オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

水辺・馬にサンドイッチの物語

2018-04-02 | Weblog

4/2(月) 愈々平成30年、新年度のスタートだがそんな緊張も、胸の高まりも緊張も、何もかもがない。思うに、この生ぬるい陽気のせいじゃなかろうか・・・・。

政治の方も緊張感がないようだし、こんな陽気がつづくとすべてがのことが緩んでくるようだ。と云うことは、凡人の最たるOYAJIが緩み放しというのも頷けよう・・・・。

緊褌一番、フンドシを締めなおして新年度と云うお大海原に漕ぎ出せ・・・・、なんてこと言っても誰も分らん意味不明?てなことだろう。

この陽気で緩みきった脳味噌と体で、土曜日の夜はTSUGAWAさんと「神の手」を持つと言われる心臓外科のDrの取材でお茶の水の某医大病院へ。取材後、二人で駅前の居酒屋にて軽く総括をした。

日曜日、渋谷で今年初のG!だと云うので馬券を買い、それからNAKANOオヤジの車に同乗して水辺遊びにでかけた。勿論、平和島のボートレースだ。全く乗り気じゃなかったが、独り淋しいNオヤジを見捨てる分けにもイカンザキ。郷里の先輩ともなればそれなりに気を使うのが我が心情というものだ。

前夜「ARIちゃん、調子はどう?、処で明日だけど・・・・」なんて電話を貰ったのだ。陽気のせいであろうが、気力体力、勝負根性なんてのが全く湧いてこない。こんな時に「銭ドブ捨て合戦」に加わっても碌なことはない。結果は明明白白、パンツ穿くまでもないのだが・・・・。

そこは人情・心情・感情・勘定にからっきし弱い俺だ。渋谷から環状線の高速道路に乗る車に、唯々諾々と同乗した。車中で交わすのは「昨晩の売り上げはどうだったの?」なんて会話だ。返事の決まり言葉は「土曜日はダメさ、若いものしか歩いてないよ。金もってないし、うちの客じゃないよ」だが・・・。

昨日はこれにつづく言葉が「三月は良かったね~、前年より百ぐらいよかったよ」である。ならば、水辺の遊びでもする気になるだろうよ・・・・。後は何時もの、老後を何処で暮らすか・・・高知に帰って野菜でも作って暮らすか? なんて、暇な会話が三十分ばかりつづいてから目的地となる。

駐車場ビルの二階にあがると、左右どっち側のスペースに停めるかを訊かる。「おい、右か左か?」と。左にしようと応え、勝利した前回とは反対の方に駐車した。駐車した段階から悪い方へと転がっているような・・・・気配が。

水辺は南風が吹いていた。潮は満潮に近かったかも・・・。レースは初日だ。とまあ、潮・風などの要素も結果に影響するようだが、サッパリわからん。オイラの方は、自分自身の気力、やる気だね~。処がそんな気にならない、起きないのだ。

レース場に入ると俺たちは左右に別れ、最終レースが近づくと合流するのが常である。この日もそうした。2~3レース買ったが一向に芽が出ない。験直しに、生ビールからハイボールと一人でやりながらつづけた。が、女神はやってこない。

とうとう10レースも終わった。ここでNオヤジに電話を入れて状況を訊くと「まったく駄目、触りもしない」との返事が。ご同慶の至りで合流することにした。すると「競馬はどうなってる?」と、同じレースを買っているオヤジが訊く。

情報端末に詳しい?吾輩は、やおらスマホを取りだし、競馬中継を見ることにした。丁度、この日のメインレース「大阪杯」のスタートとなるところであった。

小さな画面を二人で見入った・・・・・。レースは団子状態でゴールした。1・2着は判明したが、3着がよく分からない・・・・。「1・2着は当たってる!、3着はどうなんだ?」と煩い。オヤジが買ってる、8番じやないか?と言ったが、確認は取れない。後で調べるよと、ボートレースの予想に転じた。

最終レースが始まる前に『オヤジあたってるよ、一万七千円の配当だよ』、教えてやった。嬉しそうな顔して「お前はどうだったの」と訊く。『いや~俺も当ってたよ』と小さな声で答えた。これで二人とも、ボートの負けが帳消しに・・・・・。世の中、上手く出来てるね~。

さっきまで今夜の晩飯はカップラーメンか豚小間シャブだとボヤイていたオヤジが「和牛のシャブシャブにするか・・・・」と、元気になっていた。現金なものだぜ?。

最終レースは二人ともあたったが、焼け石に水とはこのことだった。こんな日もあるさ、しょっちゅうだが・・・・。

半日を水辺で遊び、黄昏前に帰宅するも家人は仕事から戻っていない。義母がいるので晩飯のことが心配になり電話を入れた。もう暫く仕事を片付けてから帰るとのことだ。それじゃご飯を炊いとくよと、夕飯の用意をすることにした。

台所に入り、メニューの検討を始めていると、突然、山の神が降臨した。四月一日、なんと家人の誕生日でないか。台所でそれを思い出すとは、流石に弁当OYAJIである。

長女一家がいれば、なにかお祝いをするであろうが、泊りがけで出掛けている。ここは弁当OYAJIが頑張るしかない・・・・。幸いにも、佐賀牛のステーキ肉を冷凍で置いてあった。これをメインにすることにした。

義母がいなければ、外食と云うことだろうが、体が不自由で食が細いので外食は・・・・。と云うことだ。軍資金は馬が与えてくれたので心配なかったよ、あくまでも義母の体を慮っての家飯だからネッ

ステーキの他に「山女魚のフライ」「野菜サラダにポテトサラダ」「ポテのフライ」「鮎焼き」などで帰りを待ったら、なんと、出来合の揚げ物や惣菜を買って帰宅したのだ。イヤハヤ・・・・。

で、今朝の弁当になるのだが・・・。

「食パンを食べなきゃ悪くなるの。昨夜のポテトサラダの残りでサンドイッチしてくれない?」と云う、台所で弁当を作り始めようとしたOYAJIコックに指令が飛んだのだ。否応はないさ、雇われの身だもの・・・・。

急遽、食パンを半裁(これが難しいんだよ、コックさんには)し、マヨネーズを塗ってポテサンドに。ステーキ肉も残っていたので「ステーキサンド」も登場。

                    

義母が居るので、卵焼きと豚小間の野菜炒め、味噌汁を作る。これにて、今朝のお仕事を終えたと云う次第である。

                         

 

 

 

 

 

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