千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

6月の美術館めぐり

2008-06-13 | 美術館
今月10日、6月の美術館めぐりの行先は、河口湖でした。
美術品には違いないけれど、絵ではなく「辻が花」と「人形」を見に行ってきました。
辻が花染めの着物はとても素晴らしく、能衣装など華やかで一枚の絵を見るようでした。
出来上がりまでの工程をビデオで見ますと、それは根気のいる作業で、糸でくくって絞り、染めて、またほどく作業が大変で、気が遠くなるほど細かい工程にびっくりしました。

       


河口湖畔にある久保田一竹記念館の新館の建物は、インド風・東南アジア風・ガウディ風といろいろな要素がまじりあった不思議な建物でした。

    


着物が展示されている本館の周りは、散策出来るようになっていて、自然を生かした散歩道は
緑が滴るようで、この木々たちもひとつの美術品でした。

       



まだ夏のにぎわいを見せない河口湖をぐるりと反対側に出ると河口湖ミューズ館「与 勇輝館」です。
建物前のこんもりした緑は、ラベンダーです。
今、つぼみ状態・・・満開になったら、きれいでしょうね。



今は「一心に」というタイトルの作品の展示です。
今年の1月に浜松のEデパートで展示があったそうですが、タイトルによって展示内容も違うようです。
いつ見ても自然体の子供の表情やしぐさに惹かれます。
小物も全部手作りだそうで、手足など今にも動き出しそうにリアルです。
与 勇輝さんは、子供の時から大変器用で何でも自分で作ってしまったというから、並はずれた器用さだったんでしょうね








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6 コメント

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幻の染め辻ヶ花 (n2136)
2008-06-15 06:57:15
久し振りに「辻ヶ花」の活字に出会い嬉しい。

10年程前に出会った女性が、着物や帯、染めにも詳しかったので、私も和服や染めものに興味を持ちかなり勉強した。
織物:絽、紗、羅、紬
染色:かのこ(鹿の子絞り)、辻ヶ花(幻と言われた染め)、貝紫染め、草木染め、泥染め
帯 :塩瀬の帯、紬の帯
草木染めは時間と共に内に入って益々風合いを増していくという。
大島紬と言えば泥染めです。紫がかったとも茶がかった黒とも言える深い色をしている。        
出会った女性は、後で分かったのであるが、日舞、花の本流の師匠の娘さんであった。
或る時大島紬を着ていたので袖に触れさせて貰った感触が忘れられない。
織物の中で最も渋く、深い味わいをもつ着物ではなかろうか。
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着物への造詣 (1000win)
2008-06-15 23:40:56
n2136様

「辻が花」が想い出を呼んだようですね
花の本流の師匠の娘さんなら、いいお着物だったことでしょう

なんにでも勉強されて造詣を深めていくn2136さんはすごいです。
辻が花染めは、幻の・・が付くんですねえ
室町時代に栄えた染物なのに、衰退してしまったので、幻・・なんでしょうかしら?
久保田一竹は、研究を重ねて独自の辻が花を作り上げたようです。パンフレットの受け売りですが・・・

コメントで着物の勉強させていただきました。
有り難うございました

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素晴らしい!! (みつ)
2008-06-16 22:28:18
 早いですね 新しいソフトをお使いですか?
凄いですね~ 私はまーだ使えません
グチャグチャです

与さんの人形は 伊豆や彼方此方で拝見しました
無粋にも 価格で吃驚仰天 驚きました
絵と比べれば 不思議じゃないのにネ
辻が花のお着物の方はモットお高い

美術って範囲が広いですね
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古いソフトで~す (1000win)
2008-06-17 09:29:48
みつさま
コメント有り難うございます
これは以前からのソフトで、やはりワンクリックで出来るもの・・・コーナーを新発見しました!

今流行りの、あのソフトは海外ものなので迷っていましたが、面白そうな誘惑には勝てず、とうとうDLしましたよ
Sさんブログのおかげで、日本語化パッチも成功!
本当にたくさんのフレームが、ワンクリックで出来ます!
ラクチン!! はまりそうです

与さんの人形にお値段が付いているのは知りませんでした。
人形もお着物も、価値の高い美術品は本当に高価なんですね。
見るだけはタダ同然・・楽しみましょ




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癒しの美術館めぐり (y.1061)
2008-06-17 17:22:27
以前鐘山苑の帰りに久保田一竹美術館寄り、辻が花染の素晴らしさに感動しました。
庭も自然を生かして良い所ですね。
与さんの人形は初めて見せていただきありがとうございました。
優しくて可愛らしいです。
癒しの美術館めぐりでしたね。

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美術品 (1000win)
2008-06-17 22:12:27
y.1061さま

2年余りの美術館めぐりで、絵ではないものを鑑賞するのは初めてなんですよ。
たまには絵以外のものもいいもんです。
与勇輝館も一度寄って、よく出来たお人形たちを見てみてね。
表情や姿、服の生地、持ち物など懐かしいものばかりで、きっと感動しますよ。

久保田一竹館のお庭も緑いっぱいで、散歩が楽しめますね
癒されましたよ~
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