大石邦子「パイの日」を読んで

会津は3/14ホワイトデー前日から大雪に、しかし、私はバレンタインデー、ホワイトデーの経験なしに年を取った。

アメリカでは愛のしるしにチョコレートを贈る習慣はなく、3/14は円周率πに因んでパイの日といって、ケーキのパイを食べると。私たちも、中学高校で習った円周率は円の周りの長さは直径の何倍かを表す数字で、3.14倍と昔諳んじたことを、半世紀を過ぎても蘇ってくる。

ホワイトデーは父の命日、父は女学校数学教師、昭和51年浴槽で亡くなり、ホワイトデーなんて知らなかったであろう。今年も父の命日に、傍らの母の写真にチョコレートを供えた。

私も、数学をかじった端くれ、スペイン・ドイツ・カナダなど外国の数学教育学会に7回も参加している。その円周率は、3.14159265と覚えているが、日常生活では、答え出るまで時間がかかるが、正確に出て、何日後の日数や曜日は、カレンダーを見る必要はない。

例えば、7+5=？暗記のように、直ぐ答えは出ない。7+3=10、5-3=2より、10+2=12と答えが出る。

蕗の煮つけ

昨夕食に蕗の煮つけを頂いた。今年ミズブキの初物である。山の沢や湿地に生える。道端や河川のワタブキとは異なり、みずみずしい青っぽい色の蕗である。大変おいしい。

フキ（蕗、苳）は、キク科フキ属の多年草、雌雄異株で今50㎝の高さで花粉は綿帽子になって飛ばしている。秋田蕗が大きくて有名であるが、栽培物より、自然から採れた旬のものは美味しい。