俺は，中毒かも・・・？

昼飯の前に，あんまし天気が良いもんで，裏山方面の林道夜盗沢線方向へ走って行ったんだが・・・いや，調子こいて走って行ったら往復で2時間近くも掛かっちまいまして，死ぬかと思いましたぁ～。

いや，自分でも感じている事なんですけど，俺は，ドーパミンとアドレナリンが無いと生きて行けない中毒者なんであります。

今日なんかも，走り始めは身体が重く，足も前にでないんで，止めっかなぁ～とか思いながら行く訳ですが，しかし，足は止まらない訳です・・・ソーなんです，ここん所を乗り越えればドーパミンがジワジワと出て来て，ランナーズハイに堕ちられるのは身体が覚えちまっている訳です。
なので足は，余程の事が無い限りは止まらないのであります。

そして，一度ドーパミンが出ちまうと，グリコーゲンが少なくなって燃料供給経路が変わるまで，幸せ感は持続する訳でして，一度この味を覚えると止められなくなっちまいます。

とは言いましても，ホントに久しぶりの2時間走でありまして，その速度は，腰の曲がった婆様の歩行速度と大差無し，程度なんであります。
いや，アレですぜ・・・息せき切ってハァハァヨダレ垂らして顔を歪めて走ってもドーパミンは出ませんぜ。

なんと申しましょうか・・・まっ、その人の運動能力の多価によってその強度は千差万別なんで一概に指針はないんですけれども・・・口を開かずに走れる速度，とでも申しましょうか・・・辛いと出ません。
なので，2時間も走っているのに距離に換算しても15キロは走っていないかも，であります。
まっ、行きは登り一方で帰りは下り一方と言う極端な道なんで行きも帰りもシンドイ道ではありますが，信号も無いし，人も車も殆ど行き会わないし・・・たまにイノシシとか熊が出ますが，まっ，ご愛嬌であります。

で，今はスロージョギングなんて名前が付いているらしいんですけど，ドーなんですかね？　時速4～5キロでも，なんて言うらしいんですが，でも，それってランニング？と，思っちまうんですが。

いや，歩くのと走るのの違いは明確な一点が有りまして・・・歩きは，どちらか一方の足が地面についている，でありまして，走るは，どんなに遅くても，一瞬，両足が地面から離れる，のがそれぞれの特徴であります。
なので，時速4～5キロと言うランニングはとても難しくは無いか？ナンテ思う訳なんですが。

まっ、ドーでも良いか，些末な事は・・・兎に角，ゆっくり走ると気持ちが良くなる・・・そして，恍惚とした気持ちの中で，私は思索にふける訳であります。

で，走りながら考えたんでありますが，一つ前の話しで，無駄な努力は無駄である!!!と言う事を書きつつ，しかし，無駄かどうかは限界まで追い込んでみないと分からないと書いた訳です・・・うん，一見正論のようだが，しかし・・・自分の限界って，誰が決めるんだろう？　自分で自分の限界が分かる奴など居るのか？　と，言う素朴な疑問がうまれちまった訳です。

で，流れる汗を拭う事もせず，苦悶の表情は走るのが辛いからではなく，思索に対する答えが見つからないと言う，心の葛藤と言いますか，苦しみではなく・・・もう嫌だ，走りたく無いと言う事なんでありますが・・・しかし，来ちまったもんは帰らなくちゃ仕方が無いんで走り続けた訳ですが・・・そこで追い込んだ私は答えをえました。

やはり，人間努力はしてみるもんだ・・・無駄な努力なんて無いぞ，と言う想いが過ったりもしましたが，やはり無駄な努力は無駄であるの信念は覆る事無く，私は真理を見つけました。

限界まで追い込んで自分の限界を超えた人は・・・戻って来られない!!!　真理はこれであります。

限界を超えちまった人はたぶん，死んじまうのでありましょう。
限界なんですから・・・超えちゃ行けないんです。
なので，生きてる人間は誰も自分の限界は知らなくて当然だと・・・これ，当たりでしょう。

と，言う事で，無駄な努力は無駄である理論は，人間には限界が分からないのであるから，やってみるしか無いのである，と言う事になり・・・であれば，無駄かどうかも結果を見るまでは分からないのであって，努力する事と結果は別に考えないと行けないんだな，と言う事になっちまうかも知れない訳です。
と，言う事は・・・取り敢えず，努力してみる価値はある・・・結果は二の次である，と。

そーかぁ～・・・何だかアレだなぁ～・・・世間の詰まらない普通の教えが以外とまともなんだなぁ～・・・努力は，目の前の結果だけが成果なのでは無い・・・過程が君の内面を磨くのだ!!!

そーかぁ～・・・努力って，やってみる事に価値があったんだなぁ～・・・ナンちゃって。