ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

ウツボ

2013-02-12 05:00:00 | 大阪にて

体罰問題に加えて公立学校の教員に向けられた報道で気になることがあります。定年前に辞職する先生が増え、同僚や生徒、父兄が困っているというもの、どうやら昨年11月に改悪された公務員退職手当法が発端らしい。報道ではこれを『駆け込み退職』と呼んでいるようで、年度末の忙しい時期に退職金が減額されることを理由に辞めるとは「けしからん」と言うわけです。でも退職金を150~200万円も減らされるとなると、働く者としてはのうのうと働いているわけにはいきません。一般に言われている退職金は法律的には退職手当であり、労働力の対価としての賃金なのです。年度途中に賃金を減額する(一部を支払わない)というような条例を制定すること自体が問題であり、埼玉県では駆け込み退職は100人を超えたと言います。普通に考えたら例えば2月1日に条例が施行されるのなら、1月31日を以って退職して2月・3月分の賃金を棒に振っても退職手当を全額貰う方が全体として多いなら、得な方を選ぶでしょ。これが減額される額が少なくて、定年まで働き続けた方が全体として受け取る額が多ければ、誰も年度途中で辞めたりはしませんよね。報道する労働者だって、自分がそういう立場に立たされたら、きっとそう考えるでしょう。ことは教員だから、生徒が困惑するというような別問題があるということになるのです。では、どうしたら良いのか、佐賀県などでは辞めた教員をそのまま年度末まで臨時教員として雇い続ける制度もあるそうですが、手続きが面倒そう、私なら当然ながら条例の施行を4月1日にすればよいだけのことだと思うのです。これなら誰も困らない、賃金を減らされるのは労働者としては腹が立つけど、政府の言う経費節減も可能なわけです。ぼんくらな私でも考え得ることが、知事が考えられないわけはない、きっとこれは地方行政が仕向けた教員への“いじめ”ですね。

             

さて過日、A竹君が生のウツボを食べたいというので古座まで探しに行ったことを少し書きました。半生だけどウツボはいつも田辺のインターを降りたところで寄る『よってって』で売られていたのですが、今回は置いていませんでした。困った私は12月にお世話になった富田のU畑君に頼んでおいたのですが、取り寄せたら電話をしてくれる筈が、帰る日になっても電話がないので、聞いていた南部の『もとや』まで足を延ばす羽目に・・・久し振りに田辺から南部への42号線を走ります。阪和道が南部まで伸びた頃から、田辺までは山道を通っていたので、この区間の42号線を走るのは久々、あまり風景が変わっているようではありませんでした。

             

久し振りに行った『もとや』では、ウツボがあるとU畑君は言うのですが、ずっと見回ってもウツボの開いたものは売っていません。おかしいなと思っていると、水槽の中に黄色いメッシュの袋がいくつもあり、その中で何かが動いているように見え、それがウツボであることを理解するまで時間がかかりました。店員にウツボは捌いてくれるのかと聞くとOKだと言うので、3400円のを1匹鍋用に捌いてもらいました。魚なら捌き慣れてるけど、ウツボなんか捌いたことないし、どのようにするのか手順も分かりません。きっと元調理人のA竹君でも無理だっただろうと思うほど、店員の捌き方は複雑でした。

鍋で食べれるのは身の上部2/3ほど、下の方は細かい骨が多いので唐揚げにしてくれと言われました。

             

6年前に初めて串本へやって来た中1君ももうすぐ高校卒業です。高校に入学してからはクラブが忙しくて串本にはやってきていませんが、久し振りに会う度に大きくなるのが不思議、柔道の大阪府の大会100kg級で3位になった賞状を持つ中1君いや、もう高3君です。

             

2月の2・3日に開かれたフィッシングショー、今年は用事が重なり私は行くことが出来ませんでしたが、3男がT中君と土曜日に行ってきて、抽選でなんとペア宿泊券を射とめてきました。T中君は残念賞のサランラップだけだったようです。

             

私などそのような高価なものを当てたことが無いので、宿泊券が派手なのか地味なのか知る由も無いのですが、それにしても派手な宿泊券です。

日曜日にフィッシングショーに行ったA竹君、電話をかけてきて、抽選でシーバスロッドが当たったと自慢気に語ります。あぁ、今回は身近な者共が幸運を手にしよる・・・私も何かおこぼれが無いものかと、思わないわけでもありません。それにしても額に汗して働くことなく幸運を手にするなんて、あってはならないことが起こるものです。いや言いたいのは、彼の国粋主義者の総理大臣が「額に汗して働けば必ず報われる」などと言った言葉に「そんなことはあり得へん、現実を見てない」と反発する自分と対比しているのです。

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