(津波に注意ボード)
(12月5日9時 の沿岸波浪実況図)
🌊 太平洋側に3という数値が出ていますが、これは津波の高さではありません。
通常の海面上の動きです。次の【気象庁】の解説をご覧ください。
(有義波、有義波高)
海岸で打ち寄せる波をしばらく見ていると分かるように、実際の海面の波は1つ1つの波高や周期が均一ではありません。そこで、複雑な波の状態を分かり易く表すために統計量を用います。
ある地点で連続する波を1つずつ観測したとき、波高の高い方から順に全体の1/3の個数の波(例えば100個の波が観測された場合、高い方から33個の波)を選び、これらの波高および周期を平均したものをそれぞれ有義波高、有義波周期と呼び、その波高と周期を持つ仮想的な波を有義波と呼びます。(「3分の1最大波」と呼ぶこともあります。)このように有義波は統計的に定義された波で、最大値や単純な平均値とも異なりますが、熟練した観測者が目視で観測する波高や周期に近いと言われています。気象庁が天気予報や波浪図等で用いている波高や周期も有義波の値です。
実際の海面には有義波高よりも高い波や低い波が存在し、時折、有義波高の2倍を超えるような波も観測されます。例えば、100個の波(おおよそ10~20分)を観測した時の最も高い波は、統計学的には有義波高の約1.5倍になります。同様に、1000個の波(おおよそ2~3時間)を観測した場合には、最大波高は統計学上、有義波高の2倍近い値と見積もられます。また、海岸、浅瀬、リーフ、岸壁の付近では、海底の地形や港湾の構造物の影響で波が変形し、条件によっては天気予報で発表される波の高さの何倍もの高さの波が押し寄せる場合があります。
① ""津波予報(津波に関するその他の情報)""
平成30年12月 5日16時14分 気象庁発表
津波予報(若干の海面変動)をお知らせします。
************** 本文 ****************
若干の海面変動が予想される沿岸は次のとおりです。
<津波予報(若干の海面変動)>
北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、
青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、
千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、
相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、伊勢・三河湾、三重県南部、
淡路島南部、和歌山県、徳島県、愛媛県宇和海沿岸、高知県、
大分県豊後水道沿岸、宮崎県、鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、
奄美群島・トカラ列島、沖縄本島地方、大東島地方、宮古島・八重山地方
*************** 解説 ***************
<津波予報(若干の海面変動)>
若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません。
若干の海面変動が予想される時刻は、早い沿岸で05日21時00分頃で
す。
これらの沿岸では今後1日程度は若干の海面変動が継続する可能性が高い
と考えられます。
************ 震源要素の速報 *************
[震源、規模]
きょう 5日13時18分頃地震がありました。
震源地は、南太平洋(南緯22.1度、東経169.2度)で、地震の規模
(マグニチュード)は7.6と推定されます。