じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

丸岡城 へ行ってみた

2017-07-19 20:02:10 | 軽トラで行った 山陰の旅
まず最初に言っときますけど、山陰から越前への旅も予定ではあと三つで終わりますからね。
いや、分かっているんですってば・・・もう飽きてるって。
でもね、こう言う性格ですからね、書き始めた以上は予定の所までやらないときが済みませんから、どーも、済みませんね。

と、言う事で、丸岡城であります。

越前丸岡城・・・福井県坂井市丸岡町に在る小さな城でありました。
で、丸岡城と言うと知らない人も多いかも知れませんけど「日本一短い手紙の館」で知っている、と言う人が多いかも。
その館はお城と同じ敷地内にあって、城の入場券を買うと同時にそっちの館も入れる仕組みであります。
が、私は訳あって見に行かなかったんですけど。
なんで短い手紙の館なんて物が有るのかと申しますと・・・「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の有名な短い手紙の本多作左衛門所縁の地だからなんだそうであります・・・本多作左衛門の息子が後に丸岡城の城主になるんですね。


この地方はホントに石の庭が多いですね


小さな弩迫力? 私は好きであります


凛とした姿 しみじみ 城だなぁ~


急な石段は防御の為か?


天守閣から見下ろす庭

丸岡城の石垣は端正とか美しいと言うよりは質実剛健と言いますか、まっ、言ってみればこれこそ野面積だ、と言う感じで私しは好きです。
で、すぐ傍が近江でありますから石垣を積んだのは穴太衆で、石垣も穴太衆積み、とパンフレットには書いてありました。

で、今は国の重要文化財ですけれども、昭和23年の福井大震災で倒壊するまでは国宝でありました・・・復元なので位が下げられた?
しかし、日本最古の天守閣だと書かれていると言う事は、天守閣は残ったと言う事でありましょう・・・材木の草臥れた感じなどからたぶんそうだと思います。

ナンと申しましょうか、大きな城を眺め、圧倒的迫力に溜息をつくのも悪く無いんですけれども、このような、機能としては大きな城と遜色の無い小さな城を見ると、城の仕掛けとその役割がとても良くわかる訳であります。
私はこの手の質実剛健実用的な城が好きだなぁ~・・・。

いや、城には特徴的な事柄が沢山有るんですけれども、まっ、私が書く事でもないと思うんで端折ります。

で、付随する資料館なんですが、面白い物がありまして「中将棋」と言うモノです。

駒が沢山在って面倒臭そうですが・・・

いや、私が無知なだけでして、今でも生きている将棋だそうであります。
で、江戸の頃、特に武家で将棋と言えばこれだったとか。


達磨下坂大身槍

その他にも戦国時代の槍など展示されていたんですが、多少腕力に自信のある私ですが、アレを振り回すとか突き出すなんて芸当は出来ないと思いました・・・とても武将にはなれません。

さて、庭なんですが、再現なのか、それとも公園整備で作られた庭なのかは分かりませんが、良いモノでありました。
いや、島根・鳥取・福井と庭を見て来て思った事は、やっぱし本場であるな、と言う事であります。
あまり手入れの良く無い庭でも基本は透かし剪定が為されているか、為されたあと、な訳です。
東北と言うと現場の仕事ではドーしても刈り込みが主だったりして、透かしって少ないと思うんですよね。
アレかなぁ~? 仙台あたりの親方衆は二言目には京都は違う、と言うんですけれども、技術の事は敵わないにしても気持ちと言うか姿勢が違うんじゃ無いのかな? ナンて思ったんですけど・・・シロートが何をほざくか、でありますね。

那谷寺 へつづく






コメント
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