森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

好きなアニメ・漫画、趣味の語学・数学・宇宙、真剣に防災・政治・少子高齢化まで興味の赴くまま自由に大胆に考えていきます。

【国立天文台】 過去記事 ; 1月2日22:55分、""超巨大ブラックホール周辺での特異な化学組成の発見—新たなブラックホール探査法の開発に向けて""

2020-01-02 22:56:46 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…
※ 本日、最後の記事のUPです。

① ""超巨大ブラックホール周辺での特異な化学組成の発見—新たなブラックホール探査法の開発に向けて""

2013/10/24 (配信日10/18)

超巨大ブラックホール周辺での特異な化学組成の発見
—新たなブラックホール探査法の開発に向けて

発表者
  • 泉拓磨(東京大学大学院理学系研究科 天文学専攻 修士2年)
  • 河野孝太郎(東京大学大学院理学系研究科 天文学専攻 教授)

📕 発表のポイント
  •    アルマ望遠鏡を用いて、ブラックホールをとりまくガスの物理状態および化学組成を明らかにし、銀河のエネルギー源を診断する新しい方法を提唱しました。         
  • ブラックホールの周辺150光年にまで迫る高い解像度で、複数の分子の存在量を測定することに初めて成功しました。   
  •       
  •   本研究成果を応用することで、塵に隠されて可視光では観測できない活動的なブラックホール周辺環境の探査が進み、その進化の解明につながると期待されます。         

📕    発表概要

現代天文学の最重要課題の一つに、どのようにして超巨大ブラックホール(注1)が形成されるのか、という仕組みの解明があります。その解明には、まずブラックホールの有無を観測的に判定する必要があります。しかし、従来の探査法では最も活発な時期にあるブラックホールを探し出すことは困難でした。

👤👥 東京大学大学院理学系研究科の大学院生・泉拓磨氏(修士課程2年)、河野孝太郎教授を中心とする国際研究チームは、南米チリのアルマ望遠鏡(注2)を用いて、NGC 1097という銀河の中心にある、活動的な超巨大ブラックホール周辺の高密度分子ガスを、過去最高の感度で詳細に観測することに成功しました。

 その結果、このブラックホール周辺環境ではシアン化水素(HCN、H:水素、C:炭素、N:窒素)の大量生成に特徴付けられる特異な化学組成が実現しており、その原因はブラックホールの影響で周囲の環境が高温に加熱されていることだと示唆されました。

 こうした、ブラックホール周辺環境に特徴的な分子の観測を逆手に取り、今後は塵に埋もれて可視光などでは観測できない「埋もれたブラックホールの探査」も可能になると期待されます。

📕 発表内容

1.これまでの研究
近年の観測研究の発展により、多くの銀河の中心部には超巨大ブラックホールが存在することが明らかにされつつありますが、一体どのようにして、これほど重いブラックホールが形成されるのか、その仕組みを解明することは現代天文学の最重要課題の一つです。

 こうした超巨大ブラックホールの質量は、その銀河の中心部(「バルジ」という)の質量にほぼ比例することが示されています。すなわち、重い銀河ほど重いブラックホールを持つのです。銀河のバルジは、他の銀河との合体・衝突を通じて成長するとされており、その過程の中で、大量の星間物質(注3)が銀河中心に流れ込み、ブラックホールを成長させると考えられています。

 したがって、こうした銀河とブラックホールの「共進化」を調べるには、宇宙の古今にわたってブラックホールの質量や、その「エサ」となる周囲の星間物質の様子を調べることが重要です。しかし、そのためにはまず、銀河の中心部にブラックホールが存在するかどうかを観測的に判定しなければなりません。

 こうした「ブラックホール探査法」は、これまで可視光や赤外線の分野で数多く提案されてきましたが、これらの波長帯の光は宇宙空間に漂う塵に吸収されてしまうという決定的な難点がありました。困ったことに、ブラックホールや星の形成などは、活発なものほど多くの塵をともなう傾向にあります。すなわち、従来の探査法では、進化の段階において最も活発な時期にあるブラックホールを探し出すことは難しいのです。

 そこで、国際チームはミリ波サブミリ波(注4)で観測される、さまざまな分子や原子からの放射を基にして探査法を確立することを目指しています。

 ミリ波サブミリ波帯は、星間物質、特に低温の高密度ガスを観測する上で最も基本的かつ重要な波長帯であり、塵による吸収を受けないという非常にユニークな性質を持っているので、銀河中心部の観測にうってつけです。

 また、近年の星間化学モデルの発展により、銀河におけるさまざまな活動現象(超巨大ブラックホールや爆発的星形成)は、それぞれ特徴的な影響を星間物質に与えることが予測されています。したがって、こうした影響の違いを逆手に取って利用することで、個々の現象を特定しようというアイディアです。



図1:(左)今回観測したNGC 1097の光学写真。(右)NGC 1097の中心領域(半径2100光年)をアルマ望遠鏡を用いてサブミリ波で観測した結果(疑似カラー表示)。

リング状に存在する爆発的星形成領域と、中心のブラックホール近傍に存在する塵の放射が描き出されている。中心の星印は近赤外線放射(主に星形成活動を反映)のピーク位置を、十字は波長6cmの電波放射(活動的な巨大ブラックホール領域からの放射)のピーク位置を示す。

 アルマ望遠鏡で観測したサブミリ波放射のピークと、6cm電波放射のピークはよく一致しており、正確にブラックホール周辺領域からの放射を観測できていると分かる。


2. アルマ望遠鏡による高感度高空間分解能観測

新手法の開発ならびに検証には、素性のよく分からない遠方銀河を用いるよりも、まずは空間的に分解して性質を詳しく調べられる近傍銀河を研究する方が有効です。

そこで、国際チームは、NGC 1097(距離約5千万光年)という銀河において、シアン化水素(HCN)、ホルミルイオン(HCO+)、硫化炭素(CS)といった分子の放つミリ波サブミリ波帯の電波(分子輝線; 注5)を、南米チリのアタカマ高地に建設中のアルマ望遠鏡で観測しました。

NGC 1097は先行研究から中心部に活動的な超巨大ブラックホールが存在すると分かっており、さらに、上記の分子が放つ分子輝線は銀河中心部のような高密度領域を観測するのに適したものとなっています。



図2:アルマ望遠鏡で得たサブミリ波放射のピーク地点で採取したスペクトル。横軸が周波数、縦軸が電波強度を示す。シアン化水素(HCN)やホルミルイオン(HCO+)、一酸化炭素分子(CO)からの強い放射が検出されたが、硫化炭素分子(CS)から期待される周波数には信号が検出されなかった。


3. 研究結果
今回の観測は、総観測時間約2時間程度の比較的短い観測ですが、ブラックホールの周辺150光年にまで迫る高い解像度(1.5秒角の高い解像度)が達成され、また、ノイズの少ない非常に高品質なデータを取得することができました。アルマ望遠鏡で観測したこの銀河中心の半径2100光年の領域の画像と中心地点でのスペクトルを、それぞれ図1と2に示します。

広い周波数範囲のスペクトルをとると、色々な分子輝線の強度の比をとることができます。このスペクトルにおいてはHCNの強度がHCO+やCSに比べて大きいことに注目しました。

これは、より低い周波数(ミリ波帯)における巨大ブラックホール周辺環境の観測研究でも報告されている現象です。ミリ波帯の輝線に比べて、サブミリ波帯の輝線はより高温高密度の領域を観測できる、すなわち、よりブラックホール周辺の環境を観測できると考えられているので、今回の研究でも先行研究と同様の結果が得られたことはその妥当性を裏付けるものとなっています。

 次に、この傾向が他の銀河でも見られるか、文献を調べてみました。その結果をまとめたのが図3です。まだまだ天体数は少ないものの、この図から、やはり活動的な巨大ブラックホールの影響が強い銀河ほど、HCN/HCO+強度比とHCN/CS強度比は大きくなる(図中では右上にくる)ことが分かりました。したがって、この図を用いて銀河中心の活動現象の種類を判定できると期待されます。

 この新判定法にはサブミリ波帯の分子輝線を用いていますが、輝線の周波数は、天体が遠くになればなるほど赤方偏移の効果で低くなります。しかし、アルマ望遠鏡は、今回の観測(サブミリ波帯)よりも低い周波数帯(ミリ波帯)も充分観測可能なので、この判定手法は、約100億光年彼方の天体まで適用可能であり、遠方銀河の探査が飛躍的に進むであろう今後のアルマ時代にうってつけの観測手法です。

 また、観測されたさまざまな分子輝線を用いた詳細な解析を行なうことで、単なる輝線強度の議論からさらに踏み込んで、輝線を出す領域の温度や密度、化学組成といった物理化学的な量がどうなっているのかを調べました。

 その結果、これらの分子輝線は高温(数百度)高密度(1立方センチメートルあたりに水素分子が1万個から百万個程度存在)の領域から放たれており、そこではHCN分子が活発に生成されていることが分かりました。

 ここで示されたような高温状態を銀河中心の数百光年の領域にわたって達成することは、一般的な星形成活動では難しく、巨大ブラックホールの影響を反映しているものと示唆されます。特に、今回観測したNGC 1097においては、ブラックホールから吹き出るジェットによる衝撃波加熱の影響が強く示唆されました。

 こうした高温環境でHCN分子が大量生成されることは、近年の星間化学モデルとも良く合致する結果です。このように、アルマ望遠鏡の高い性能により、理論と観測の結果の直接比較も可能となりつつあることも、今回の研究で示すことができました。


4. 今後の展望
本研究により、NGC 1097という銀河の中心部では、超巨大ブラックホールの影響を反映して、ガスが高温に加熱されており、その結果HCN分子の生成が促進されていることが分かりました。

 また、その現象を利用してサブミリ波帯での分子輝線観測にもとづく超巨大ブラックホール探査法を提示しました。今後は観測天体数を増やしてこの手法の確立を目指すとともに、アルマ望遠鏡によるさらに詳細な高密度ガスの観測を行なうことで、可視光や赤外線観測では全貌を解き明かせない、塵に覆われた真のブラックホール成長史を明らかにしていく予定です。 

発表雑誌
雑誌名「Publication of the Astronomical Society of Japan」(オンライン版:2013年10月24日)論文タイトル「Submillimeter ALMA Observation of the Dense Gas in the Low-Luminosity Type-1 Active Nucleus of NGC 1097」著者Takuma Izumi, Kotaro Kohno, Sergio Martin, Daniel Espada, Nanase Harada, Satoki Matsushita, Pei-Ying Hsieh, Jean L. Turner, David S. Meier, Eva Schinnerer, Masatoshi Imanishi, Yoichi Tamura, Max T. Curran, Akihiro Doi, Kambiz Fathi, Melanie Krips, Andreas A. Lundgren, Naomasa Nakai, Taku Nakajima, Michael W. Regan, Kartik Sheth, Shuro Takano, Akio Taniguchi, Yuichi Terashima, Tomoka Tosaki, Tommy Wiklind         アブストラクトURLhttp://pasj.asj.or.jp/v65/n5/650100/650100a.html




図3:観測された分子輝線を用いて作成した銀河のエネルギー源診断図。観測サンプルは、赤が活動銀河(巨大ブラックホールがエネルギー源)、青が爆発的星形成銀河、緑が高光度赤外線銀河を示す。ブラックホールの活動の影響の強い銀河(赤)が、図中では右上に位置している。NGC 4418はさまざまな波長で非常に特異な性質を示す銀河で、今後さらなる詳細観測が必要である。




図4:NGC 1097中心核近傍の想像図。超巨大ブラックホールから吹き出るジェットによる衝撃波で加熱された周囲の分子ガス雲の中で、シアン化水素分子の大量生成が促進されている様子が描かれている。


用語解説
注1 超巨大ブラックホール太陽の数百万倍から十億倍程度の質量をもつ。

↑注2 アルマ望遠鏡正式名称は「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」。南米チリのアタカマ高地(標高5000m)にある、12mアンテナ54台、7mアンテナ12台からなる世界最高性能の巨大電波望遠鏡。東アジア、北米、ヨーロッパを中心とする国際共同プロジェクトで、感度と空間分解能でこれまでの電波望遠鏡を10倍から100倍上回る性能を持ち、星間分子観測でも大きな威力を発揮すると考えられている。2011年9月から、アンテナ16台での初期科学運用が開始され、本研究も含め、続々とその科学成果が発表されている。↑

注3 星間物質宇宙空間は完全な真空ではなく、ガスや塵が漂っている。これらを総称して星間物質と呼ぶ。星間物質は、ブラックホールや星形成活動の「燃料」となる、宇宙の重要な構成要素である。

↑注4 ミリ波サブミリ波ミリ波は波長数ミリメートル程度、サブミリ波は波長0.1~1mm程度の電波のこと。

↑注5 分子輝線分子のエネルギー状態は量子力学により記述され、とびとびの準位を持つ。あるエネルギー状態が別のエネルギー状態に遷移するときに、その準位差に相当するエネルギーの電磁波を放出(輝線)または吸収(吸収線)する。こうした、分子の放つ輝線のことを分子輝線と呼ぶ。電波領域では主に分子の回転状態の変化に伴う輝線(回転遷移線)が観測され、その周波数は分子ごとに異なる。逆に観測されたスペクトルの周波数から分子を同定することもできる。↑




【CNN】 2019.12.31 17:25分、""JAL、外国人旅行者5万人に国内線往復券を無料提供””

2020-01-02 21:28:25 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…

① ""JAL、外国人旅行者5万人に国内線往復券を無料提供””

2019.12.31 Tue posted at 17:25 JST



          
JALは訪日外国人最大5万人を対象に、国内線の往復航空券をプレゼントする/Tomohiro Ohsumi/Getty Images

(CNN) 日本航空(JAL)が2020年夏に日本を訪れる外国人旅行者を対象に国内線の往復航空券5万枚を無料で提供する。

このキャンペーンは、外国人旅行者たちに普段あまり旅行者が行かない場所を見てもらうのが目的だ。

また、来年は夏に東京五輪・パラリンピックが開催されることから、7月1日から9月30日までの間、旅行者が東京に集中するのを防ぐ狙いもある。

ただし、無料航空券を手にするには、日本国外でJALマイレージバンクムに登録するなどしなければならない。また行き先は、申し込みから数日たたないと分からない。

キャンペーンに参加すると、候補として、羽田、伊丹、関西の各空港から出発する国内旅行先4カ所が示される。最大4人のグループで申し込めるので、家族や友人との旅行も可能だ。結果は申し込みから3日以内に通知される。



写真特集:厳選、日本を代表する観光地

 2018年の1年間に日本を訪れた外国人旅行者の数は、2013年から3倍に増え、3100万人を突破した。そのうち約1000万人は東京限定の旅行者だ。

📅 このキャンペーンのさらなる詳細は、来年1月はじめに発表される。申し込みの受け付けは先着順で、2月下旬に受け付けが開始される。

※ JALのこの大盤振る舞いキャンペーンは、果たして成功するのか!?






【nhk news web】 1月2日 19時12分、""ゴーン被告 レバノンへの経由地 トルコで7人拘束か ””

2020-01-02 21:14:14 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…
 ソーシャルランキング 1位 (21:00現在)




① ""ゴーン被告 レバノンへの経由地 トルコで7人拘束か ””

2020年1月2日 19時12分  ゴーン前会長 


👤 海外への渡航を禁じられていた日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が秘密裏に中東のレバノンに出国した問題で、経由地となったトルコで7人が拘束され、警察が詳しい経緯を調べていると地元の複数のメディアが伝えました。

🛫 日産自動車のゴーン元会長は、みずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載した罪などで起訴され、保釈中は海外への渡航が禁じられていましたが、「不公正な日本の司法から逃れるためだ」として秘密裏に日本を出国し、先月30日にレバノンに入国しました。

🚔 この際、ゴーン元会長はトルコを経由したことが明らかになっていますが、地元の複数のメディアは2日、イスタンブールで7人が拘束され、警察が詳しい経緯を調べていると伝えました。

📰 また、一部のメディアは、拘束された7人のうち4人は、パイロットだと伝えています。

 これまでのところ当局の発表はありませんが、ゴーン元会長がレバノンに出国した経緯の解明につながるか注目されます。

搭乗者名簿には名前なし
 
👤    レバノンの治安当局者によりますと、ゴーン元会長とみられる人物は経由地のトルコからプライベートジェットでベイルートに到着しました。

 その際、搭乗者名簿にゴーン元会長の名前はなく、アメリカのパスポートをもつ男性2人の名前が記載されていたということです。

📕 そしてベイルートの空港での入国の際には、ゴーン元会長の名前が記載されたフランスのパスポートが提示されたとしています。

【Bloomberg】 1月1日 12:17 、""ゴーン氏不在の日産とルノー、2019年株価騰落率が業界最悪""

2020-01-02 20:45:27 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…

① ""ゴーン氏不在の日産とルノー、2019年株価騰落率が業界最悪""

Craig Trudell          

  2020年1月1日 12:17 JST




カルロス・ゴーン被告                        
 Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

  
👤   カルロス・ゴーン被告の衝撃的な日本脱出劇が最後に加わり、同被告がかつて経営した日産自動車とルノーは悲惨な2019年の終わりを迎えた。

   両社の株価は19年の騰落率がブルームバーグ世界自動車メーカー指数で最悪で、日産が約28%、ルノーが約23%それぞれ下落した。上昇率トップはフェラーリ、上位には起亜自動車やテスラが並んだ。

 
原題:
Ghosn-Less Renault and Nissan Were the Worst Car Stocks of 2019(抜粋)

 最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中            
  LEARN MORE



【nhk news web】 1月2日 12時42分 、""北野天満宮で書き初め 「令和」「東京五輪」の文字も””

2020-01-02 18:03:56 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…



① ""北野天満宮で書き初め 「令和」「東京五輪」の文字も””
 
2020年1月2日 12時42分 

 学問の神様 菅原道真をまつる京都の北野天満宮で正月恒例の書き初め、「天満書」が行われています。


 「天満書」は、京都市上京区の北野天満宮で「書の三聖」としてたたえられる菅原道真にあやかって、書の上達を願って行う恒例の書き初めです。

 2日は朝から、使い慣れた筆や文鎮などを持参した大勢の親子連れなどが、姿勢を正して長机に向かい、新年の誓いや願いのほか、えとの「子(ね)」や「令和」など、新しい年にちなんだ文字を丁寧にしたためていました。



 このうち、「東京五輪」と書いた兵庫県の中学3年生の女子生徒は、「ことしは東京オリンピックがあるのでこの字を書きました。野球を応援したいです」と話していました。

 また、小学4年生の娘と一緒に「常在戦場」と書いた大阪 茨木市の男性は、「仕事で、常に戦場に立って戦うという気持ちで書きました。家族全員が健康でいられる1年になればと思います」と話していました。

📅 北野天満宮の書き初めは4日まで行われています。