ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

こぉったま Ⅱ

2012-08-16 05:00:00 | 田舎


今日の記事を書く際にジャンルを選ぼうとしてハタと困ってしまいました。選びたいと思っていた“公害”というジャンルが無いのです。日本国では高度成長期に水俣病やイタイイタイ病などのいろんな公害を垂れ流して、問題を起こしてきました。現在では企業倫理やコンプライアンスと言ったような言葉が横行するようになり、今や公害を垂れ流しても良しとする企業は無いといっても過言ではないでしょう。だから“公害”というジャンルは無いのかと納得するほど私もバカではありません。今でも当時の病状を引きずって苦しんでいる人がいるのですから、公害と言う言葉は残らざるを得ないのです。

             

一方そういう歴史を踏まえて今の日本国があるのに、「中国は今でも公害垂れ流しをやっている」というような言い方は二通りの意味で適切ではないと思うのです。中国が公害を垂れ流していることを肯定しているのではありませんが、一つは日本で経験してきたことを(愚かな経験など止めておけばいいのですが)今中国が経験しようとしているのです。公害を防止する手立ては既に日本にはあるので、それを中国お得意のマネをすればいいのですが、そういうことを他国から強要することは主権侵害と言われる恐れがあります。二つ目は「今でもやってるじゃないか」という発言は過去の日本国の企業が行ってきた愚行を免罪する意図があるとも受け取れるのです。

             

こぉったまの河原、一段高くなっているのが分かりますかね。高くなった部分は踏み固められたように(足で踏んだのではないと思う)硬くなっていて、河原にしては不自然、とっても歩き易いのです。私が立っている辺りは昔は草が茫々と生えていました。

             

昨日、その草が無くなったので上流の方へ歩いて行った話をしましたが、とんでもないものを見つけてしまったのです。この流れているものは何だと思います?私も何だか分かりません。
             

             

中央の煙の立っている工場のような建物から流れてきているようです。

             

清流・古座川に何かを垂れ流しているではありませんか。乳白色をしているので単なる泥水では無いと思いますね。なのでジャンルを公害にしたかったのです。

             

川に沿って道があるので、その原因を探ってみることに、5分ほどで何か積まれたものが見えてきました。これは河原からも見えました。

             

こんなものが積まれているのですが、枯葉や枯れ枝だけではなさそうです。

             

建て物も見えてきました。工場かなとも思えるのですが、そうではないかも知れません。

             

“伝染病予防の為関係者以外立入禁止”の立て札がやたらと多く立ててあります。ここはそんなに恐ろしいところなのか。ここに入れば伝染病に罹るのか?

             

先ほどの煙を立てている社屋、伝染病菌のあるところからの垂れ流しなのか?

             

更に奥へと進むと、牛舎がありました。屋根にスプリンクラーで水を撒いて涼しさを保っているようです。

             

ホルスタインという種類のものか、あまり動きませんが、この牛は私が通ると牛舎の中を私と同じように歩いてきました。

             

道は続いているようですが、ここで行き止まりです。伝染病予防のためというのは、人間が罹ることを恐れてじゃなくて、牛にうつるのを恐れているようですね。人より牛が大事?ちょっと胡散臭いですね。

カドミウムや有機水銀といいうような鉱物を扱ってるんじゃないことは解ったけど、垂れ流しているものは何なのか?ここは串本町内ではなくて古座川町内になると思うけど、役場の人は知ってるんでしょうね。

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