龍谷大学長入沢崇さんは、新型コロナは大学の様相を一辺させた。ただ、学生が学びを深める絶好の機会だとも思っている。
じっとしていなければならない状況で、人生をどう歩むか、自分にとって大切なことは何かを考えてほしい。「歩」という漢字を見ると、止と少という漢字を含んでいる。歩むためには、少し立ち止まることが必要なのです。
コロナウイルスが感染拡大した4月、学生全員にアンケートを取ると、食生活に不安を感じている実体が浮かび上がり、一人暮らしの学生や留学生を対象に、食材を無料で提供しました。
当たり前ですが、学生あっての大学です。いかに充実した学習環境を提供できるかを考える必要があります。
日本の大学政策を省みると、学生の学びの為の教育がなされてきたのか疑問があります。入学者を増やす、大企業に就職させるということがあまりに全面に出過ぎてはいないでしょうか。学生一人一人をいかに育て、成熟させるか、そこを重点にすべきです。
自省利他は、利己的な自分を顧みて、他者への思いやりを発動することです。成熟した人とは自省利他を実践できる人だと考えます。人々が自己中心的になりがちなコロナ禍の中で改めて感じます。
一方で近頃、社会に貢献しようと考えている学生が増えているとも感じます。コロナ禍で、噴出した様々な課題に立ち向かっていく人が出てくることを強く望みます。コロナは人々を進化させますね。
じっとしていなければならない状況で、人生をどう歩むか、自分にとって大切なことは何かを考えてほしい。「歩」という漢字を見ると、止と少という漢字を含んでいる。歩むためには、少し立ち止まることが必要なのです。
コロナウイルスが感染拡大した4月、学生全員にアンケートを取ると、食生活に不安を感じている実体が浮かび上がり、一人暮らしの学生や留学生を対象に、食材を無料で提供しました。
当たり前ですが、学生あっての大学です。いかに充実した学習環境を提供できるかを考える必要があります。
日本の大学政策を省みると、学生の学びの為の教育がなされてきたのか疑問があります。入学者を増やす、大企業に就職させるということがあまりに全面に出過ぎてはいないでしょうか。学生一人一人をいかに育て、成熟させるか、そこを重点にすべきです。
自省利他は、利己的な自分を顧みて、他者への思いやりを発動することです。成熟した人とは自省利他を実践できる人だと考えます。人々が自己中心的になりがちなコロナ禍の中で改めて感じます。
一方で近頃、社会に貢献しようと考えている学生が増えているとも感じます。コロナ禍で、噴出した様々な課題に立ち向かっていく人が出てくることを強く望みます。コロナは人々を進化させますね。