じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

それを言っちゃ~お終いだよ!!!

2013-06-22 18:34:40 | 日々の雑感
世の中、ホントの事は言っちゃいけない時もある訳で、そう言うのがちゃんと分別付くのが大人という事なんだろうと思う訳です。

もしも、その定義が当たっているとすると・・・おっさんは間違いなくガキです。

ああ、ガキで思い出しましたが・・・只今森敦の小説「月山」を読み始めたんですけど、その中では若い娘を「餓鬼」と書いてありました。

おっさんも東北は長いし、山形は隣だし、月山もなじみは深いんですけれども、小説の中の方言は正に山形のあの辺りの言葉で間違いないんですが・・・女子(おなご)を餓鬼というのは知りませんでした・・・まっ、ドーでも良い事ですか?

うん、ホントーの事と言えば、辛坊さんの遭難に対して、ニュース各社はとても温かい雰囲気ですね。
通常シロートがこのような騒ぎを起こせば、徹底的に馬鹿やろう呼ばわりされ、計画が甘いとか、認識が足りないとか、なんと人騒がせなと、書きまくる所であると思うんですが・・・事の真相を知りたいと思って各方面を探しても似たようなコメント以外何も出て来ないのであります。

こりゃぁ~辛抱堪らん・・・いや、マジでなぜ船体放棄に至ったのか、そこだけで良いのでもっと詳しく知りたいと思う訳ですが・・・出ませんねぇ。

で、ネットではやっぱし罵詈雑言が浴びせられている訳で、嫌いな人は徹底的に嫌っていた事が伺われて微笑ましい訳です。
一番多い意見としては「自己責任」論者の辛坊なんだから、いくら無料と言われても、捜索費用は払えよな、と言うのが多いようであります。

「必要、でも高すぎる」巨大防潮堤に困惑 気仙沼・唐桑

これねぇ~・・・このニュースは痛いなぁ~・・・やっぱし地元というか、おさんは多少海関係に詳しいというか、まっ、事情を伺い知れるんで、アレです・・・これを言っちゃぁお終いなんですけど、この堤防が出来る所は、放っておけば過疎で、若い者は居ないんで、津波が無くても年寄りは遠からず死んで、堤防なんか作らなくても誰も困らないと思うよ、と。

で、この度の復興の凡てに言えるんだけれども・・・これを言っちゃぁお終いなんだけれども、分別も無い馬鹿オヤジは言っちまいますが・・・被災地は仙台市の一部を除けば、石巻だって気仙沼だって産業というのは衰退の一方で、ドーやって街を活性化させるかと悩んでいた訳で、津波があったからこの地方が衰退している訳じゃない・・・いや、言い切って良いのか? ホントなんだから仕方ない。

で、おっさんが知っている復興というのは、この隙に乗じて一山当てようと言う輩が多すぎる気がしてならない訳です。

良く聞く話に「漁業の復興と活性化」と言うのがあるんだけれども、気仙沼なんか遠洋鮪の減船なんかでドーにもならない訳で、一部の養殖以外は元々衰退の一途だった・・・それをナンボ資金を突っ込んでも、ドーなるものか?

で、街の復興・・・商店街の復活というんだけれども・・・津波の前からシャッター通りで閑古鳥しか鳴いていなかった田舎町ばかりな訳で、それを津波の前に復元したとしても、また、閑古鳥が元気に鳴くだけだと思うのだが。

しかし、地元じゃないから暢気な事を評論家気取りで言えるんだと言われればそうなんだけれども・・・しかし、現実は現実なんで、その辺もしっかりと踏まえて復興に目を向けないと、お役人と結託した土方の・・・しかも、地元と縁のない所の資本に、全部持って行かれちまいますぜ。

田舎者は御上に逆らわないからなぁ~・・・穏便に事を運ぼうとしていると、馬鹿を見るのは地元民なんだけれどもねぇ。

罵詈雑言が過ぎましたか?



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遠い思い出

2013-06-22 15:49:34 | 日々の雑感

あの日に帰りたい!!!


おっさんの最後の愛艇 MDS 4 ミンダナオの島に停泊中


全長 22メートル 最高速度 16ノット 航海計器何も無し


キャビン キッチン トイレ ダイビング用コンプレッサー搭載


特殊な宗教の島で怖かった この界隈で一番大きな村


仕事は サンクチュアリ制定の為の海洋調査


水深2メートル 透明度・通視度 ゼロ この川も潜る


電気の無い村の素朴な子供 身なりは小綺麗だ


この村の若者10人にダイビングを教えた


調査終了とダイバー講習終了パーティー


あれは2008年だから5年も前の事になった・・・おっさんの頭皮に毛が未だ濃い。

フィリピン政府の依頼で・・・と、言う話しだったが、その後、ややこしい政治的な話しに巻き込まれ頭を抱える種になったのがこの仕事だった。

今思えば、こんな大きな話しがなんで日本人のおっさんに廻って来たのか・・・フィリピン人だってダイビング屋なんか沢山居るのに・・・まっ、今でも良く分かりません。

2週間、この船のデッキに寝泊まりして、海洋調査とスキューバー大ビンクの講習をした。

夜な夜な、サカヤンで対岸の村に渡って、村の娘に夜這を掛けては散々な目にあった・・・それでも懲りずに毎晩行っては怒った村人に海に放り込まれたっけ・・・可愛い娘が居たのだよ。

おっさん、52歳か? 心身も珍陳も若かったんだ・・・懐かしい。

ここ数日、無性に海が恋しくて、潜りたい・・・船に乗りたい。

ナンだか、押さえられなくなりそうな予感がする今日この頃・・・後は野となれ山となれ、か?

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辛抱足りないんじゃないか?

2013-06-22 14:11:32 | 日々の雑感
辛坊さんって、おっさんと同い年か?・・・一つ下か? まっ、一方より早く救助されて良かった・・・かな?

まっ、何処のニュースを見ても一寸不可解と言いますか、良く分からないんですけれども、船がどういう状態で船体放棄したのか? 

辛坊治郎さんら2人救助 辛坊さん「この国の国民でよかった」

ゴンゴンゴンと三回の突き上げのような音があったと言うんですけれども・・・鯨か?
いや、自衛隊の潜水艦じゃないのか?

で、まぁ、状況が分らないので滅多な事は言うもんじゃない訳ですが、しかし、鯨で船体に穴が開いた話しは昔はあったらしいが、FRPと、張り付ける繊維が良くなってからは船が沈むような穴と言うのは無くなったと聞いているんですけど。


日本のオリジナル水上飛行機・・・US-2

で、辛坊さんを救助したのは日本の国産水上飛行機のUS-2と言う優れた飛行機なんだけれども、これが凄い訳です。

何と、波高3メートルでも余裕で着水し、離水出来るって言うんですから・・・波高3メートルって荒れてますよ・・・波が上がるって事は風があると言うのと同義語ですから、大変な能力であります。

で、しかも、約1000海里進出して、その地点で2時間の活動を行い、無給油で帰還できる航続能力を持つ。
と、言うとんでもなく足が長い訳でして、昨日の救助が1200キロ沖と言うのは楽勝だった訳ですね。

さて、おっさんは自分の趣味が船だった事もあって・・・いや、仕事で乗った事もあるんだけれども、しかし、マトモな海技士免許とかは無いので偉そうな事は言えませんが・・・取り敢えず、六分儀が使える小型船舶1級です。
そんな訳で、海難事故や遭難事故にはずーっと興味を持ってみて来た訳です。

で、思うんですけど・・・海保が航空機を出して救助に向かって波が高くて救助し切れずに引き返し、海保が自衛隊に出動を頼んで救助すると言うのは・・・民間人の遊びの船の救助としては、おっさんが知る事例では異例づくしであります。

まず、漁師の漁船なんかでも自衛隊が出ると言う事は聞いた事がありません。
ましてや、民間人の遊びの船なんかは冷たいもんで、海保だってそんなに身軽には動きません・・・まっ、たぶん、と言っておきましようか?

で、皆様、海難救助は「無料です」と言うのはご存知でしたか?
ナンボ飛行機が飛ぼうがヘリが飛ぼうが大型船が捜索に出ようが、海は全部無料です。

こうして見ると山の遭難は高いよなぁ~・・・逆か、海の遭難が安いのか?

で、まあ、辛坊さんは助かって良かったと一応宣ってアレなんですけれども・・・US-2の優秀さは折り紙付きとなった訳で・・・これ、自衛隊機なんですけど武装は何も無い訳ですが、こんだけの性能が有ると、いろんな改装をして輸出できるんじゃないんですかね?

いや、武装しないで救助艇なら日本の法律的にも良い訳で・・・売るべきでしょう。


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