ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

五味太郎の学校とは?

2020-09-18 04:48:42 | 問題
絵本作家五味太郎さんは、
「じょうぶな頭とかしこい体になるために」をもう30年も前に書いたが、今話題になっている。
世間一般の「丈夫な体と賢い頭」は「耐え忍ぶ体と教科書通り対応できる頭」ということである。
だが、生きるために必要なのは、自分で考える「丈夫な頭」と何か嫌でここには居たくないと反応出来る「賢い体」である。
本来この「丈夫な頭」と「賢い体」を育む子供は、今の教育の中では対応型の頭と体になるのは当たり前。なんの必然性もなく考えさせられ、興味を持っても、時間が来たら終わって、次の理科、歴史、音楽で、帰ったら宿題と次々に与えられル物に一生懸命対応し、それが考えることだと思ってしまう。
様々な知見や意見を得て、納得や反論をしながら自分のフィルターにかけて、己の血肉にするのが本当の学習である。ただ、読んで聞いての対応の学習は、試験が終われば必要のないその場しのぎの知識に過ぎない。
自分の発想と工夫であるはずが、古い価値観を一方的に押し付けるのは基本的人権の侵害で、学歴社会に違和感を持って、試行錯誤すべきで、不安はつきも、免疫力は体だけでなく、精神の心にも大事であることを知ってほしい。
コロナ禍で一斉休校になり大騒ぎになったが、自分で試行錯誤し、自然を体験し考えるチャンスを生きてほしいとブログの私は願う。写真は昨日の朝の風景。