(アフリカ大陸の地図)
① ""米、アフリカでの中ロの影響力拡大に対抗へ=ボルトン大統領補佐官""
2018/12/14 17:40
[ワシントン 13日 ロイター] -
ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、アフリカ地域で急速に拡大する中国とロシアの経済的・政治的影響に対抗する方針を示した。両国が法の支配を軽視し、不正な事業慣行を続けていると指摘した。米保守系シンクタンク、ヘリテージ財団での演説の準備原稿で13日明らかになった。
原稿によると、ボルトン補佐官は、米国の最優先事項は、米国企業の事業機会を創出し、アフリカ諸国の独立性と米国の国家安全保障上の利益を守るために同地域との経済関係を発展させることだと表明した。
「中国とロシアという競合する大国は、アフリカで金融・政治的な影響を急速に拡大している」と指摘。「米国に対する競争優位性を得ようと意図的かつ積極的に投資を行っている」との見方を示した。
ボルトン補佐官は「中国は賄賂、不透明な契約、債務の戦略的な利用を通じてアフリカ諸国を拘束しており、その投資事業は腐敗にまみれている」と批判。
ロシアについては「法の支配や透明性が高く責任のあるガバナンスを軽視し、政治・経済関係を進めている」との見解を示した。
ロシア政府が国連での票の獲得と引き換えに武器とエネルギーを売っているとし、こうした票は「大国の権力を維持し、平和と安全保障を損ない、アフリカ諸国の国民の最善の利益と相反する」と批判した。
🌀 ボルトン米大統領補佐官 ,wikipedia
ジョン・ロバート・ボルトン(英語: John Robert Bolton、1948年11月20日 - )は、アメリカ合衆国の政治家・外交官、国家安全保障問題担当大統領補佐官。元米国国連大使。
メリーランド州ボルチモア生まれ。1970年にイェール大学を最優等(summa cum laude)で卒業、1974年同大学イェール・ロー・スクール修了(法務博士 J.D.)。
タカ派で、アメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)への参加[1][2]などから、ネオコンの代表的な人物とみなされることが多いが、ボルトン自身は高校時代からバリー・ゴールドウォーターの選挙運動に参加するなど生粋の保守派であるため、左翼からの転向者を意味する「ネオコン」と呼ばれることを嫌ってる[3]。親イスラエル派、また「ブルーチーム」と呼ばれる親台派の代表的人物と見なされている。
★ 政策・人物像[編集]
先述の通り、高校時代には1964年アメリカ合衆国大統領選挙における共和党バリー・ゴールドウォーターの選挙運動に参加している。ロースクールでは後の最高裁判事のクラレンス・トーマスと同じクラスであり、またビル・クリントン、ヒラリー・クリントンも同時期に在学していた。
ワシントンの法律事務所勤務、保守派の大御所的存在ジェシー・ヘルムズ上院議員の補佐官を経て、1981年のレーガン政権の8年間、国際開発庁および司法省に勤務し、エドウィン・ミース司法長官と行動を共にした。1989年から1993年まで、ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ政権で国務次官補を務め、ジェームズ・ベーカー国務長官の知遇を得た[4]。担当は対国際連合。クリントン政権期は保守系シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ公共政策研究所副所長に就任し、クリントン政権の外交政策に対して一貫して批判を続けた。
2001年、ジョージ・ウォーカー・ブッシュ政権によって国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)に任命され、北朝鮮との六者会合やイランの核開発問題などを担当したが、強硬なスタイルは多くの敵を作った。イランの外務省はボルトンを「無作法で非外交的」と非難した[5]。また北朝鮮を巡っては、時の総書記金正日を「圧政的な独裁者」と呼び、北朝鮮で生きることは「地獄の悪夢」などと発言したことから、北朝鮮はボルトンを「人間のクズ」(human scum)と激しく批判した。ボルトンの発言は非外交的だとして議会などから問題視された。また、開戦への慎重論が少なくなかった国務省内の対イラク開戦推進派としてイラク戦争への流れをつくる。
2005年、駐国際連合アメリカ大使に推された。ここではヘンリー・キッシンジャー、ジェームズ・ベーカー、ローレンス・イーグルバーガー、ジョージ・シュルツ、アレクサンダー・ヘイグの5人もの共和党政権における国務長官経験者が議会にボルトンを推薦する書簡を送るなど極めて異例の推薦を受けたが[4]、民主党がフィリバスターで対抗するなど強い反発を浴びた。ブッシュは反対を押し切って8月に任命を強行(休会任命の為未承認)。上院が承認しなかった為、2006年12月4日に辞任を表明し年内に任期満了で退任した。在任中は北朝鮮とイランの圧政を国務次官時代と同様一貫して激しく批判しており、両国に対する強硬路線を主導した。
2006年7月5日に北朝鮮が行ったテポドン2号発射及び、同年10月9日に強行された核実験の後は安倍晋三(当時内閣官房長官)や外務大臣(当時)の麻生太郎と共に北朝鮮への制裁路線を推進。10月15日には対北制裁決議の採択を実現する。バンコ・デルタ・アジアの北の不正資金凍結も断行した。
国際連合を軽視する発言等で何かと物議を醸しているが、それが後に失脚する一因となっている。また、日本の国連常任理事国入りと台湾の国連加盟を支持している。自身と米国政府が推薦した大韓民国出身の潘基文が国連事務総長に当選した際は歓迎している[6]。しかし、国連大使退任後、潘基文が台湾の加盟を拒否した際は批判している[7]。
また、ブッシュ政権が2期目に押し進めた対北融和路線も激しく批判。拉致被害者家族からの信頼も厚く、2007年11月に北朝鮮による拉致被害者家族連絡会・北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会が訪米した際、最初に面会した要人である。また、北朝鮮の脅威に対抗するために日本と韓国が核武装を検討することを主張している[8]。
セルビアからのコソボ独立についてボルトンは、「コソボがイスラーム過激派の温床になるかもしれない」と懸念を表明、安易に独立を認めたブッシュ政権の政策を批判する論文をローレンス・イーグルバーガー元国務長官と共にワシントン・タイムズに寄稿した。
またウゴ・チャベス大統領のアメリカ批判に対しては、「チャベスこそ言論の自由を自国民に与えていない」と返答した。
かねてから2016年アメリカ合衆国大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプはボルトンの外交手腕を買って国務長官候補として検討しており[9]、政権移行チームでもルドルフ・ジュリアーニと並ぶ次期国務長官の筆頭候補の一人や国務副長官候補[10]として名前が挙がっていた[11][12]。
バラク・オバマの広島訪問をニューヨーク・ポスト紙で「恥ずべき謝罪の旅」と強く批判し[13]、ニューヨーク・タイムズ紙でイランへの爆撃やウォール・ストリート・ジャーナル紙で北朝鮮への先制攻撃も主張している[14]。
★ トランプ政権[編集]
トランプ大統領は自身のTwitterにおいてハーバート・マクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官を解任し、後任にボルトンを充てると表明した[15]。
2018年4月13日に起きたアメリカ・イギリス・フランスによるシリアのバッシャール・アサド政権への軍事攻撃では、国家安保担当補佐官に着任したばかりのボルトンがイランと北朝鮮への威嚇を狙って後押ししたとされる[16]。同年5月にはそのタカ派ぶりで北朝鮮から名指しで批判された[17]。
★ 語録[編集]
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「国連などというものはない。あるのは国際社会だけで、それは唯一のスーパーパワーたるアメリカ合衆国によって率いられる」[18]
「国連本部ビルの最上層10階分(事務総長執務室など幹部の部屋がある)がなくなったとしても何ら困る事はない」[19]
「アメリカ政府はアメリカ合衆国憲法修正第2条(市民の武装権)に反するあらゆる提案を拒否する」
「北朝鮮は採択後45分以内に決議を拒否するという世界記録を樹立した」[20]
「深く考慮した結果、私はあなたの政権下での米国連大使としての役職を、現在の任期が終了次第辞任するべきだという結論に達した」(ジョージ・W・ブッシュに対して)
「関係正常化は北朝鮮の利益になるだけだ。米国はそんな事には関心はないとはっきり言うべき。北朝鮮がまともな国になるまで関係を持つべきではない」
「金正日は少々のダイエットをすることになるだろう」(経済制裁決議案採択後)[21]
「拉致問題が解決するまでは、米政府による北朝鮮のテロ支援国指定解除は交渉すらすべきでない」
「6か国協議における合意は完全な失敗であり、最悪の取引だ。金正日が核を放棄することはあり得ない。大統領が目を覚ましてくれることを期待する。こんな合意はならず者政権の指導者たちに米国の交渉担当者を疲れさせることが出来たら、褒賞がもらえることを教えるようなものだ、大統領の今までの方針は正しい。半年の間にブッシュ大統領はこの合意を反故にするかの局面に立たされる。北朝鮮は約束を守らないだろう。彼らはあらゆる口実を用いて交渉を引き延ばし、更なる代償を求めてくる」
「アメリカがだまされたと証明されるのは時間の問題だ」
「金正日は吸血動物であり、恥知らずな独裁者だ。国民を飢餓に晒し、強制収容所や監獄に押し込んでいるような暴虐な独裁者だ。北朝鮮の生活は地獄のような悪夢にある。金正日はインターネットで世界を楽しむが、国民には外の世界は知らせない。国民に知られるのがそんなに怖いのだろうか?」[22]
「国際社会に入りたければ、金正日が自ら決断すべきだ。韓国や日本の拉致被害者を祖国に帰し、事件の全容を明らかにすべきだ」
「言論の自由を行使するなら、(ニューヨークの)セントラル・パークに歩いて行って、好きなだけ話せばいい」(チャベスのアメリカ批判にて)
🌊🌊 トランプ大統領の罵詈雑言が初級者クラスに見える程の毒を含んだ攻撃的な言葉の
数々です。でも、トランプ政権の重要なキーパーソン!凡太郎に言わせれば、世界で
もっとも危険な政治家のワースト10に入っています!