11/10(水) 昨夕、立川まで遠征した。過日、或るPR誌の対談に登場いただいた沖山さんの話を改めて聞くためである。
夕日が傾く頃に人形町~三越前~日銀前~東京駅へと歩いて向かった。
夕闇迫る日銀前
沖山健司さんはウルトラマラソンの日本におけるトップランナー、いや世界のと云うべきか。で、あるとともに目の見えない方の伴走ランナーとしてもパラリンピック入賞の経歴を持つ。
国内・外のウルトラマラソンの様子やご自身が関わる盲人サッカー大会、故郷大島の観光大使(御神火大使)としての活動など多岐に渡る話が聞けた。
ーストーリーズにてー
帰途、同行した宏さんから聞かされていた「齋藤克己」氏に会うため三鷹のワインバーに立ち寄ることとした。結果、家で休んでいた斎藤さんを呼び出す形となった。齋藤さんはフラメンコ舞踏家であるが小説も出している。
宏さんは、この店「ストーリーズ」で齋藤さんと出会い、話をするようになったとか。私に何度か合わせたいと言っていた。立川からの帰り、丁度いい機会だと立ち寄った次第。
「ストーリーズ」には何度か行っている。宏さんの暗号、ヤショッカーワイン(一番安いワインを指す)を飲みながら暫く待つと齋藤さんが見えた。
さすが、フラメンコダンサーらしくセンスが良い。三鷹で舞踏教室を開きながら、時折ステージに立ち、地方のフラメンコ教室に指導に行くとのこと。私は相当に出来上がっていたので、かなり不躾な質問をしたが、にこやかに応えてくれた。曰く「外国人の血が入ってるの?」とか「フラメンコは女性ダンサーがメインじゃないの」とかである。何れも応えは、「違いますよ」だったが。
学生時としてスペインに留学し其処でフラメンコの虜となった。挙句、スペインの舞踏大会で優勝、スペインやヨーロッパで通用するダンサーの経歴を持ちながら、白血病となり闘病生活を余儀なくされたと聞く。チョっと日本人離れをしと雰囲気と容貌、役者でいえば田村正和氏のような雰囲気を醸している。
11月26日、日暮里のスペイン料理店のステージに立たれるとか。帰りに著書を頂いた「野を走るロミオ」(中央公論社刊)と云う本である。
面白い人たちに会い、話が出来た夜であった。
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