の樹としては和歌山県下一とされているそうです。

     

民話として残っている話を要約すると・・・

江戸末期、日下俊斉という医者の夢枕に立ったこの銀杏の樹の霊が、村人の農作の邪魔になるので切ってしまおうということになっており、どうか先生にお助けをお願いしたいと言い、消えていったのでした。急いで故郷に戻った俊斉は村人を説得し、この銀杏を残すことになりました。そしてこの近辺の農地は豊かになっていった・・・というお話です。

     

民話は子授けとは関係ありませんが、この樹の容貌のコブのようなものが乳房に見立てられ、この樹に願を懸けると子宝に恵まれるというようなことになったのでしょう。

私も含めて子宝を授かりたいと願うような歳でない方が、3組ほど来られていました。

     

境内が銀杏の落ち葉で黄色い絨毯を敷きつめられた様子を期待して行ったのですが、年末にかけてが丁度良いのかも知れません。