ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

本州最南端の火祭り

2013-02-04 05:00:00 | 田舎

昨年の12月に2週間滞在した折、和深駅で見た(紀伊姫駅でも見たけど)ポスターの潮岬の望楼の芝焼きを今回は見ようと思っていました。長年続いている芝焼きを私は未だかつて見たことがありません。完全に望楼の芝焼きだと思っていたら、『本州最南端の火祭り』という名前が付いていることに今まで気付きませんでした。如何にいい加減にポスターを見ていたかという証しです。

午後1時から始まると言う物産展、私はいくらなんでも1時に行って時間を潰そうなんて思いませんでしたが、3時ごろには行こうと思っていました。なんやかんやしているうちに3時を過ぎたので家を出てガソリンを入れたりしていると、望楼の芝に着いたのが4時前になっていました。日銀が国粋主義の総理大臣の言うことを聞いてお金をどんどん印刷するものですから、円安になってガソリンがエラく値上がりし出しました。

             

賃金収入が無くなったので、私はガソリンを入れるのにも慎重にならざるを得なくなり、遠出はなるべく控えたいのです。国粋主義者の総理大臣はデフレ克服とか言って、物価が2%上がるまでお金を刷り続けるとか言ってるけど(ガソリンは2%どころか1割近く値上がりしたのだ)、刷ったお金は何処へ行くのか、おそらく賃金が上がることはありませんよ。賃金は労働者と資本家の力関係で決まるのです、国がいくら紙幣を刷ったところで庶民の懐が豊かになるわけがありません。刷ってくれたお金で儲けた大企業は内部留保とか言って、又もや、しこたま・たんまりとお金を貯め込むのです。企業が儲かればそこで働く労働者も潤う(これをパイの理論という)なんてことは一度もありませんでした。決して労働者に還元してやろうなんてこれっぽっちも思っていないのです。労働者の賃金を上げるために闘う労働組合は、闘わない労働組合に変質させられて久しいけど、そろそろ企業の顔ばかり見ている体質は改めなければなりません。

             

さて、4時前に着いたのに、いつも閑散としている観光タワーの駐車場は満杯、ガードマンらしき人が「あっちや」「こっちや」と駐車する場所を案内しています。終いには馬坂方面からやって来る車線の道路脇に停める不埒な車も出現、そうなると次から次へと道路脇に車が停まっていくのです。私は警備員の誘導など聞くことなく、観光タワーの左横の舗装されてない臨時の駐車場に停めておきました。

             

1時から始まったという地元の物産展、1時になんか行ってたら酷い目に遭うところでした。出展しているのが僅か10店舗もありません。これでは時間を潰せるわけがありません。車の台数の割には人が少ないと思っていたら、皆さんしょらさん鍋の振る舞いコーナーに並んでいるのです。

4時半を回って串本節が歌われ始め、私は辺りを一回りした後、観光タワーのお土産コーナーで暖をとっていたので、一応芝の方に出向いていきました。この串本節、なんと長い歌かと思ってしまうほど、なかなか終わらないのです。10分ぐらい歌って踊っていたような気がします。

             

次に日本とトルコの友好団体の踊り、もう5時前で暗くなってきています。トルコの民族衣装を着て踊っているのより、踊りのタイトルでしょうか、しきりにヨーグルトという言葉が聞かれました。その次の朝、NHKのテレビ番組『アジアン食堂』で串本でのトルコ料理の紹介があり、イスメットととかいう名のトルコ人が出演していました。彼は樫野埼の灯台へ向かう道の途中でトルコの土産物屋でよく見かけますが、一度古谷魚店で飲んでいるのを見かけたことがあります。そのまま車で帰ったのだろうと思っていますが、飲酒運転なんかクソ喰らえとでも思っているのでしょうか。いやいやイスメット氏の話をしたいのではありません、その番組で紹介されていた料理にヨーグルトが使われていたので、踊りの時のヨーグルトの言葉と重なったわけでした。

             

最後に潮岬関連の踊りが披露され、なんと私が知ってる人が踊るではありませんか。でも大漁旗のハッピにアンタ一人だけノースリーブのTシャツって・・・余りに寒すぎるでしょ、私まで寒くなってきます。というより海からの風でとても寒いのです。

             

2曲目に鳴子みたいなものを持っていたので、よさこいソーランでも踊るのかと思っていたけど、違ったオリジナルな踊りでした。結構激しかったけど、それで寒さは吹っ飛んだのかな?

             

5時もだいぶ回り、これは芝焼きではありません、西の空です。雲の切れ間から太陽の日差しがあたかも芝焼きの火のように見えているのです。

             

民謡大会が終わり、寒さに震える私はまたしても展望タワーの土産物売り場に戻って暖を取ります。展望タワーに上って撮影しようかとも考えていたのですが、お金もかかるし、遠くに見えてしまうので、近くに寄れるように会場の傍に居たのですが、とても寒い、本州最南端も冬はやはり寒いのです。

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