詩人特に蛙や山・海が大好きな草野心平は1903年5月12日生まれ、今年生誕120年である。写真は南京中日文化協会にて、1942年。
それにあわせたのであろう福島民報連載「ふくしま人」に、4月15日から5月13日まで5回土曜日に連載された。
いわきのわんぱく息子であり、作詞家になろうとは思っていなかった。しかし、亡くなった兄の遺品ノートから詩を見て、
これは面白いと思い、中国留学へ兄のノート持参で機関銃のように作詞を始めた。
宮沢賢治に心酔し、継母の幼女やまと1928年結婚した。(28-25=3より昭和3年)
作品は郷土愛で、家計は火の車、居酒屋「火の車」を営み、貸本屋「天山」を開店、モリアオガエルの川内村から名誉村民に、天山文庫落成。
1963年10月東京都東村山市に初めて自分の家を建てる。
私の大好きな背戸画廊は地元で夏井川支流江田川のとっかかりから数キロを「セドガロ」と呼んでいたところに、
心平は「背戸画廊」と名付け、10数個の素晴らしい滝が見られる。
土の中の蛙を想像し、蛙が這い出たそのはじめての日のうた「春のうた」
ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
みずは つるつる。
かぜは そよそよ。
ケルルン クック。
ああいいにおいだ。
ケルルン クック。・・・
1988年11月12日急性心不全で死亡、85才。