(はやぶさ2が探査中のリュウグウにそっくりのベンヌ(NASA))
(そろばんのコマのような形をしているところもリュウグウにそっくり(NASA))
(こちらははやぶさ2がとらえたリュウグウ。はやぶさ2の機影がみえる(JAXA) )
① ""はやぶさに続け!NASA探査機 まもなく小惑星到着「リュウグウにそっくり」(動画)""
2018年12月03日 14時15分
「米国版はやぶさ」と呼ばれる米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機が、日本時間4日午前2時ごろ目的地の「ベンヌ」に到着する。
この探査機は、NASAが2016年9月に打ち上げた「オシリス・レックス(OSIRIS-REx)」だ。地球から約1億3400km離れた古代エジプト神話の不死鳥の名前を持つ「ベンヌ」に向けて約2年間旅を続けてきた。
小惑星探査機といえば、日本の「はやぶさ」や「はやぶさ2」が思い浮かぶが、「オシリス・レックス」はNASA初の地球近傍小惑星探査計画のために開発されたもので、今後1年かけて、ベンヌの大きさや形を観測し、表面の岩石や塵などの試料を採取し、2023年9月に地球に帰還する予定だ。
オシリス・レックスが先月2日にとらえたベンヌの画像を見ると、全体的な形はそろばんのコマのようで、小惑星リュウグウそっくりだ。
そのはやぶさ2は現在、リュウグウへの「タッチダウン(着陸)」に向けてさまざまなテスト飛行の真っ最中だ。リュウグウの表面が当初の想定よりも岩だらけで着陸場所の選定に時間がかかっているが、オシリス・レックスの研究チームとは互いに試料の交換を行う予定で、日米両国の科学者同士で成果を比較・検証するなど相互交流が期待されている。