(画像引用元;news goo ne.jp)
① ""JR各社で新幹線の自動券売機使えないトラブル""
2019年2月15日 14時36分
15日午前、東日本から九州にかけてのJRの駅で、新幹線の自動券売機が一部で使えなくなるトラブルが起きました。JRの関連会社では来月のダイヤ改正に向けたシステムのプログラムの更新作業が影響した可能性があるとみて調べています。
15日午前、JR名古屋駅や新横浜駅などで東海道新幹線の自動券売機が一部で使えなくなるトラブルが起きました。
JR東海によりますと、新幹線の自由席特急券を往復で購入しようとすると、その後機械が作動しなくなったということです。
同じようなトラブルは、JR東日本と西日本、それに九州の駅の新幹線の自動券売機の一部でも起きているということです。
★ JR北海道と四国ではこれまでのところトラブルの報告はないということです。
JR東海では、係員がいる窓口で乗客の対応にあたっているほか、自動券売機の設定を自由席特急券を往復で購入できないように変更し、片道の切符などの販売を再開しています。
JR各社が出資し、券売機のシステムを管理している「鉄道情報システム」によりますと、来月のダイヤ改正に向けて駅名などを更新したプログラムを反映させる作業を15日朝早く行ったということです。
鉄道情報システムは、これらの作業がトラブルに影響した可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。
★ ツイッターには困惑の声
ツイッターには、東海道新幹線の自動券売機が使用できず、困惑する乗客などの声が数多く投稿されています。
このうち名古屋駅を訪れた乗客の投稿は、自動券売機に「調整中」という貼り紙がされている画像とともに、構内アナウンスで窓口に回るよう呼びかけられている様子を伝えています。
また、新横浜駅を訪れた乗客の投稿は、駅で発行されたとみられる乗車駅証明書の画像とともに、「全国的な影響か?東海道新幹線の券売機が使用できない模様と駅員。新横浜は大混雑」と現場の様子を伝えています。
★ 新横浜駅の窓口長蛇の列
自動券売機が使用できないトラブルが起きている東海道新幹線の新横浜駅では、窓口で切符を購入しようとする利用者の長い列ができていました。
また、駅の自動券売機には、「調整中」と書かれた貼り紙が貼られ、利用者が駅員に現在の状況を尋ねる姿もみられました。
名古屋経由で岐阜に向かう25歳の女性は「たまたま早めに駅に来たので窓口で購入できたが、時間どおりだったら買いそびれたと思う。あまりないことなので驚きました」と話していました。
また、仕事で名古屋に向かう45歳の男性は「駅に来てトラブルを知りました。ギリギリ購入できましたが間に合うか焦りました。最近せっかく便利になっているので、さっと使えるようにしてほしい」と話していました。
★ 名古屋駅では
JR名古屋駅の新幹線用の券売機では「本日、片道、1名のみに限定して発売しています」という貼り紙が貼られています。
券売機の利用客はまばらで、その付近で駅員が利用客を誘導して係員がいる窓口に案内していました。
窓口に並んで切符を購入しようとしていた40代の男性は「これから出張ですが、急きょ列に並ばなければならなくなり間に合うか心配です」と話していました。
★ 関西の駅にも影響
JRによりますと、午前11時現在、新大阪駅では5台の券売機の使用を停止しているほか、京都駅で4台、滋賀県の米原駅で1台が使えなくなっていて、駅員のいる切符売り場で発券の対応をしているということです。
JR新大阪駅では、券売機に「発売停止中」の表示が出ていますが、新幹線を利用するサラリーマンなどは使用できる券売機に並んで切符を買い求めるなどしていて、大きな混乱は出ていません。
また、山陽新幹線の複数の駅でも自動券売機が使えなくなっているということです。