ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

ブラタモリ秘境黒部ダムの探索

2017-10-11 08:26:28 | 旅行
ブラタモリ「黒部ダムはなぜ秘境につくられた?」を昨夜録画を観た。今日は震災6年7か月。

タモリ・近江さん長野扇沢駅から、関電上坂薫さんの案内で、7年を費やした延べ1000万人(171人の殉職者)の労働で昭和38年に完成した。その工事用に掘った関電トンネルをトロリーバスで黒部ダムへ、途中本工事迄3年費やした一番の難関「破砕帯」は一日9mの作業が、40㎝という過酷な水と岩との闘いが80mも続いた道を歩いて体験した。

黒部ダム駅で降り、右の階段を上って、途中破砕帯の4度の湧水を頂き、100段登って、高さ186m日本一高く、標高1450mのダム湖を眺めた。観光放水でさらに感動、幅500m、東京ドーム160杯の水2億トンという。年間4回は入れ替わる水の量と。

工事用の大型ケーブルクレーンの土台を眺めて、船でダム湖左右岸の岩石は花崗岩(長石雲母の白御影)で軟らかく水が溜まりやすい地形であることを確認した。硬い珪長岩の下流は急流のV字型の渓谷で、その境の狭い理想的なところにダムを建設していた。

そして、取水口から、普通は近くに発電所がつくられているが、くろよん(黒部第四発電所)の発電所は第三の近くまで10㎞も下がり、落差545mの発電で、23万KWは90万KWに、関西住民の電力不足を解消し日本の高度経済成長を支えた。次回はダムの構造にせまるとか。