オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

初氷

2020-12-18 | 弁当

12/18(金)師走も中半となり今年も二週間を切った。光陰矢の如しとは云い得て妙である。

昨夜は零時前に布団に入ったが、習慣のように深夜に目覚めた。ご手寧にTVが点いたままで、NHKのBS番組で忠臣蔵を病と云う視点で分析する内容が流れていた。

暫くその番組を眺めて過ごした。そして番組が変わり「開高 健」逝去の一年まになる映像を中心に開高を語ると云う内容であった。記憶に在る映像や本・雑誌で写真が多く出てきた。

こうなると眠れない、番組が終わるまで見てしまった。五十代の最後、そして昭和が終わる年の瀬に突如に亡くなった巨星の晩年と云える姿は懐かしくもあり感慨深かった。

然し、作家の文学を本格的に読みだしたのは作家が亡くなってからのように思う。作家のあくなき人間探求と深淵に迫る描写、饒舌・浮揚と沈深。数多、本は捨てきたが、作家の本は捨てられずに未だ数冊の文庫を残している。

作家が亡くなったのは平成を翌年に控えた昭和64年12月9日。そう、12月9日は我が誕生の日と偶然にも重なっていた。そのことをTVを見て知った?。忘れていたのだろう・・・。

暇人はそんな日々を過ごしているのだ。とはいえ、今日は池の掃除と二階の窓とベランダを掃除。残り少ない今年を〆る意味で、部屋とお墓の掃除はこれからだ。

ここ数日、北風が吹いて寒い。山里は特に冷え込むのだ。一昨日、庭のバケツに薄氷が張った。そして昨日も今朝も・・・。

             

そんな寒い昨日はレトロな「大心劇場」で、劇場と同じレトロな映画「女波度胸」(昭和44年作品)を観たが、観客は二人だけ。一人なら止めようと思ったいたら、後の一人もそう思っていたとか。

映画は倍賞美津子(初主演)や渥美清などのドタバタ恋愛物?、まだ学生だったこの時代、懐かしいと云うよりも異次元のことのように見えた。

本格的な冬の訪れと云うやつだ。数日前まで咲き、健気であったサンパラソルもハイビスカス・野ボタンもあっという間に萎れ、花を落とした。山茶花に白椿、季節外れの木瓜・水仙が辛うじて彩である。

                

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする