じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

三朝温泉

2017-07-17 20:58:11 | 軽トラで行った 山陰の旅
ナント申しましょうか、目に見えない「効能」程厄介なモノは無い訳ですが、ここ三朝温泉はその類いが売りで、またそっち方面で有名な温泉なんだそうであります。

アレです・・・ラドンが出てるんでストぉ~・・・しかも、世界屈指のラジウム温泉はキュリー夫人もビックリなんだとか・・・いや、これホント、らしいです。

ドーなんでしょうか?東北にも世界的に強烈だと評判の「玉川温泉」がありますし、いや、洒落がじゃ無くて、福島の原発のナニな地域にもラジウム温泉はある訳です。
あっ、新潟にも有りましたね・・・村杉温泉だったと思うんですが、あそこは怪我したプロのスポーツ選手などもご利益にあやかりたくて来る訳です。

と、言う事で、ラドンだとかラジウムの効能だとかで語るなら、匂いもしないので分からない、と言うのが本音であります。


取り敢えず見つけた公衆浴場 400円


昼飯が未だで期待したがラーメン屋は閉まってた


三朝温泉の元祖「株湯」300円


三朝温泉の醍醐味はこの露天風呂


365日24時間無料 混浴

いや、三つの公衆浴場をはしごしたんですけれども、どれも源泉掛け流しの高温泉で良い湯で有りました。
で、洗い場には椅子と桶しか無いと言うのも昔ながらの公衆浴場の常を踏襲する姿勢として好ましいと思うのであります。
まっ、温泉場のハシゴ客は一々石けんなど使わない訳でしてそれで良い訳です。

昼飯が未だだったのでこの街でナニか食べたかったんですけれども、自分が自転車で回った限りでは食堂やラーメン屋の類いは一軒も開いていなかった訳であります。
午後6時から,ナンて札が見えましたけれども、オラ昼飯が喰いたいんだわぃ、と言う事で、けっこう彼方此方探したんですが、宿屋の昼飯の看板しか見当たりませんでした。

と、言う事で、投入堂登山で燃料は底をつきつつ有ったんですけれども、喰えないモノは仕方が無いと諦め、三朝温泉の決め所の湯を三つ梯子した次第であります。

で、三朝温泉は橋の脇の露天風呂にトドメを刺しますかね?
365日、24時間無料でしかも混浴と言う、今時珍しい昔ながらの公衆浴場であります。
もっとも橋の上から丸見えなんで混浴に吊られて入る御婦人も居なそうですけど、まっ、気持ち的に嬉しい混浴であります。

で、風呂で知り合った広島の旦那がこの他にも近くに良い風呂が有るぞ、一緒に行こうと誘ってくれたんですが方向が違うんでご辞退申し上げました。
いや、この旦那、当たり前のようにカープファンでして、楽天との日本シリーズに期待しちゃうよねぇ~なんて、面白い人だったのであります・・・なので普段なら10分と掛けない風呂に30分も滞在しちまった次第であります。

結局空きっ腹で風呂ばかり入っていたんで湯当たりしたのか、車に戻るとフラフラしちまいまして、取り敢えず水でも飲んでおこうとナニしたんですけれども、いや、マジで倒れるかと思いました・・・この日は快晴で炎天下を空きっ腹で山に登って自転車漕いで、と、意外とキツイかったのかも知れません。

で、三朝の街を出て直ぐのコンビニで弁当など買って食べて事無きを得ましたが、このコンビニの店員さん・・・別嬪さんでありましたぁ~・・・弁当買って得した気分で有りました、と。

さて、ここからは今夜の野宿場所を探しながら鳥取市内方面に戻る予定でありましたが・・・大変な事に気が付いちまいました・・・ああ、植田正治の美術館を忘れていたぞ、と。

と、言う事で場所を確認したら・・・また松江方向に戻るじゃ有りませんかぁ~・・・参ったなぁ、でももう来る事も無い公算が大だし、行くべ、となったのであります。
しかし、間に合うかなぁ~・・・と、少し心配でありました。

植田正治写真美術館 へつづく






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三徳山三佛寺 に登って見た

2017-07-17 19:29:43 | 軽トラで行った 山陰の旅
いや、三徳山三佛寺の投入堂(みとくさん さんぶつじ なげいれどう)はその方面が趣味の人には夙に有名な訳であります。
ナンと申しましょうか、観光的には修験道の道が険しく、中々登り難い事で有名ですけれども、寺なんてモノに興味の有る人には、険しい岸壁の岩穴に建つ投入堂が日本最古級(平安後期)の神社建築である、ナンて事で有名な訳であります・・・最古と言い切れないのがナニですが。
ちなみに投入堂の本当の名前は「附愛染堂」と、なんか意外にムフフと笑いたくなるモノであります。
しかし、投入堂の本尊は「金剛蔵王大権現」(国重要文化財)でありまして、憤怒の形相の厳めしいモノであります・・・宝物殿で見る事が出来ます。

で、国指定名勝・史蹟 国立公園 三徳山・・・は、日本遺産認定第一号でもある訳であります・・・ナンて事は今、貰ったパンフレットを見て書いているのでありますが、ナンでアレ、寺に足を踏み入れました所、紛れも無い、由緒正しい山であるな、と、私の琴線は山の波動と共鳴したのでありました。

さて、修行の寺である事は一目瞭然でして、そんじょそこらの観光用の寺とは違い、境内には華やかなモノが何処にも見当たら無い訳であります。
宿坊なども有りまして、一般客も泊まれ、パンフレットに拠ればNHK「きょうの料理」で紹介された精進料理がいただける(要予約)などの宣伝もやや控え目であります。
で、パンフレットに拠れば、時々テレビで放送される火渡りの神事「火生三昧」も一般人の参加が可能と、これも控え目に宣伝されているのでありました。

さて、パンフレットからの受け売りはこの辺にしまして、修験道・・・投入堂への登山道のはなしであります。

まず、この山道はとても危険なので単独の入山は断られる訳であります。
じっさい、入山は二段構えでして、最初の参拝受付で単独者の奥の院登山は不可能である事が告げられるのであります・・・木戸銭は400円であります。

で、三佛寺本堂まで登ると「登山参拝事務所」がありまして、そこで入山届けを時刻入りで書くんですけれども、予定通りお一人様はダメと言われたのであります。
が、そこは仏の道でありまして、知らない人でも責任もって道連れになってくれれば通って良し、と言う事な訳であります。
私は丁度居合わせた大阪からの中年の二人連れに頼み込んで同行の許可を得た訳であります。

で、結論から申し述べると・・・これを山登りと捉えるか、参拝と捉えるかによって見方は全然違う訳であります。
山登り、それも岩山の経験など皆無の人には、そりやぁ~難儀と言いますか恐ろしい道で有りましょう。
しかし、山に慣れていて岩山も登っている人にとっては、まっ、そう言う事ですね、と、難なく登ってしまう道で有りましょう。
ですけど、良く考えられてますぜぇ・・・鎖場は別にしましてもその他の道は登りに険しい方を当て、下りは緩い方を回らせると、作ってある訳です。


説明書きでは、本堂から投入堂往復1時間半


輪光院(要予約の宿坊)


文殊堂(濡れ縁を伝って一周できるが怖い)


投入堂の前で記念写真の 凡夫

と、言う事で、大阪の二人連れの後について登り始めたのですが、この二人の屁垂れ度合いがハンパ無い訳です。
50メートル歩くと休憩,な訳でして、さっぱり前に進まないのであります。
しかし、下の関所で三人揃って下りて来る事、と念を押されたので仕方なくついて行った訳であります。
が、文殊堂での休憩が余りにも長く、昼飯を食わずに山に入っちまって苛ついていた事も有って「一寸先を見て来ますから~」と言って進んだ訳であります。

で、サッサと登りまして、投入堂に居合せた人にシャッターを押してもらい記念写真が出来た所で下山開始でありました。

いや、下り始めて15分程で大阪二人組と行き会ったんですが「あっ、どーもぉ~」と、素知らぬ顔ですれ違った訳であります・・・まっ、気付かぬはずも無いんですけれども、お互いの幸せの為にここは一つ穏便にと言う大人の配慮で有りましょう。

で、下りは20分も掛からない訳ですが、下山届けを記帳に行ったら「あれっ?お連れさんたちは?」と問われた訳ですが「いやぁ~すぐそこでビデオ撮影なんか始めたんで先に来ましたぁ」ナンて見え透いた嘘を言って通過であります。

いや、真面目に寺の雰囲気やらを書こうとしても建物がどうのとか歴史的背景なんて言う説明はこの寺には無用と思う訳です。
古刹から感じる波動は人それぞれ、と思うのですが、自分としては、ここは活力と言いますか「動」の息吹を感じた場で有りました・・・ナンチャって、でも、私の中ではホントです。


三朝温泉 へつづく




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砂丘美術館

2017-07-17 16:09:30 | 軽トラで行った 山陰の旅
鳥取砂丘の入り口近くには「砂丘美術館」がありまして砂のアートが楽しめる訳であります。
で、砂のアートとはナンゾや?と言いますと、砂を固め、それを削って形を作り出す芸術とでも申しましょうか・・・まっ、壮大な砂遊びでありましょうか? いや、芸術でありました。


アメリカ で、ルート66、か 古いな、と


素材が砂であると言うのを除くと う~ん・・・


いや、この作品で砂のアートを見直しました

何事も否定から入るひねくれた性格の私は砂の芸術を前に、素材が砂である事の必然性とか、素材の特殊性を差し引いた時の意味など、変な事を考えながら作品を見た訳であります。

いや、ナンとなれば、型枠で砂を固める事から始まる工程を見た瞬間・・・砂を固めたら岩じゃねぇ? ウンと固まったら砂岩って言わねぇ? ナンて事を思っちまった訳です。
で、砂のアートの難しさは、砂故の脆さであり、崩れる事との戦いなのである,ナンて説明を読むに至っては、基礎工事が甘いんだな、などと、誠に不謹慎と言いますか不遜と言いますか、まっ、オレは認めないぞの気持ちで見ていた訳であります。

が、しかし・・・それが誰だかは知りませんが有名なプレーヤーなんでありましょう、女子テニスプレーヤーの彫刻を見た瞬間、私の股間に微かな衝撃が走ったのでありました。
いや、砂を固めて掘ってここまでの肉感を出しちまうのか・・・なんとも素敵な太腿、そして臍であるわぃ、と、感じ入ってしまったのであります。
スゲェなぁ~・・・やっぱし芸術だわ、と、どの作品にもくどい程書かれているモチーフの説明を一切読まずに納得したのは、これ一つではありました。

でも、芸術作品なんてのは個性と言いますか作者の思い入れの発露でありますからそれが強ければ余計に好き嫌いがハッキリ出ると思う訳であります。
そんな作品群を見て一つでも気に入ったモノに出会えれば当たりであります。
なので砂丘美術館は逆転満塁ホームラン的な当たりでありました、と。


三徳山三佛寺 へ つづく




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鳥取砂丘と美術館

2017-07-17 13:51:13 | 軽トラで行った 山陰の旅
鳥取砂丘には多大な期待感が有った・・・そして、感動したかった。
感動しないはずが無い、するに決まっているのだ、と、思い込んでいた。
まず、砂漠と言えばアフリカとか,なんでアレ、そっちの方の遠い国の話しであると思っていた子供の頃、何かの拍子に日本にも砂丘が有るんだと知った時、砂丘と砂漠の違いなど知る由もなかったガキの頃、相当凄いモンであると刷り込まれたのでありました。

結論から申し述べれば・・・情緒豊かな日本の砂丘であるな、と言う感じでありましょうか?
喩えて言えば、奈良の大仏様を見て大きい、と思うか、この程度のモノなのか、と思うかと似たようなモノでして、まっ、その感覚は人それぞれでありましょう。

で、皆様もご存知とは思いますが、あの有名な「月の砂漠」の舞台は日本であると言う話し・・・知ってますか?
でも、それ、勘違いしてませんか? 鳥取の砂丘が舞台ではないんでスゼ。
しかも「月の沙漠」でありまして、砂漠じゃないのであります・・・舞台は千葉の御宿海岸なんでスゼぃ。

と、「月の沙漠」に関して如何にも知った様な蘊蓄を述べましたが、実は、自分が勘違いしていた訳であります。
で、てっきり月の砂漠の説明書きやらその痕跡が有るモノと思って出掛けていた訳であります。
が、しかし、ラクダに乗れる気配は濃厚にあるモノの、月の砂漠をはる~ばるとぉ~、的な説明も雰囲気も皆無なのであります。
で、不思議に思って検索したら出て来たのが御宿海岸の話しな訳でありました。


たしかに、日本国内では類を見ない規模の砂丘です


イカ釣り舟でしょうか?砂の上を滑っていました


海を絡めた遠景は素晴らしい眺めです


独りで行く所じゃないです


ましてや半ジジイが一人じゃ絵になりません

駐車場は無料・・・しかし、ラクダは写真に撮っただけでも金をとられます。
こう言うセコさ、逆効果だと思うんですよね。
写真に撮って能天気に広まった方が宣伝効果が有ると思うんですが、商売をしている当事者にしか分からない事情が有るのかも知れませんね。

いや、砂丘では、ラクダにでも乗らない限りは、コッチからアッチへ歩いて海が見える高い所に行って戻って来るだけでして意外と短時間で手持ち無沙汰になっちまいます。

ちなみに、砂丘も放って置くと草が生えて困るのか、草取りのボランティアを募集していました。


砂丘美術館へ つづく






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