オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

三日つづきの・・・

2017-04-03 | Weblog

4/3(月) 気が付けば四月、と云うことか・・・。月末の31日夕刻、横浜は野毛山公園にて花見と洒落込む心算で桜木町駅に降りた。処が午後から生憎の雨になった。こう寒くちゃ桜も咲いちゃいないだろうが・・・、予定は予定。

野毛小路の飲み屋街は何度か歩いているが、公園や動物園があるコースへは初めての散歩となるる。落ち合ったK大兄と目を合わせ「どうしましょう?」だったが、歩こうと云うことになった。春雨にしちゃ冷たすぎる中を、折り畳みのちっちゃな傘を手に坂道を上った。

小高い丘の上に向かう遊歩道で行き会ったのは三~四人だけ。桜の枝に、ほんのわ僅か咲いた花も寒そうに見えた。頂上に着くと、そこは小さな芝生広場で、周りに数本の桜樹があった。去年か一昨年か、この芝生にブルーシートを一杯に広げて場所取りをした会社があった。気の毒にマスコミで叩かれて酷い目にあっていたのを思いだした。

野毛山と云えば公園と動物園が浮かぶが、もう一つ。この辺りに居を構えていたはずの、鬼才「団  鬼六」先生のことが頭をよぎる。純文学から艶文学へと転身し、緊縛もので一世を風靡した大家である。趣味の将棋が嵩じて、ここに建てた豪邸まで手放すことになるが、このくだりは「団鬼六伝」に詳しい。

破天荒に人生を生きた漢(おとこ)が住んだ地と思うと、愉しくもあり哀しくもある。そんなオトコの悲しみと可笑しさを含んだ雨が落ちつづける中を、大兄と歩いた。

野毛小路の居酒屋を物色しながら駅へと向かう。漸く手頃な店をみつけ、差し向かいで一献。沢の鶴と高清水を飲った。頃合いを見計らって馬車道に在るダーナの店「Me gusta」へと移動した。雨は降りつづいていた。

この夜、橋本葉子と潮田リエが出演するので”ご来店”と云う次第。リエちゃんはその昔、六本木に在った葉子さん夫妻の店「ピアノラウンジ 禅」で唄っていた。その頃はダーナと云う名だった。それで、未だにダーナ呼ぶ。

                            

店に入ると二人が音合わせをしていた。開演前であったが、お構いなしで席に座りハイボールを飲み始めた。暫くして演奏が始まったが、大兄は酒精が廻った様子。「国境の町を、東海林太郎だ」と呟いていたが、先に退散された。私の方は義理がたくも、ステージが終わるまで聴いた。

 

翌土曜日は、昼間の花見会と云うことで京浜急行線の立会川へ。残念なことに、この日も小雨が残っていた。ショートメールが届き「こんな日なので、家でやります」とのこと。主催元で毎年声を掛けてくれるKONNO宅に着いたのは正午を廻った頃合い。

この日のメンバーは末娘が通った女子中・高のバレーボール部の父母である。母親と娘 ―集まったのはメンバーは赤ちゃん連れ― 中心だが、主催のKONNNO父、YAMAZAKI&IMAMURA&SANNOHEと、オヤジ連は何時ものように四人だった。

お互いの近況を語り(専ら訊く方だが)、焼酎を飲んで時間が過ぎゆく。全部で十数名の会であった。近所の公園の桜を窺うも、一分先ほどの気配しかなかった。

                         

この夜、自宅にて孫娘の入学祝いと家人の誕生祝いを併せてやるとのことだった。そんなことで、酔い潰れないうちにと三時間ほどの滞在で、ひと足先に失礼した。この日も桜とは距離の有りすぎる花見会であった。

 

日曜日、幸いにも晴れた。この日は地元、鷹番JVC(末娘が入っていた小学女子のBVチーム)のオヤジとの花見会である。正午に学芸大学駅改札集合。何時も顔を見せるオヤジ連が、法事や仕事等で、この日は四人の精鋭であった。

花見の場所が決まってなかったので、鳩首会談の結果「多摩川台公園」になった。駅の周りの惣菜店やコンビニで飲み物を見繕った。多摩川台公園と云うのは、読んで字の如くで、武蔵野台地が多摩川に切り落ちる直前の台地。東横線の多摩川駅の目の前に在る公園で、桜が植わっている。

ここの桜は、東横線からよく見るが公園の中に入ったことがない。この日、初めてこの公園に向かった。閑静な住宅街で、隣の駅の田園調布でつづいている。駅前に台地へと昇る階段があり、三十段程上ると台地の公園が細長く上流方向へとつづく。

狭い台地の少しばかりの広場やベンチを、花見のグループがシートを広げて陣取っている。桜は僅かばかりだが、多摩川を見下ろして向こう岸の新丸子の町並みまで眺望が広がる。暫く歩き場所探しをする。漸く大きな広場がある場所まで来たが、広場既に人とブルーシートで埋め尽くされていた。

上段の崖に沿った僅かなスペースを(小人数は便利だね)を確保して、シートを広げた。見上げても桜は僅かだが、どうせ酒を飲むだけのこと・・・。

                              

ワインや焼酎を飲み、惣菜や缶詰を肴に三時間ほど粘った。今年、三度目(四度目か?)の花見会はかくして終えたのである。帰路、田園調布に立ち寄ってコーヒーを飲んで解散となった。

 お~い、花は何処に! 花より団子の花見会つづきである。

 

そして月曜日の今朝、七時の起床。明け方まで本を読んで過ごした報いである。ウ~ム、眠い。

今日も一人分の弁当だ。残りご飯があるので「炒飯」弁当にする。菜は、出来合のシューマイ・鶏カツ・冷凍のカット鯖塩、野菜炒めと菜の花のお浸し。以上である。

                   

 

 

 

 

 

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