あれです、皆さんは狸が轢かれているのを見たことは有りますよね?
ほほぉ、無いと申されますかぃ?
ひょっとして、ニーヨークはマンハッタン在住ですか、なんちゃって。
まっ、仙台でも本当の市民は道路に転がる狸の死骸など見ることも無いと思うんですが郊外住みの準市民は稀によく轢き殺された狸を見るわけであります。
いや、大概は夏の風物詩と思うんですが本日、真冬にもかかわらず危うく狸を轢きそうになったのでありました。
あれです、見通しの良い直線道路の少し先の方をよたよたと横断する何物かが見えたんで用心はしたんですが、物体の歩く速度がとても遅く、このままだと当たっちまうなって事で微速前進で近づくとそれは狸だったのであります。
なんと申しましょうか、狸は確実に近づく車を認識していましてその表情には困った感が滲んでいたんですが歩みは遅く走る気配は微塵も無いのであります。
で、停車しないと轢き殺してしまうんでハザードを点滅させて車を止めたわけですが、すると狸は渡ってしまえばあと1メートルも無い道路を元来た方に引き返したわけであります。
いや、その歩みはやっぱし緩慢でして、表情からは緊張感が伺え狸も焦っているとは思うんですがやっぱし走りはしないのであります。
で、反対車線にも車は走っているわけで、これが夜なら多分轢き殺されるんだろうと思うんですが何分にも朝だったもんで対向車も視認できたと思うのであります。
あとあれ、反対車線とはいえ脇に寄るでも無くハザード点滅で止まっている車があるって事で用心もしたのでありましょう。
結局は対向車も狸が渡り終わるまで見守った次第でして事なきを得たのでありますが、私ゃこの一件でなぜ狸が頻繁に轢き殺されるのかがわかった気がするのであります。
いや、私ゃ狸が全力疾走する姿も見ているので走る狸もいると思うんですが、所詮は狸が本気で走っても遅いので速度は本質では無いと思うんであります。
で、結論なんですが、狸が轢かれるのは驚くと引き返してしまうから、では無いかと思うんであります。
しかも、その判断ミスは致命的でして、ダッシュで渡りきってしまえば助かるかも知れない場合でもためらいがちに引き返す事で轢かれる確率はぐーんと上がってしまうと思うのであります。
あとあれ、あの狸が走れなかったのは冬場で食べ物が少なく走れる体力が無かったのかと思うんですが・・・まっ、どーでも良い話でありました。
さて、今日はバイトでありました。
いや、今日という今日はほんとーに困りまして、出勤したもののやる事が無いのであります。
いやいや、雑巾とバケツを持って館内を歩き回るってもせいぜい2周したら怪しまれるわけでして、偶にトイレに隠れて時間を費やすって手も限度があるわけです。
あれです、今日が最悪だった理由は気温でして、本来なら「ツララ落とし」が出来た筈なんですが気温が上がったために屋根の雪とともにツララも勝手に落ちてしまったのであります。
そんなわけで私が考えた暇つぶしの手は、小型除雪機で落ちたツララと雪を吹き飛ばす作業なんですが、これは作戦的に最悪でありました。
いや、ツララが落ちた下ってのは恒常的に溶けた雪の水滴が落ちる場所な訳でして本日はその量が半端じゃ無いのであります。
なんと申しましょうか、暇つぶしに思いついた作業なんでそれほど根性を出す気も無いのですぐにやめた次第であります。
そんなわけで本日は休憩時間も長く、都合3時間もテレビを見ていた上に、退社も15分繰り上げた次第であります。
いや、大きな声ではいえないんですが当事業所は勤怠管理にタイムカードは無いってのがアレなんですが、日報には定時で・・・おおっと、口は災いの元もなんちゃって。