森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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【国立天文台】 1月16日22:20分、""衝突中の銀河における超巨大ブラックホールとガスの波乱の生涯""

2020-01-16 22:21:59 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…
※ 本日、最後の記事のUPです。


 ""衝突中の銀河における超巨大ブラックホールとガスの波乱の生涯""

2020.01.16      

   アルマ望遠鏡は、成長中の2つの超大質量ブラックホールを取り巻くガスを、これまでにない精度でとらえました。


アルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で観測された銀河NGC 6240。アルマ望遠鏡の画像(右上)では、分子ガスは青色、2つのブラックホールは赤い点で示されています。左はアルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の画像を合成したもの、右下は合成画像の中心部クローズアップです。

   アルマ望遠鏡の観測により、合体銀河のブラックホールを取り巻く分子ガスについて、最も詳細な画像が得られました。
Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), E. Treister; NRAO/AUI/NSF, S. Dagnello; NASA/ESA Hubble


へびつかい座の方向に地球から4億光年離れた場所では、2つの銀河が互いに衝突し、NGC 6240 と呼ばれる銀河を形成しています。

  この特異な形をした銀河は、地球から比較的近い距離にあるため、これまで何度も観測されてきました。しかし、合体銀河NGC 6240は、複雑で混沌としています。2つの銀河の衝突は、現在も進行中です。

    2つの銀河のそれぞれの中心にあった超大質量ブラックホールは、この衝突によって1つのより大きなブラックホールになることでしょう。


この合体銀河NGC 6240で何が起こっているのかを理解するため、天文学者たちはブラックホールを取り巻く塵やガスについて詳しく調査したいと考えています。

  しかし、これまでの観測は、調査を行うのに十分な精度を持ち合わせていませんでした。アルマ望遠鏡による最新の観測は、画像の解像度を10倍も向上させました。そして、ブラックホールの影響下にある冷たいガスの構造を初めて明らかにしました。

👤     「この銀河を理解するための鍵は、分子ガスです。」と、チリのポンティフィシア・カトリック大学のエゼキエル・トライスター氏は言います。「分子ガスは、星を作るのに必要な燃料ですが、超大質量ブラックホールにも供給されています。分子ガスは、超大質量ブラックホールを成長させているのです。」

分子ガスのほとんどは、2つのブラックホールの間の領域にあります。これまでの低解像度での観測では、このガスが回転円盤である可能性が示されていました。

👤 「我々は、その証拠は見つけられませんでした。」とトライスター氏は言います。「その代わり、2つのブラックホールの間の領域で、細い糸や泡のような形になったガスの混沌とした流れを見つけました。このガスの一部は、毎秒500キロメートルの速度で外に向かって放出されています。この外に向かうガス流の原因はまだわかっていません。」



   
 
合体銀河NGC 6240の想像図。青で描かれたガスの左上と右下に、2つの超大質量ブラックホールが描かれています。 Credit: NRAO/AUI/NSF, S. Dagnello


分子ガスを詳しく観測するもう1つの理由は、ブラックホールの質量を決定するのに役立つからです。

 オハイオ州トレド大学のアン・メドリング氏は、つぎのように述べています。「ブラックホールを取り巻く星の運動から導き出した以前の理論モデルでは、このブラックホールが我々の予想よりもはるかに大きく、太陽の質量の約10億倍もあることを示していました。

一方、アルマ望遠鏡による最新画像は、どれだけのガスがブラックホールの影響範囲内に閉じ込められているかを初めて明らかにしたのです。今回の観測から求められたガスの質量は非常に大きいことがわかりました。」

以前の研究ではガスの総質量がわからなかったので、ブラックホール本体と周囲にあるガスの合計質量をブラックホールの質量として見積もっていましたが、今回の観測ではガスの量を精密に見積もることができました。

「そのため、我々が見積もったブラックホールの質量は以前の見積もりよりずっと小さくなり、太陽質量の数億倍程度になりました。これをもとにすると、このブラックホールに対して過去に得られた多くの質量測定値は、5〜90%ほど低くなる可能性があると我々は考えています。」

分子ガスはまた、天文学者が予想していたよりもさらにブラックホールに近い場所にあることがわかりました。「分子ガスは、非常に極端な環境にあります。」とメドリング氏は述べています。「これらのガスは、最終的にブラックホールに落ちるか、高速で放出されると考えられます。」

天文学者たちは、別のチームがこの銀河で最近発見したと主張している3番目のブラックホールの証拠を見つけることはできませんでした。「我々は、第3の核に相当するような分子ガスを見ていません。」と、トライスター氏は言います。「ブラックホールではなく、局所的な星団である可能性がありますが、それについて確実に何か言うには、もっと研究する必要があります。」

アルマ望遠鏡の高い感度と解像度(視力)は、合体銀河内のガスの役割や超大質量ブラックホールを理解するために重要です。アメリカ国立電波天文台のロレート・バルコス・ムニョス氏は、つぎのように述べています。

 「この銀河は非常に複雑です。このような詳しい電波画像なしには、銀河内部で何が起こっているのかを知ることは決してできません。今回の観測によって、この銀河の3次元構造をよりよく把握できるようになりました。これは、合体が進む最終段階で、銀河がどのように進化するかを理解するための機会を我々に与えてくれます。数億年後、この銀河は完全に異なった姿で見えることでしょう。」


この研究は、ハワイ州ホノルルで開催された第235回アメリカ天文学会で発表され、以下の2つの論文で発表されました。

1) The Molecular Gas in the NGC 6240 Merging Galaxy System at the Highest Spatial Resolution,” by E. Treister et al., accepted for publication in The Astrophysical Journal. Preprint.
2) “How to Fuel an AGN: Mapping Circumnuclear Gas in NGC 6240 with ALMA,” by A. M. Medling et al., The Astrophysical Journal Letters.
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/ab4db7

この記事は、アメリカ国立電波天文台によって発表されたプレスリリースをもとに作成しました。






【nhk news web】 1月16日 20時10分、""新型コロナウイルス 遺伝子の型「SARS」と類似 ””

2020-01-16 21:53:13 | 健康・病気; 新薬・新治療法、 老化、リコール、感染症コロナウィルス!



① ""新型コロナウイルス 遺伝子の型「SARS」と類似 ””

2020年1月16日 20時10分 肺炎 

   
📗 中国内陸部の湖北省武漢で検出され、国内でも確認された新型コロナウイルスについて、遺伝子の型が2003年に中国やアジア各地で広がった新型肺炎「SARS」のウイルスと似ている点が多いことが分かりました。

👤 専門家は現時点ではSARSより感染力や病原性は低いとみられるものの、今後、ヒトからヒトへ感染しやすいよう遺伝子が変化しないか監視する必要があると指摘しています。
 
🐉 中国・武漢では先月以降、肺炎の患者から新型のコロナウイルスが検出され、国内でも武漢から帰国した30代の中国籍の男性で同じウイルスへの感染が確認されました。

👤 このウイルスについて、アメリカなどの研究者はWHO=世界保健機関などが公表した遺伝子の配列を分析し、SARSなどと同じ「ベータコロナウイルス」の一種だとする見解をツイッターで示しました。

🏢 また、ヨーロッパ疾病対策センターもSARSのウイルスと似ているという見解を示し、イギリスの研究者はSARSのもととなったコウモリが持つウイルスに遺伝子配列の89%が一致しているとしています。

👤 海外の感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「遺伝子はSARSに似ていると言えるが現時点では感染力や病原性は低い」としています。

 そのうえで、 「SARSも最初はヒトからヒトへの感染は限定的だったのが、ウイルスが効率的かつ持続的に感染するように変化したと考えられている。今回のウイルスについて過度に恐れる必要はないが、今後、どのように変化するのか注意深く監視する必要がある」 と指摘しています。

【Bloomberg】 1月16日16:11分、""きょうの国内市況(1月16日):株式、債券、為替市場””

2020-01-16 21:21:24 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
TOPIX
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 前日比
1,728.72↓ (20/01/16 15:00) 
-2.34 (-0.14%)
始値 前日終値 高値 年初来高値 安値 年初来安値
1,733.27 (09:00)1,731.06 (20/01/15)
1,733.87 (09:00)1,742.05 (20/01/14)
1,726.71 (14:06)1,683.76 (20/01/08)





 ""きょうの国内市況(1月16日):株式、債券、為替市場””

Bloomberg News            

2020年1月16日 16:11 JST 

TOPIXは小幅続落、米中合意署名で材料出尽くし-中国関連安い

☂ 東京株式相場でTOPIXは小幅に続落した。

 米中が貿易協議で第1段階の合意文書に署名し、好材料が出尽くしたとの見方から中国関連や金融株が売られた。半面、国内で新型ウイルスの肺炎が初めて確認されたことを背景に医薬品株は上昇した。

  • TOPIXの終値は前日比2.34ポイント(0.1%)安の1728.72

  • 日経平均株価は16円55銭(0.07%)高の2万3933円13銭

 
👤 アセットマネジメントOneの淺岡均シニアストラテジストは、 米中協議の材料出尽くし感が強まり「次の材料となる日本企業の決算発表までこれ以上の上値は追いにくい」と話した。

 「昨日発表の工作機械受注は前年比33.6%減で底打ちの可能性はあるが、資本財回復はV字かL字か見分けがつかない」とし、株価上昇にはもう一段のハードデータが必要という。
            
東証33業種では証券・商品先物取引、鉄鋼、銀行、海運などが下落率上位。一方、国内で初めて新型ウイルス肺炎患者が確認され、抗ウイルス関連の医薬品株が買われた。そのほか輸送用機器、サービス、石油・石炭製品が上昇。


📗 ●超長期債が下落、あすの20年入札に向けた売り圧力でースティープ化

  債券市場では超長期債相場が下落した。あすの20年国債入札に対する警戒感が強く、午後から売り圧力が強まった。日本銀行が実施した長期ゾーン対象の国債買い入れオペの結果が弱かったことも影響し、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。
 
  • 新発20年債利回りが0.31%、新発30年債利回りは0.455%、新発40年債利回りは0.485%と、いずれも前日比0.5ベーシスポイント(bp)上昇
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.005%。マイナス0.005%に低下して取引を始めた後、午後に戻した
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比3銭高の151円91銭。前日の米長期金利低下を受けて朝方に152円05銭まで上昇したが、日銀オペ結果を受けて午後は上げ幅を縮小した

市場関係者の見方

👤 みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト
  • 超長期はあすの20年入札に向けて、午後から調整売りが出た
  • 20年債は0.3%台でそれなりに需要があるかもしれないが、10-20年間の金利差が今までになく縮小しており、割高化する中で、どう取り組むか警戒感が生じてもおかしくない
  • 一方、中短期ゾーンはしっかり。昨日は5年入札を無難にこなした上、日銀が短期国債買い入れオペを1兆円に増額したのも驚きだった
日銀オペ
  • 対象は残存期間5年超10年以下、買い入れ額は3500億円で据え置き
  • 応札倍率は3.99倍と2018年7月以来の高水準となり、売り圧力の強まりが示された

  • 👤 みずほ証券の松崎氏
    • 応札倍率など弱い結果で、午後に先物や10年債の売りが出た

📗  ●ドル・円小動き、米中合意に安心感も次の展開見極め-109円台後半

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半で小動き。前日の海外時間に米中貿易交渉第1段階合意が署名されたものの、内容は織り込み済みで、相場への影響は限定的となった。市場の注目は交渉の次の展開に移っている。
  • ドル・円は午後3時5分現在、前日比ほぼ変わらずの109円93銭。この日の相場は109円86銭から109円99銭の狭いレンジで終始した

👤 CIBC証券金融商品部の春木康部長
  • 米中貿易交渉は第1段階の合意を見て市場に安心感は広がっているものの、内容は事前報道通りで新たなリスクオン要因というわけでもない
  • ドル・円は利益確定の売りが出るも、ポジションに過熱感がなく下値は限定的。一方、年初の米イラン問題の鎮静化や米中合意を受けた安心感の広がりは維持され相場の支えに

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【ロイター】 1月16日18:16分、""東京マーケット・サマリー・最終(16日) ””

2020-01-16 20:55:56 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
NYダウ先物 円建
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 前日比
29,077.00↓ (20/01/16 19:41) 
+24.00 (+0.08%) 
高値 始値 安値 前日終値
29,120.00 (17:32)29,046.00 (16:30)
29,046.00 (16:30)29,053.00 (20/01/16)





① ""東京マーケット・サマリー・最終(16日) ””

2020/01/16 18:16 

  ■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値


<外為市場>

ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>

午後5時現在 109.96/98 1.1146/50 122.57/61
NY午後5時 109.88/91 1.1149/53 122.52/56

午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点より小高い109円後半。

この日は国内勢のドル買いが先行し109.99円まで上値を伸ばしたが、110円を目前にオプション関連の売り買いが交錯し、110円台には手が届かなかった。その後、午後5時を過ぎてドルは110円台に乗せた。


<株式市場>

日経平均 23933.13円 (16.55円高)
安値─高値   23905.38円─23975.38円

東証出来高 10億3301万株
東証売買代金 1兆9376億円

☀ 東京株式市場で日経平均株価は小反発。

米中による「第1段階」の通商合意の署名を好感し、買い優勢で始まったものの、材料出尽くし感が生じて徐々に見送りムードが広がった。

 2万4000円が重いとの印象があり、上値を追うには新たな材料が欲しいとの見方が出ている。

東証1部騰落数は、値上がり654銘柄に対し、値下がりが1406銘柄、変わらずが100銘柄だった。
 

<短期金融市場> 17時32分現在

無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.042%
ユーロ円金先(20年3月限) 99.975 (-0.005)
安値─高値 99.975─99.985
3カ月物TB ───
 
短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.042%になった。「
新積み期に入ったが、地銀を中心に資金調達意欲が強く、加重平均レートもそこまで低下しなかった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。


<円債市場> 

国債先物・20年3月限 151.91 (+0.03)
安値─高値 151.91─152.05
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.005% (変わらず)
安値─高値 0.005─-0.005%
 
国債先物中心限月3月限は前営業日比3銭高の151円91銭と続伸して取引を終えた。前日の米債高を受けて、朝方から買いが先行。長期債対象の日銀オペ結果がやや弱めと受け止められ、上げ幅を縮小したものの、その後は底堅く推移した。10年最長期国債利回り(長期金利)はマイナス0.005%で出合いを付けたものの、前
日と横ばいの0.005%とプラス圏に水準を戻した。


<スワップ市場>
 16時07分現在の気配

2年物 0.05─-0.04
3年物 0.05─-0.04
4年物 0.06─-0.03
5年物 0.07─-0.02
7年物 0.11─0.01
10年物 0.17─0.07

【ロイター】 1月16日15:37分、""東京外為市場・15時=ドル109円後半、国内勢の買いで底堅い ””

2020-01-16 20:43:53 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
米ドル/円
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
買・売 前日比
109.97-109.98↑(20/01/16 20:28)
+0.09 (+0.08%) 
高値 始値 安値 前日終値
110.06 (17:33)109.88 (07:00)
109.84 (08:35)109.88 (20/01/15)

※ 109.97-109.98  ➡ 110.00までに、まさに鼻の差ですね。




① ""東京外為市場・15時=ドル109円後半、国内勢の買いで底堅い ””

2020/01/16 15:37
 
    [東京 16日 ロイター] -


  ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 109.93/95 1.1148/52 122.57/61
 午前9時現在 109.87/89 1.1150/54 122.53/57
 NY午後5時 109.88/91 1.1149/53 122.52/56

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の109円後半。

 この日は国内勢のドル買いが先行し109.99円まで上値を伸ばしたが、110円を目前にオプション関連の売り買いが交錯し、110円台には手が届かなかった。

ドルは朝方109.90円付近で取引を開始したあと、国内勢によるドル売りに支え
られて109.99円まで上昇し、底堅さを維持した。しかし、110円ちょうどにはき
ょうのニューヨーク時間に期日を迎えるオプションがあるとされ、110円に近づくと上値が重くなった。

 米中通商協議の第一段階合意の署名を経て、その動向が注目されていた上海株が下落したことや、日経平均が上げ幅を縮小したこともドルの上値を限定した。

ユーロ/円は122.72円まで上昇したが、14日につけた半年ぶり高値(122.75円)には及ばず122円半ばへ反落した。

スポット市場の人民元<CNY=CFXS>は1ドル=6.88元後半。
午前11時過ぎに6.8811元まで上昇した。米中通商協議で第一段階の合意がよ
うやく署名されたとの安堵(あんど)感に加え、中国人民銀行がこの日の基準値を昨年7月26日以来の元高水準に設定したことが背景要因。

 しかし「(中国では)マクロ経済の減速感が根強い。特に不動産市況には注意が必要だ。不動産が冷え込めば、賃金低下や消費減少という悪いサイクルに陥りかねない」 (国内アナリスト)との声も聞かれた。

中国国家統計局が発表したデータに基づきロイターが算出した12月の主要70都市の新築住宅価格は前年比6.6%上昇と、伸び率は11月の7.1%から鈍化し、2018年7月以来の低い水準となった。[nL4N29L0J3]
 
 中国政府は2016年以来、住宅価格の高騰を阻止するため、不動産投機の抑制策を講じてきた。ただ、景気減速を受け、当局者は中国経済の支柱である不動産市場を過度に圧迫しないよう慎重に対応している。


他通貨ではスイスフランの上昇が目立っている。年初来堅調な米ドルを主要通貨では唯一上回るパフォーマンスを見せており、対円相場は114円付近と18年12月以来、対ドルでも0.96フラン前半と18年9月以来の高値を更新中だ。

フラン高の手掛かりは、昨年来のリスクオフ相場で堅調展開が続いてきたことに加え、米財務省が13日に公表した為替報告書でスイスを新たに監視対象に加えたこと。
報告書は、フラン高に伴って「外貨購入が19年半ば以降顕著に拡大した」と警告。
スイス当局に介入実績を高い頻度で公表するよう求めた。