森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

好きなアニメ・漫画、趣味の語学・数学・宇宙、真剣に防災・政治・少子高齢化まで興味の赴くまま自由に大胆に考えていきます。

【国立天文台】 過去記事 ; 1月14日、""「視力50万の瞳」が捉えたソンブレロ銀河の中心に潜む超巨大ブラックホールの周辺構造"" (後半部)  

2020-01-14 22:37:02 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…
※ 本日、最後の記事のUPです。


① ""「視力50万の瞳」が捉えたソンブレロ銀河の中心に潜む超巨大ブラックホールの周辺構造""

2013年9月12日 |研究成果


📕 観測手法:位相補償VLBIとは?
 





図3:観測技術VLBIの例。(画像左)米国のVLBI観測網「VLBA」.(画像右)国立天文台が保有する日本のVLBI観測網「VERA」。(credit: (画像左): Jeff Hellerman/NRAO. (画像右)国立天文台)


 研究チームは今回、「位相補償VLBI」という観測手法を駆使することでこれらの困難を克服しました。 VLBI(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉計)とは、地球各地に存在する複数の電波望遠鏡を繋ぎ、地球サイズ規模の実効口径を持つ巨大電波望遠鏡を実現する技術です(図3)。これによりすばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の100倍以上という、あらゆる観測装置のなかで圧倒的な解像度を実現することができます(表)。


 


 更に、ここに位相補償という技術を組み合わせます(図4)。位相補償とは日本の国立天文台が世界をリードしている観測手法であり、目標天体と隣接する参照天体をほぼ同時に観測することで、地球大気によるゆらぎを除去する技術です。これにより、暗い天体からやってくる微弱な電波でも大気による擾乱に埋もれること無く鮮明に検出することが可能になります。


📕 観測結果



図5:(上段)ハッブル宇宙望遠鏡によるソンブレロ銀河. (下段)研究チームが今回初めて検出・撮影に成功した中心核の超高解像度VLBI電波写真


研究チームは今回全米10台の電波望遠鏡から構成される世界最大級のVLBI専用観測網Very Long Baseline Arrayを利用してソンブレロ銀河の中心部を位相補償VLBI観測しました。

 その結果、ソンブレロの巨大ブラックホール周辺の微弱構造を約140マイクロ秒角(1度角の約2600万分の1)の解像度で検出・撮影することに世界で初めて成功しました(図5)。

 これはハッブル宇宙望遠鏡の約400倍の解像度であり、シュバルツシルト半径(ブラックホールによる重力が強く光させ脱出できなくなる半径)の僅か数十倍程度の領域にまで迫る空前の解像度です。

 これほどまでブラックホール本体に肉薄する撮影が成功したのは天の川銀河を除く草食系ブラックホールでは初めてのことです。

 さらに今回の高解像度撮影の結果、全長わずか1光年程度と非常に小規模ながらブラックホール近傍から南北2方向に向かってガスが対称的に噴出する様子を捉えることにも初めて成功しました(図6)。

 南北のガスの明るさの比率などを詳しく調べたところ、光速の約20%程度以下の速度で北側のガスが我々に向かって近づいている、逆に南側のジェットが我々から遠ざかる方向に噴出していることが明らかになりました。これはハッブルなどの解像度では決して明らかすることができなかった新事実です。




図6:今回明らかになったソンブレロ銀河の巨大ブラックホール周辺構造(右は想像図)。

今回の発見は巨大ブラックホールの生態解明にとって非常に重要な結果です。ソンブレロ銀河のような草食系ブラックホールにも規模は小さいながら、肉食系と同じような噴出流が存在していたのです。草食系は宇宙の大多数を占めるわけですから、本結果は「ガス噴射」は多くの巨大ブラックホールが抱える共通の能力であることを示唆しています。


📕 本研究のインパクトと今後の展望 



図7:巨大ブラックホールにも様々な「性格」がある(credit: (上段)NASA. (下段)国立天文台/AND You Inc.)

 一般にブラックホールとはガスを「引き寄せる」天体です。それにも関わらず一部の肉食系ブラックホールは強力にガスを「噴出」しています。

※ ""引き寄せる""とか""吸い込む、飲み込む""というイメージです。その重力で一度、吸い込まれると光さえ脱出できないと言われています。また、SFでは宇宙船が
ブラックホールに飲み込まれそうになるシーンもありますね。
 

そもそもなぜブラックホールから噴出が起こるのか?特別な現象なのか?これはブラックホールの活動メカニズムを解明する上で天文学者に突きつけられた長年の難問です。

 この謎を紐解くためには肉食系だけ調べるのでは不十分で、むしろ宇宙の大多数を占める「草食系」ブラックホールの生態を明らかにする必要がありました。

 今回その代表格であるソンブレロ銀河において、小規模ながら肉食系同様噴出ガスが確認されたことは大変重要な結果です。

 「ガス噴射」は肉食系のみがもつ特別な現象ではなく、どうやら多くのブラックホールが備える「共通の能力」であることを意味しているからです。

 
 ただ、「なぜ噴出がおこるのか?」「噴出ガスの強弱をもたらす根本的要因は何なのか?」そのメカニズムを解明することは本研究だけでは不十分です。

 また、草食系の中でもとりわけ活動性の弱い、いわば「絶食系」ブラックホールに噴出ガスが存在するかどうかはまだわかりません (私たちの住む天の川銀河の中心に存在する巨大ブラックホールが「絶食系」代表格)。

 おそらくブラックホールに吸い込まれるガスの量の違いや、周辺の磁場構造、ブラックホール自身の自転速度(スピン)の違いなどが関係していると考えられます。この難問を解くためには噴出ガスのみならず、ブラックホールに降着するガス(降着円盤)との関連も一緒に調べる必要があります。

 理論的にソンブレロやM87(おとめ座A)の降着円盤はミリ波〜サブミリ波(波長1ミリ程度以下の電波帯)で最も検出しやすいと予想されており、研究チームは現在ALMA望遠鏡なども用いてこれらの巨大ブラックホール周辺構造を更に詳しく調べています。

 最後に、今回ブラックホールに肉薄する解像度で撮影に成功したことは、近い将来「ブラックホール本体の直接撮像」の実現に向けて大きな弾みとなる成果です。

 今回のVLBI観測はいわゆるセンチ波での電波観測でしたが、現在さらに高い周波数を用いたVLBI実験が世界中の天文学者の協力のもと進められています(通称サブミリ波VLBI, またはEvent Horizon Telescopeプロジェクト)。

b日本からも本研究チームを含め国立天文台が中心となって参加しています。サブミリ波VLBIを用いれば今回のセンチ波VLBIを更に10倍程度上回る解像度(視力約「300万」)が実現し、文字通り「黒い穴」が直接写真に写ることが期待されています。
     
※ この記事は2013年ですので、6年後の2019年に成功しました。

📕 研究チームは今後「噴出ガス」、「降着円盤」、そして「本体」まで総合的に観測することによってブラックホール活動メカニズムの解明を目指します。


【ロイター】 1月14日18:14分、""東京マーケット・サマリー・最終(14日) ””

2020-01-14 21:38:51 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
NYダウ先物 円建
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 前日比
28,878.00↑ (20/01/14 21:25) 
+27.00 (+0.09%) 
高値 始値 安値 前日終値
28,880.00 (18:51)28,843.00 (16:30)
28,745.00 (17:26)28,851.00 (20/01/14)





① ""東京マーケット・サマリー・最終(14日) ””

2020/01/14 18:14 

 (内容を追加しました)

  ■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値


<外為市場>

ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後5時現在 109.96/98 1.1140/44 122.52/56
NY午後5時 109.93/95 1.1133/37 122.39/43

午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の109円後半。一時110.22円まで上昇し、昨年5月23日以来、約8カ月ぶりの高値をつけた。米中対立の緩和期待が円を押し下げており、ユーロも122円後半と半年ぶり高値をつけた。

 
<株式市場>

日経平均 24025.17円 (174.60円高)
安値─高値   23951.66円─24059.86円

東証出来高 12億3406万株
東証売買代金 2兆3629億円

東京株式市場で日経平均は3日続伸。米中対立の緩和期待や円安が急速に進んだことを手掛かりに、輸出関連株を中心に幅広く物色され、終値ベースで昨年12月17日以来14営業日ぶりに2万4000円台を回復した。

東証1部騰落数は、値上がり860銘柄に対し、値下がりが1216銘柄、変わらずが83銘柄だった。
 

<短期金融市場> 17時08分現在

無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.028%
ユーロ円金先(20年3月限) 99.975 (変わらず)
安値─高値 99.975─99.980
3カ月物TB -0.122 (-0.002)
安値─高値 -0.120─-0.122
 
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.028%になった。「積み期最終日に向けて、地銀や証券を中心に資金調達の動きがみられた」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。

 
<円債市場> 

国債先物・20年3月限 151.76 (-0.24)
安値─高値 151.76─152.01
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.010% (+0.015)
安値─高値 0.010─0.000%
 
国債先物中心限月3月限は前営業日比24銭安の151円76銭と続落して取引を終えた。米中対立の緩和期待を背景にリスク選好姿勢が強まり、軟調に推移した。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比1.5bp高い0.010%と、19年12月20日以来の水準まで上昇した。


<スワップ市場> 16時18分現在の気配
2年物 0.05─-0.04
3年物 0.06─-0.03
4年物 0.06─-0.03
5年物 0.08─-0.02
7年物 0.11─0.01
10年物 0.18─0.08










【ロイター】 1月14日15:22分、""東京外為市場・15時=ドル一時110.22円、8カ月ぶり高値 ””

2020-01-14 21:28:10 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
米ドル/円
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
買・売 前日比
109.98-109.99↑(20/01/14 20:51)
+0.05 (+0.05%) 
高値 始値 安値 前日終値
110.20 (09:55)109.93 (07:00)
109.87 (17:22)109.93 (20/01/13)






① ""東京外為市場・15時=ドル一時110.22円、8カ月ぶり高値 ””

2020/01/14 15:22 

    [東京 14日 ロイター] -


  ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 110.05/07 1.1135/39 122.56/60
 午前9時現在 110.00/02 1.1131/35 122.47/52
 NY午後5時 109.93/95 1.1133/37 122.39/43

$¥ 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の110円前半。

 一時110.22円まで上昇し、昨年5月23日以来、約8カ月ぶりの高値をつけた。米中対立の緩和期待が円を押し下げており、ユーロも122円後半と半年ぶり高値を
つけた。

  連休明けのドル/円は、前日海外の流れを引き継ぐ形で円が続落。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が、中国との「第1段階」通商合意の翻訳作業がほぼ終了したと述べたこと、米財務省が中国の為替操作国認定を解除したことなどが手掛かりとなった。

🐓 市場では 「(通商協議の)調印内容はともかく、表に出ない部分で何らかの手打ちがあるのではないか」 (ファンドマネージャー)として、両国の歩み寄りに期待する声が上がっていた。

👤 FXプライムbyGMO常務取締役の上田眞理人氏は 「米経済指標は堅調で、金利高がドル買いを後押しする。今後1―2カ月で見れば112円台もありうる」 という。

 もっとも、110円台では戻り売り圧力も根強く、高値を付けた仲値後は110円ち
ょうどを挟んだ狭いレンジ内を上下した。

 109円後半から110円にかけてはテクニカル的に重要な節目も多く「一段の上昇は容易ではない」 (外銀)との指摘も出ている。






【ロイター】 1月14日15:40分、"”〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陽線」、5日線・25日線がゴールデンクロス""

2020-01-14 20:47:20 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
日経平均先物
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 前日比
23,910.00↑ (20/01/14 20:30) 
-90.00 (-0.38%)
高値 始値 安値 前日終値
23,990.00 (16:30)23,980.00 (16:30)
23,830.00 (17:28)24,000.00 (20/01/14)





① "”〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陽線」、5日線・25日線がゴールデンクロス""
 
2020/01/14 15:40 

    [東京 14日 ロイター] -


 <15:30> 日経平均・日足は「小陽線」、5日線・25日線がゴールデンクロス

日経平均・日足は上下にヒゲを伴う「小陽線」。昨年来高値(2万4091円12銭)で上値が抑えられるなど、投資家の気迷い心理が表れている。

一方、5日移動平均線(2万1960円39銭=14日)が25日移動平均線(2万1327円86銭=同)を上抜け、ゴールデンクロスを達成。短期的な相場転換のシグナルとして意識される。75日線も右肩上がりで中・長期的な上昇トレンドの維持を示唆している。

   強い買い材料が重なり、昨年来高値を上抜ければ、18年10月2日につけたバブル後最高値(2万4448円07銭、終値ベースで2万4270円62銭)も視野に入る。


<15:15> 新興株市場はまちまち、ジャスダックは3日続伸

   新興株市場はまちまち。日経ジャスダック平均は3日続伸、東証マザーズ指数は反落した。

    市場からは「10日に決算を発表した銘柄を中心に物色された。今後業績が期待できる銘柄は買われた」 (国内証券) との声が出ていた。

ジャスダック市場では、ワークマン<7564.T>、ソレキア<9867.T>、倉元製作所<5216.T>などが値上がり。ニューテック<6734.T>、両毛システムズ<9691.T>は値下がりした。

マザーズ市場では、マクアケ<4479.T>、AI inside<4488.T>、JTOWER<4485.T>が値下がり。10日に決算を発表したフィードフォース<7068.T>やエルテス<3967.T>は買われた。


<14:20> 強もちあい、日経平均2万4000円の重さ意識され上値に慎重

日経平均は強もちあい。2万4000円を超えた水準で推移している。ジリ高歩調となっているが、前場につけたきょうの高値2万4059円86銭を捉える動きとはなっていない。

🐓    市場では「円安の進行でムードは良くなってきたが、日経平均で2万4000円の水準は重さが感じられ、上値追いに市場参加者は慎重となっている」 (SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)との声が聞かれた。






【ロイター】 1月14日18:38分、""15日の国内・海外経済指標と行事予定 ””

2020-01-14 20:17:09 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…
日経平均
国内(株価・指標):20分ディレイ、海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)、為替:10分ディレイ
現在値 前日比
24,025.17↑ (20/01/14 15:15) 
+174.60 (+0.73%) 
始値 前日終値 高値 年初来高値 安値 年初来安値
23,969.04 (09:00)23,850.57 (20/01/10)
24,059.86 (09:30)23,903.29 (20/01/10)
23,951.66 (09:00)22,951.18 (20/01/08)




① ""15日の国内・海外経済指標と行事予定 ””

2020/01/14 16:38 


●国内経済・指標関係

日銀支店長会議、地域経済報告

0850 12月マネーストック(日銀)
1030 5年利付国債の入札発行
1235 5年利付国債の入札結果
1030 流動性供給入札の発行予定額等
1330 経済同友会代表幹事会見
1430 地銀協会長会見
1430 日証協会長会見
1500 12月工作機械受注速報(日本工作機械工業会)
1515 5年利付国債の第II非価格競争入札結果

●海外指標など
(時間表記はGMT、日本時間はGMTプラス9時間)

14日(火)
11:00 米:中小企業楽観度指数(NFIB) Dec [USOPIN=ECI]
13:30 米:消費者物価指数(労働省) Dec [USCPI=ECI]
13:55 米:週間レッドブック大規模小売店売上高 w/e [USREDY=ECI]
19:00 米:財政収支(財務省) Dec [USGDEF=ECI]

◇イベント
14:10 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が討論会に出席 "Behavioral Science and Organizational
Culture"
18:00 ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁が経済・金融政策見通しについて講演

◇決算予定
ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、JPモルガン・チェース

 
15日(水)
07:45 仏:消費者物価指数(INSEE) Dec [FRHICY=ECI]
09:00 独:GDP(年間) [DEGPYA=ECI]
09:30 英:消費者物価指数(国立統計局) Dec [GBHICY=ECI]
09:30 英:生産者物価指数(国立統計局) Dec [GBPPIY=ECI]
10:00 ユーロ圏:鉱工業生産(統計局) Nov [EUIP=ECI]
10:00 ユーロ圏:貿易収支(統計局) Nov [EUTBAL=ECI]
12:00 米:住宅ローン・借換え申請指数(米抵当銀行協会) w/e [USMGR=ECI]
13:30 米:卸売物価指数(労働省) Dec [USPPFD=ECI]
13:30 米:NY州製造業業況指数(連銀) Jan [USEMPM=ECI]

◇イベント
16:00 ハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁が講演「金融政策の正常化:低金利とニューノーマル」
17:00 カプラン米ダラス地区連銀総裁が昼食会で講演
19:00 米地区連銀経済報告
米中「第1段階」通商合意書の署名

◇決算予定
バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス・グループ、アルコア