(ルソン島のマヨン山が噴火した(Pier Dela Pena & Jo Rocco) )
① ""フィリピン・マヨン山噴火あいつぐ!「伝説再び?」噴煙が美女の形に(動画)""
2018年12月28日 10時22分
今年1月に大爆発したフィリピン・ルソン島のマヨン山が27日、水蒸気爆発を2回起こした。同国の防災機関は「火山直下へのマグマ貫入による火山性地震を観測した」として、火山から半径6キロ以内への立ち入りを禁止している。一方、地元住民の間では「噴煙の形が美女そっくりだ」と注目が集まっている。(動画:フィリピン火山地震研究所=PHIVOLCS-DOST)
② 日系人は「ルソン富士」と呼ぶ
現地語で「美しい」という意味を持つマヨン山は、標高2463メートル。ルソン島南部にそびえ、周辺はマヨン国立公園に指定されている。その姿形から日系移民の間では「ルソン富士」と呼ばれており、17世紀以降、ひんぱんに噴火を繰り返している。今年1月13日には約4年ぶりに激しい水蒸気爆発が発生し、フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS-DOST)が警戒レベルを5段階中、危険度を3番目に高く引き上げた。
同研究所によると、27日に発生した2回の水蒸気爆発では、噴煙が火口上空600メートルまで上がった。この噴火に伴って火山性地震が4回観測されており、二酸化硫黄を含む火山ガスは1日あたり平均2000トン近く放出されている。
③ 美女ふたたび?
ふもとのアルバイ州の住民の間では、この噴火で出現した噴煙の形が、2018年のミス・ユニバース世界大会で優勝したフィリピン代表のカトリオナ・グレーさんの横顔に似ていると話題になっているという。
(今年1月の噴火で「伝説の美女マガヨンと勇者」と噂された噴煙とイラスト(上:Ciriaco Santiago III/ABS-CBN、下:Kerby Rosanesさんの原画を加工したもの/Neil Edward D. Diaz) )