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【msn/AFP】 11月4日16:29分、""イタリアで続く暴風雨、死者20人に 山地でも大規模な倒木被害""

2018-11-04 19:25:35 | 海外震災状況(異常気象;ハリケーン、火山・地震・津波・感染症…)

(ヴェネト州)




① ""イタリアで続く暴風雨、死者20人に 山地でも大規模な倒木被害""

    2018/11/04 16:29

【AFP=時事】イタリアで先週初めから続くの暴風雨による死者が、少なくとも20人に上ったことが分かった。当局が発表した。また同国北部では、数千ヘクタールもの森林で、木々がなぎ倒される被害が出た。

 サルデーニャ(Sardinia)島では2日、落雷により87歳の女性と62歳のドイツ人観光客が死亡。同国の市民保護局によると、先週初めから続く悪天候による死者は、20人となった。専門家らは週末にかけても暴風雨が続くと予想している。

 同国北部のベネト※(Veneto)州では1日、暴風が吹き荒れ、 ドロミーティ(Dolomites)🌸A 山地を覆う木々がマッチ棒のようになぎ倒された。

 ※ ヴェネト州、wikipedia

(イタリア語: Veneto、ヴェネト語: Vèneto、バイエルン・オーストリア語: Venezien)は、イタリア共和国北東部に位置する州。州都はヴェネツィア。


 同州のルカ・ザイア(Luca Zaia)知事は、「まるで地震の後のようだ」「巨大なチェーンソーでも使ったかのように、数千ヘクタールの森がなぎ倒された」と述べた。

 さらに、同州では16万人が停電の影響を受けている他、ドロミーティ地方の一部地域は「まるで月面と化した」と説明した。

【翻訳編集】AFPBB News

🌸A 「木々がマッチ棒のようになぎ倒された」ということは、風速は35m/s以上という
   ことになります。   
  
➡ 風速と被害の目安;(weather news)より

その風速でどのような現象が起こるのでしょうか。風速と被害の目安は一般的に次の通りです(気象庁「風の強さと吹き方」より)。

【平均風速10m/s以上15m/s未満】(やや強い風)
風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。樹木全体が揺れ始める。電線が揺れ始める。樋(とい)が揺れ始める。

【平均風速15m/s以上20m/s未満】(強い風)
風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。高所での作業は極めて危険。電線が鳴り始める。看板やトタン板が外れ始める。高速運転中の車では、横風に流される感覚が大きくなる。屋根瓦・葺材がはがれるものがある。雨戸やシャッターが揺れる。

【平均風速20m/s以上】(非常に強い風)
何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある。細い木の幹が折れ、根の張っていない木が倒れ始める。看板が落下・飛散する。道路標識が傾く。車は通常の速度で運転するのが困難になる。屋根瓦・葺材が飛散するものがある。




2015年8月 熊本駅付近にて

【平均風速30m/s以上】(猛烈な風)
屋外での行動は極めて危険。走行中のトラックが横転する。

【平均風速35m/s以上】(猛烈な風)
🌀 多くの樹木が倒れる。電柱や街灯で倒れるものがある。ブロック塀で倒壊するものがある。建物の外装材が広範囲にわたって飛散し、下地材が露出するものがある。

【平均風速40m/s以上】(猛烈な風)
住家で倒壊するものがある。鉄骨構造物で変形するものがある。











【msn/マネーの達人】 11月4日07:00分、""今週の日経平均を考える、米中間選挙と日経平均株価""

2018-11-04 17:39:01 | アメリカ;政治、経済、企業、人物、銃による犯罪・悲劇、文化・歴史、美術…

(議事堂の正面(西側))




(議事堂)




① ""今週の日経平均を考える、米中間選挙と日経平均株価""

    城 晶子 2018/11/04 07:00

① 今週は、前週までの底値模索から一転 反転する流れを見せた一週間となりました。
今週の反発で、前週までの急下落はいったん終焉の雰囲気は出ています。

ただ、この後底割れがしないという事が断定できる状況にはなく、再度 底値模索という展開もあり得る上での一旦終焉かなと思える状況です。

根拠としては、前回記載した下げ止まる要素が、先週の金曜日26 日にあったことと、今週の反発でメドとしていた5日線や窓を突破し、ボリンジャーバンドの-1σを上抜けていることをふまえると、急激な下落は止まったといえる状況です。

ただし、下げトレンドが終焉という意味ではないので注意はしてください。
その上で、現状SQ算出後の10月12日から22日のもみ合いの下減のところまでの反発で、この週末大引けとなっています。

たまたまここで引けたのか? ここを節目として判断しているのか?

断定が出来ないですが、偶然ここで週末を迎えているとは思えず、週明けが、まだ反発するのであれば、下げトレンドというよりBOXの可能性が高くなると考えられます。

週明け叩かれたらSQ値(2万2313円)が上値抵抗線と機能して、再度 底値模索でダブルボトムを作りに行くのか? 戻り高値となって更なる下げ加速で底割れするのか? という動きが想定されます。

ファンダメンタルと絡めると、中間選挙の結果が出て、その内容にマーケットがどのように反応するのか?が、ポイントになるのではと考えます。

従ってここは、気持ちを寄せないで、中間選挙明けまで様子見が妥当かなと考えます。
ただし、中間選挙前に上抜けして、さらに上値追いを勢いをもってするのであれば、中間選挙でアク抜けというシナリオが早々に動き出して再度 BOXに戻り2万3000円ないし、2万4500円近辺を目指す動きで、今年の3月のような戻りもあり得る状況になります。


 ② 私の現状の見立ては、その可能性は薄く、世界経済が抱える問題は根深く、国内の多少の好決算でその悪材料を飲み込むパワーはないと考えます。

したがって今回の反発は、戻り高値の形成という可能性が高いと考え、この週末の大引けは買い玉を一部縮小で売り玉を入れる場面かなとみています。

もちろん予想に反して上抜けたときは即 売り玉のロスカットと買い玉の入れ直し(乗せ)となるとも考えています。

この週末のあるリサーチ会社(国内企業の倒産件数や業種などを把握している会社)の方と話しました。

近年 倒産件数は減少してきましたが、ここにきてまた増えそうな気配が出てきたという事です。

そしてリサーチ会社にいいこと 悪いこと含めリサーチ依頼が増えているとのことです。

このことが何を意味するのか?

併せて私が今年の前半から申してきた、不動産購入者への銀行の貸付が縮小していることも、リサーチ会社の方と意見が一致しました。

そしてイコール不動産の流動性の低下が始まっているという事。

不動産会社の業績不振なども実態として大きな流れとしては言えないとしても、実際に起こっている現象だという事が現場でリサーチしている方の見立てでした。

この件も併せて来年には、もしかしたら大きなうねりとなり、好調な国内経済へのダメージのきっかけになるのかな? なんて考えてしまします。

ただ、今現在の決算発表の雰囲気は好調な国内企業の決算というのが現在見える景色です。
過去最高益を発表したソニーの株価の推移も発表で反発したものの、その後の動きに鈍さが見え隠れしています。

さてさてこの後の展開としてどうなるでしょうか?

そして週明けは、案の定 押されて始まる公算です。今週の流れが継続するのか?いったん押すのか? 見極めです。


 ③ 現状分析

 🌸 5日線

まず今週は下向きから一気に急角度な上向きと向きを変えました。
位置としては、前週末下に乖離しているところから、乖離を詰めて週初めにタッチして、翌日一気に上に飛び出し、週末は上に乖離した状況で引けました。
乖離して触って方向感を出すという典型的な動きとなりました。

 🌸 25日線

向きは変わらず下向きを継続し、位置も下を推移するも前週末に9%あった乖離率も、今週末は3%を切るまで詰めてきております。
このまま乖離を詰めてタッチないし上抜けとなるのか? ここから横這う形で日柄調整的な動きをするのか?
見極めですが、私的には週明け前半は日柄調整的な動きを想定し、後半に上下どちらかの動きが出ると考えています。

🌸 75日線

変わらず下向きで位置も下を推移しています。
この週末に25日線と75日線のデットクロスが形成されました。
さらに100日線もそばにおり3本の移動平均線が収束しています。ここから動きが出るかに注目です。

 🌸 トレンドライン

前週末指摘した今年の1月2月の安値と2015年のチャイナショック前の高値が重なり、下値支持線となったと考えます。
上に関しては、上記にも記載しました10月の半ばのもみ合いの下限と合わせて、10月のSQ値の横軸が上値抵抗線として機能していると考えます。
そしてこの週末、もう一本の上値抵抗線に頭を押さえられています。それが10月2日の高値と10月4日の高値を結んだラインです。
このままこのラインが機能するか注目で、突破すると上には25日線を中心に75日100日の移動平均線も上値抵抗線となると考えます。

 ※ テクニカル指標

 🌸 一目均衡表

 前週と比べると動きが出ており転換線に関しては上抜けました。
ただ基準線 雲には到達できていないことでまだ弱気な状況と考えます。
さらには遅行線が雲に頭を押さえられた感じで週末となりましたでここも注目です。
この後、3日間押して反発となると天底一致となりますが、どうなるでしょうか? その天底一致となる日が中間選挙となります。

 🌸 ボリンジャーバンド

開いていたバンドが下向きとなり反発し-1σを上抜けました。
週明けに即、この-1σを割り込めば下へのバンドウォーク継続ですが勢いからしていったん下へのバンドウォークは、終焉と見える状況となっています。

 🌸 スローストキャスト

2本のラインが上まで上げてきているので、こちらも急激な下げは終焉を示唆する動きとなっています。
この後デットクロスした後に2本のラインがどこまで降りるのかに注目です。

 🌸🌸 総合判断

 10月2日から始まった暴落に関して一旦勢いは止まったと考えられる状況です。
ただ、前々から申している通り、簡単にV字回復の可能性は極めて低いので、押す場面がある前提でいることが望ましいとは考えます。

その上で安値更新するのか? ダブルボトムで割らずに切り上げて、ネックラインを越えていくのか? を見極めつつ、BOXという可能性も踏まえて対応が必要になります。

前週末とこの週末では景色は変わっていますが、油断できる状況ではないので緊張感をしっかりもって対応をしていきたいと思います。

そして週明け中間選挙が控えています。政治的なイベントは予測しても意味がないので動きに合わせたシナリオを立てて慌てないで済む準備をしておきましょう。

では、週明けも慎重に冷静に慌てず行動しましょう。(執筆者:城 晶子)


【ロイター】 11月3日05:34分、""シカゴ日経平均先物(2日)""

2018-11-04 16:37:58 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

(シカゴとシカゴ川)




 ① ""シカゴ日経平均先物(2日)""

東京外為市場ニュース 2018年11月3日 / 05:34 / 1日前

[2日 ロイター] -

シカゴ日経平均 、 清算値、 前日大阪比 、 始値、 高値、 安値、 コード

 🌸 ドル建て12月限、 22030、 -200、 21715、22340、 21690

   円建て12月限、 22000 、 -230 、 21690、 22315 、 21655

(暫定値)



【ロイター】 11月3日07:11分、""NY市場サマリー(2日)""

2018-11-04 16:27:06 | アメリカ;政治、経済、企業、人物、銃による犯罪・悲劇、文化・歴史、美術…

(ニューヨーク証券取引所)




① ""NY市場サマリー(2日)""

2018年11月3日 / 07:11 / 1日前

[2日 ロイター] -

<為替> ドルが対円、対ユーロともに上昇した。米中の貿易協議がそれほど早期に合意できないとの懸念でリスク選好度が低下し、安全資産としてのドルの需要が高まった。カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は2日、CNBCテレビとのインタビューで、トランプ政権が当局に対中貿易協定案の策定を指示した事実はないと明言し、ブルームバーグの報道内容を否定した。また米中2国間の交渉の行方について、以前ほど楽観視していないとの考えを示した。

ドルは対円JPY=で0.51%上昇、ユーロは対ドルEUR=で0.19%下落した。

この日発表された10月の米雇用統計では、雇用の伸びが大幅に回復したほか、賃金の伸びが9年半ぶりの高水準となり、ドルを支援した。同指標は米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げを引き続き支援するとみられる。ただ、雇用統計によるドル押し上げは比較的控えめだった。

<債券> 国債利回りが上昇した。10月の雇用統計が底堅く、労働市場の一段の引き締まりを示し、12月の追加利上げ観測が広がった。

終盤の取引で10年債利回りUS10YT=RRは3.212%、雇用統計公表時点から約6ベーシスポイント(bp)上昇した。

トレーダーの利上げ期待を映す、短期債利回りの上昇ペースはやや鈍かった。2年債利回りUS2YT=RRが4.5bp上昇して2.912%。これを受け、2年物と10年物の利回り格差US2US10=TWEBは寄り付き時の27.9bpから30bpに拡大した。

CMEグループのフェドウォッチによると、トレーダーの12月利上げ予想確率は前日の68.8%から72.1%に急上昇した。

<株式> 前日までの3連騰がストップし、反落して取引を終えた。業績見通しが失望を誘ったアップル(AAPL.O)が下落。また、トランプ政権幹部が対中貿易交渉を巡る楽観論を打ち消した。

アップルは6.6%下げ、終値で時価総額が1兆ドルを割り込んだ。前日発表の第1・四半期(10─12月)の売上高見通しで、市場予想を下回る可能性を示した。

見通しを受け、半導体メーカーなど米国内の供給業者株が圧迫され、S&P情報技術指数.SPLRCTは1.9%下落した。

米コーヒーチェーン大手のスターバックス(スタバ)(SBUX.O)が過去最高値を付け、9.7%高で引けた。前日に公表した第4・四半期(7─9月)決算で、世界既存店売上高が市場予想を上回った。米国内の販売好調や中国での業績好転が寄与した。

<金先物> 良好な米雇用統計を受けて、連邦準備理事会(FRB)による利上げペースの加速観測が強まる中、反落。12月物の清算値は、前日比5.30ドル(0.43%)安の1オンス=1233.30ドル。雇用統計を受けてFRBによる利上げペースの加速観測が強まり、金利を生まない資産である金相場には重しとなった。また、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行したこともドル建てで取引される金には下押し材料だった。

<米原油先物> 対イラン経済制裁で一部の国がイラン産原油の輸入継続を認める方針が明らかとなったことで、供給混乱に対する過度の警戒感が後退したことから売られ、5日続落。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.55ドル(0.86%)安の1バレル=63.14ドルと、4月6日以来約7カ月ぶりの安値を更新した。米政府は2日、米東部時間5日午前0時すぎに発動する新たな対イラン経済制裁で「8カ国」を一時的に適用除外とし、イラン産原油の輸入継続を認める方針を明らかにした。除外対象は5日にも公表される予定。これを受けて、対イラン制裁に伴う過度の供給不安が後退、原油は売りに押された。

🌸 ドル/円 NY終値 113.18/113.23 JPY21H=

始値 112.84 JPY=

高値 113.31

安値 112.78

🌸 ユーロ/ドル NY終値 1.1385/1.1389 EUR21H=

始値 1.1448 EUR=

高値 1.1456

安値 1.1373

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 91*14.50 3.4621% US30YT=RR

前営業日終値 92*24.50 3.3870%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*04.00 3.2198% US10YT=RR

前営業日終値 97*24.00 3.1440%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*07.50 3.0416% US5YT=RR

前営業日終値 99*18.25 2.9680%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.75 2.9115% US2YT=RR

前営業日終値 100*01.25 2.8550%

🌸 Apple Inc207.48




AAPL.ONasdaq、-14.74(-6.63%)

 ※ 終値 前日比 %

🌸 ダウ工業株30種 25270.83 -109.91 -0.43 .DJI

前営業日終値 25380.74

🌸 ナスダック総合 7356.99 -77.06 -1.04 .IXIC

前営業日終値 7434.06

🌸 S&P総合500種 2723.06 -17.31 -0.63 .SPX

前営業日終値 2740.37


<

【sbi証券・オープン情報】 11月2日、""決算発表には要注意!発表終了後の好業績銘柄はコチラ!? ""

2018-11-04 15:59:27 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

(決算書類)




 ① ""決算発表には要注意!発表終了後の好業績銘柄はコチラ!? ""

2018/11/2 投資情報部 鈴木英之

2018年7~9月期の決算発表が佳境を迎えています。決算発表社数では、10/31(水)が382社で前半のヤマ場とも言えるべき日になり、その後も11/1(木)83社、11/2(金)136社と高水準の発表が続きました。11/5(月)はソフトバンクグループ(9984)、11/6(火)はトヨタ(7203)が発表のスケジュールとなり、11/9(金)には、512社が発表を予定し、いよいよピークを迎えることになります。

今回の決算発表では、事前の市場予想を下回ったり、業績見通しを引き下げたりする銘柄も少なくなく、決算発表後に株価が急落するケースも多くなっています。このため、決算発表予定日をチェックし、売買ポジションを調整することが重要になると考えられます。

しかし、決済発表自体への警戒感が強まるだけに、逆に決算発表以降は安心感が強まる銘柄も増えるとみられます。そこで、今回の「日本株投資戦略」では11/1(木)までに決算発表を終えた銘柄を分析対象とし、好決算銘柄の抽出を試みました。

 ※ 今回のポイント

1 決算発表が佳境となり、投資家として注意すべきことは?

2 決算発表を終え、市場で再評価が期待される主力銘柄はコチラ!?

 🌸1 決算発表が佳境となり、投資家として注意すべきことは?

 2018年7~9月期の決算発表が佳境を迎えています。決算発表社数では、10/31(水)が382社で前半のヤマ場とも言えるべき日になり、その後も11/1(木)83社、11/2(金)136社と高水準の発表が続きました。11/5(月)はソフトバンクグループ(9984)、11/6(火)はトヨタ(7203)が発表のスケジュールとなり、11/9(金)には、512社が発表を予定し、いよいよピークを迎えることになります。

 今回の決算発表は、米中貿易摩擦や鉄鋼・アルミ関税の影響が懸念され、特に前半に株式市場の警戒感が強まりました。10月に入り、これまで相対的に堅調だった日米株式市場でも、企業業績への警戒感も手伝い大きく下げる日がみられるようになりました。しかし、10/26(金)に信越化学(4063)、10/30(火)にローム(6963)、ソニー(6758)、ホンダ(7267)等が見通しの上方修正を発表したことで、企業業績に対する過度の懸念は後退しつつあります。株式市場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるようです。

 ただ、200社以上の決算発表は11/14(水)まで続き、個別銘柄ごとに明暗が分かれる状況は今後も続くとみられます。今回の決算発表では、事前の市場予想を下回ったり、業績見通しを引き下げたりする銘柄が少なくなく、決算発表後に株価が急落するケースも多くなっています。米中貿易摩擦問題解決への期待もあり、11/2(金)の東京株式市場では日経平均株価が急騰しましたが、個別銘柄レベルではまだまだ予断は許されないと考えられます。

 表1は主要企業の決算発表予定日です。個別銘柄の売買ポジションを持つ場合は、決算発表予定日をチェックした上で臨んだ方がよいと考えられます。

表1:主要企業の決算発表予定
発表予定日 コード 銘柄名
* 11/5(月) 9984 ソフトバンクグループ
7270 SUBARU
* 11/6(火) 7203 トヨタ自動車
9432 日本電信電話
6367 ダイキン工業
* 11/7(水) 5020 JXTGホールディングス
8802 三菱地所
4901 富士フイルムホールディングス
6273 SMC
* 11/8(木) 7201 日産自動車
4543 テルモ
1925 大和ハウス工業
9735 セコム
* 11/9(金) 8801 三井不動産
* 11/13(火) 6098 リクルートホールディングス
* 11/14(水) 6178 日本郵政

※Bloomberg、報道等をもとにSBI証券が作成

🌸2 決算発表を終え、市場で再評価が期待される主力銘柄はコチラ!?

 上述したように、今回の決算発表では、事前の市場予想を下回ったり、業績見通しを引き下げたりする銘柄も少なくなく、決算発表後に株価が急落するケースも多くなっています。このため、決算発表予定日をチェックし、売買ポジションを調整することが重要となります。

 しかし、決済発表自体への警戒感が強まるだけに、逆に決算発表以降は安心感が強まる銘柄も増えるとみられます。そこで、今回の「日本株投資戦略」では11/1(木)までに決算発表を終えた銘柄を分析対象とし、好決算銘柄の抽出を試みました。スクリーニング条件は以下の7点です。

(1)東証1部上場銘柄であること
(2)3月決算銘柄であること
(3)時価総額1,000億円以上の銘柄であること
(4)11/1(木)までに決算発表を終了した銘柄であること
(5)上期(2018年4~9月期)の営業利益が、事前の市場コンセンサスを上回っていること
(6)上期(2018年4~9月期)の営業増益率(前年同期比)が通期(2019年3月期)会社予想増益率を上回っていること
(7)決算発表と同時に通期会社予想を上方修正していないこと

上記の全条件を満たした銘柄を、(5)で計算した上期営業増益率について、市場コンセンサスを何%上回ったのか計算し、その数字が大きい順に並べたものが表2となります。これらの銘柄は今後、株式市場で再評価の対象になる場面もあると「日本株投資戦略」では予想しています。

表2:決算発表が佳境となり、投資家として注意すべきことは?
取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄名 株価
(11/2) 2018年4~9月期

 ※ 図表のフォーム形式が異なっていて、コピー時に少し違った表示になっています。

営業利益 2019年3月、会社予想、営業増益率、前年同期比 、市場予想比 、

現買信買 チャート 追加 7013 IHI 4,230 30.6% 65.4% 17.6%
現買信買 チャート 追加 4044 セントラル硝子 2,725 74.9% 36.9% 32.5%
現買信買 チャート 追加 2220 亀田製菓 5,390 32.0% 32.5% 29.8%
現買信買 チャート 追加 7518 ネットワンシステムズ 2,563 113.6% 22.5% 45.6%
現買信買 チャート 追加 7105 三菱ロジスネクスト 1,270 56.4% 21.9% 34.7%
現買信買 チャート 追加 6816 アルパイン 1,915 101.4% 17.3% -5.4%
現買信買 チャート 追加 9936 王将フードサービス 7,190 50.0% 14.0% 4.1%
現買信買 チャート 追加 2317 システナ 1,442 49.2% 9.3% 16.3%
現買信買 チャート 追加 6135 牧野フライス製作所 4,895 188.0% 9.3% 17.2%
現買信買 チャート 追加 4917 マンダム 3,095 7.4% 6.8% 1.7%

※Bloombergおよび会社公表データを用いてSBI証券が作成。市場予想は4~6月期実績と7~9月期事前予想値(市場コンセンサス)を合計した数字。

 ※ 本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

 ※ 免責事項・注意事項本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。