1/26(金) 週末の金曜日を迎えた。昨夜の帰りに、今日の弁当菜を駅前のスーパーで買い、朝に備えた。
昨夜の帰宅は23時半頃であったか?、一夜明けると記憶が定かでない。典型的なボケ症状だが、朝に作る弁当のことだけは忘れないのだ。弁当オヤジの面目躍如じゃないか?。
そんな次第で、今朝の台所入りは六時半。前夜に買った「生サーモン(チリ産の養殖マスであろう)」を、バターソテーする。
もう一品も前夜に買った「ボイルの小イカ」だが、これは醤油味の煮付にした。生姜が欲しい処だが、品切れ。代りに長ネギを少々入れた。
歯切れのいい「エリンギ」をソテーし、「小松菜の胡麻和え卵炒め」、以上が本日の菜だ。
問題は「ご飯」だった。前日に炊いた飯が微妙な残り方をしているのだ。残り飯、加えて量が・・・・。となれば、加工飯にするのが妥当な処だが…。前日のBLOGに、同じようなものは作らねぇーと、大層なご託を記してしまったのだ・・・・。
とは云いながら・・・・、そこで思い出した格言が。君子の朝令暮改は、之名君の証し。と云う、我が語録である。
名君にはほど遠く、怜悧・明晰の言葉とも縁がないボケオヤジだが、前日にほざいたことなどは、どっかにうっちゃって「炒飯」を作ることにした。君子の豹変ならぬ、オヤジの身勝手と云うやつだ。
ウインナー、ピーマン・タマネギ・長ネギ・パプりカなどを適宜に刻んだ。味付けは、塩胡椒と中華スープの素を少々、最後に醤油を一振り。こんな塩梅である。
細工は隆々、仕上げは完璧と云いたいところだが、所詮はオヤジの遊び事だ。程々の出来栄え!、と云うことで如何かな?。
― 春が来た ―
さて、昨日の午後のことだ。マッチャンからショートメールが届いていた。読むと「ローカーボのマスターが前日から入院、二週間ほどとのこと」という内容だった。
マッチャンに電話をしたが、詳細は不明とのことだ。ついでに、『今夜、六時過ぎに高松で一杯やりながら話をしよう』云う段取りになった。
六時に退社、「高松」に入ったが、案の定マッチャンはまだ来ていない。四人掛けのテーブルにTAGOっちが独り、ビールを飲んでいた。他のテーブルを占めるのも悪いので、彼女に相席した。
TAGOっちと呼んでいるが、名前はMIKIちゃんと言う。以前はドトールの店長で、夜は「高松」でバイトしていたが、普通の会社に転職したのでバイト禁止になったのだ。
火曜日にも来ていたが、食事を済ませるとそくさくと帰って行った。
「この前は失礼しました。実は、インフルエンザに罹ってたんです。よくなったので、ビールを無性に飲みたくなって・・・・」なんて言う。
『おいおい、俺に移すなよ!』なんてからかいながらに、珍しく冷酒を注文し、金魚湯割をチェイサー代わりにした。・・・・マッチャンは一向に姿を見せない・・・・・。
暫くし、彼女が「私、この前申し込みされちゃって。返事は未だしてないんだけど」なんて言う。『なんだよ、それは。プロポーズか』と、『ならばいいことじゃないか、五年ぶりの春か?さっさと返事をしなよ。』
オヤジの言うことは、この程度のことだ・・・。よくよく聞くと、お付き合いを申し込まれたが、返事をしていない。どうすればいいか。なんて、ことだった。TAGOっちより五歳年下とのことだ。
『おめぇさん、うまいことやりやがったな。さっさと返事をして玉の輿に乗れよ。結婚しら夫婦で俺の面倒を見ろよ』なんて、勝手なことをほざく。面倒云々は、俺の老後は、TAGOっちが面倒見ると云うことになっているのだ?。
尤も、オイラの方は『お前さん、俺の莫大な遺産と年金が狙いだろう』なんて言っている。
彼女が昔付き合ってた男は知っているが、最近は浮いた話を聞いていない。良かったじゃないかと、ビールを勧めた。上手くやれよ! 、こいつは春から縁起がいいぜ。TAGOっちに「春が来た」だ。
そんな話題で盛り上がっている最中に、マッチャンからの電話が入った。「今、NAKAMURAさんと、こま吉に居るんだけど、どこですか?」なんて言いやがる。
『この! 裏切り者メ。六時ごろに高松で。と、言ったじゃねぇか』とは言ったが、マッチャンが遅れて来るのは読んでいたが、余所の店に行ったとは・・・・。
程なくして「こま吉」に合流し、三人で飲み、更に「ちょぅtぷく」に流れてからお開きとなった。
よかったのは、TAGOちゃんに巡ってきた春が聴けたこと。こま吉では、NAKAMURAさんと仕事の話ができたことである。何事にも無駄がなく出来ているね・・・・・。
この夜の帰宅は、23時半だったような気がする。