ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

出雲大社

2012-12-11 05:00:00 | 

近頃、コナンや鬼太郎のキャラクターを使った山陰地方へのお誘いが目につきます。そのようなマンガにはあまり興味がありませんが、神話の国と言われる出雲地方へは一度行ってみたいと前々から思っていました。因幡の白ウサギの話は小さい頃から聞かされていて、山陰の海岸での話であることも知っていましたが、大国主命がウサギを助けた後、話はどうなったのか覚えてはいません。話がそこで終わっているなら、サメに皮を剥がれたウサギに海水に浸かれと言ったように、神々の中にも惨いことをする奴はいるのだし、サメを騙したウサギまでもが助けてもらえるというのは、親鸞の悪人正機説そのものです。

             

そのような真偽を確かめに行くのではありませんが、ソフトボールの試合が終わって飲んでいるうちに出雲へ行きたいような話をしたのか、よく島根へ行くと言う同じ部員で私より年配のS木さんが覚えてくれていて、先月の25・6日に行こうと誘ってくれたのでした。

             

7時に私のマンションまで迎えに来てくれたのに、忘れ物があるというのでS木さんの家まで戻り、そこから再出発(と言っても5分もかかりません)、10時前にここ蒜山サービスエリアに到着です。眼前に聳える冠雪した大山、標高1700mもある山は和歌山では見ることがありません。その偉大な姿に感動でした。ここからは高速道路だけ(地道は知らないので)私が運転を交代しましたが、出雲ICを降りても右とか左とかまっすぐとか指示を出すだけで交代してくれません。とうとう出雲大社の手前まで来てしまいましたが、そこから車が渋滞で動きません。やっと信号まで辿り着いたので左折して迂回、スムーズに行けたのに駐車場の手前の信号からは左右から車が入ってくるので、またまた動かないのです。

             

結局、駐車場に停めれたのが12時過ぎ、日曜だったので混んでいたのかも知れません。ただ車の数の割には人の数は少ないようですが、みんなが必ず行くようなところは列をなしていました。この手水所でも人の山、私は土を触ったのでもなく、手は汚れていないので洗わんでもエエと思っています。これは順番、必要なことだと思っている人も多いらしい。手が汚れていたら、この水を借りて私も洗いますよ。でも流れている水道水のほうがきれいになるような気がします。

             

手水所を過ぎればいよいよ境内です。こういう風に撮っていると、参拝者は少ないように思えるでしょ。

             

でも、拝殿の前は列を作って並んでいるのです。空いてるところもあるのでそちらで拝めばと思うのですが、拝む所は決まっているようです。

             

大きな注連縄の前が混雑しているでしょ。私などは手前の空いてるところを使ったらエエやんと思ってしまいますが、それはダメとS木さんの奥さんに言われて、「ここは二礼四拝ですよ」と更にダメ押しされて、仕方なく列の後尾に並びます。私の順番がやって来ますが、私の前の人のお願いがイヤに長かったのです。やっとのことで私の順番になり、お願いするようなことも無いので、出雲の神さんが叶えてくれそうもありませんが、世界から戦争が無くなるようにとお願いしておきました。

             

神さんですから、賽銭の多寡は問わないだろうし、その金額によって願い事を無視したり、成就させたりすることもないだろうと思って、賽銭はあげず、ただ先の願い事をしただけです。これで私の願い事が叶ったら、私はきっと出雲の神さんを信じるようになるかも知れません。それにしても大きな注連縄です。

             

出雲大社と言えば昔の神殿が復元されたと聞いていました。物凄い階段の上に神殿が祀られていたような記憶があるのですが、あれは模型だったのか?因みにこの三つの丸に接する大きな丸がその階段の柱跡だとか。

             

来年はこの出雲大社も遷宮の年だとか、伊勢神宮も然り、本宮大社も神門を修理していました。伊勢神宮は20年に一度でしたが、出雲大社では60年に一度なのです、ならば私の生まれた年にも出雲大社は遷宮の準備をしていたのですね。この少しだけ見えている本殿の屋根は、私が生きてきたのと同じ年数、ここで佇んでいたことになります。未だきれいやんと思うのですが・・・まぁ、伊勢神宮ほど無駄遣いはしていないようです。

                  gooリサーチモニターに登録!