ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

テレビ

2012-08-20 05:00:00 | 田舎

三男が何処かの景品で1等が当たり、テレビを貰って帰ってから久しくなりますが、大阪の家にはテレビは3台もありこれ以上必要ないし、姫の家ではアンテナ不具合で映らないので要らないと思っていたのですが、姫の家のインターネットを光回線に替えれば、テレビも見れると思って今回はそのテレビも運んできました。

ところが私が働いていた会社に依頼すると、この地区ではフレッツテレビのサービスは未だ始まっていないとのこと、なんというサービスの不徹底ぶりかと思うと情けない会社です。まぁ無責任な会社だというのは現役当時から思っていましたが、自分がその社員で無くなってから、そういう不公平を受けるとますます腹立たしく思うのです。出来ないというのならコマーシャルを流すなよな!と言いたくもなりますよね。

よくよく考えると、ケーブルテレビに替えても問題は解決したのですが、この時そんなことを思いつかず、Googleの地図検索をすると、古座の岩渕の旧家の近所に電気店があり、あんな山裾の人通りの無い所に電気店がある筈もないので、きっと電気工事をやっているのだと思って、9日の木曜日に訪ねて行ったのです。

             

ところが訪ねて行っても看板がかかって無く、表札も無いので分かりません。いや大体は分かっているのですが、確たる証拠が無いのと同じで、絶対とは言い切れないのです。どうしようかと迷っていましたが、手前の空き地(空き地じゃないかも知れません)でオジサンが座って何か作業をしていたので、尋ねてみるとうちがそうだと言います。

なのでテレビのアンテナを替えて欲しいと言うと、「今は忙しい、去年の台風で壊れたクーラーを今頃になって付け替えてくれという家が多いんや、盆が明けてからやの」との返事、そんなものかと思ったのですが、忙しいと言う割には、やけに作業がゆっくりしています。でもね、私には切り札があったのです。

             

「ひょっとして、あんたマサキちゃん?」と聞くと怪訝な表情でそうだと言います。そりゃ誰かも知らん相手から名前まで言われたら訝しがるのは当然です。「僕、タケちゃんやで、小さい頃よう遊んどった」そう言われると相手はしげしげと私を見つめますが「全然判らんわ」と言います。そりゃそうでしょう、私も確信あって問うたのではありません。でも確かに顔の何処かに似てるところがありましたね。

そうなると話は進みます。ひょっとしたら日曜日に行けるかもと言ってくれ、電話番号も書いてくれますが、今ならケータイでワンギリすれば済むのにね。

小学校6年まで一緒に遊んでいたので、48年ぶりの再会です。街ですれ違っても絶対分かる筈もありません。

             

実際には土曜日の昼過ぎに電話がかかってきて、「今から見に行くわ」と言うのですが、見に来てくれたのではなく、工事をしに来てくれたのです。アンテナを付け替え、コードも取り替えるのですが、配管が古いようで旧のコードがなかなか抜けません。ということは新しいコードも入らないと言うことで、屋根裏にも上がってくれてようやく完了です。工事代金アンテナも含めて8500円、エライ安いですね。

これで姫の家でもテレビが観れるようになりました。天気が不良でも暇を持て余すこともありません。

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