君のいない春

春は別れの季節ともいうけれど
君に会うのは春だけだ
君となら春は出会いの季節になる
まだ長いつきあいではない
初めて声をかけたのはほんの数年前
だからなのか
いつどこに君が現れるのか
実はよく知らない
そろそろあの辺りにいる頃だろう
目星をつけて待ちぶせする
まるでストーカーじゃないか
そうじゃない
君の透明感のある輝きが呼び寄せるんだ

今年
君に会えるはずの季節はもう終わりだという
今できることは願うこと
来年の春は君と過ごせるようにと
忘れないよ君のこと

君の名は

いかなご

ミシンの啓蟄

手芸やお裁縫好きの人が集まるSNSグループに参加しています。
皆さんの創作ペースやクオリティには全く近づけませんが、
すばらしい作品（商品）を見せてもらうだけでも楽しいものです。

最近は素敵なミシンスペースの投稿が続き、うらやましい限りです。
各種ミシン、アイロンなどが自分の席を持っているわけです。
そして、刺繍屋さんかと思える壁面糸立てまであったりすると、
もう、そこはアトリエ、工房です。

我が家の状況はと言うと…

ポータブルミシンなので好きな場所に置いて使えるわけですが、
選択肢はありません。
台所の調理台兼食卓です。
コンセントは電子レンジを抜いて差し替えます。
直線縫いミシンとベビーロックは置き換えて使わなければなりません。
アイロンは隣の部屋です。
裁断は床で。

そんなこんなで、ミシンを出すのがだんだん億劫になって行きます。
その上、冬場は寒い台所、暖房をつけても長居はできません。
このところ、台所にミシンの春がようやく巡ってきました。

阪急百貨店のフランスフェアで買った生地で、
予定通りのエコバッグとスカートを作りました。



エコバッグは収納一体型にはできなかったので、袋と本体は別仕立てになってしまいました。

　

スカート生地は１１０センチ巾で１メーターしかなかったのでカツカツです。
下手にパターンを作っても入らない可能性が高かったので、直裁ちにしました。
ホームソーイングの原点です。新聞チラシでだいたいの大きさを取りました。
思った通り、残布は細切れです。

　

そして、出来上がったのがこちら。
ウエストゴムのギャザースカートですが、後ろ長めの卵型シルエット。
少しだけはやりの感じにしてみました。

娘と共有することになるでしょう。

世界はビーズでつながっている…らしい

この展示を見に行ってきましt。

　

万博公園内、国立民族学博物館です。

歴史を追って、世界中の様々なビーズが展示されていました。
特別展は私の記憶の中へ保存。
そして、撮影可の常設展でいくつか写真を撮ってきました。
ミシンのアタッチメントや服飾資材などです。

　　　　　

音楽をテーマにしたエリアでこんなものも偶然見つけました。



出がけに訃報を知ったチャックベリーです。

今度はいつ来ることになるのでしょうか。

フランスフェア

百貨店のイベントには心躍るものがあります。
特に海外の物産を扱ったものが好きです。
ハイカラですもの。
今回は阪急百貨店梅田本店での、フランスフェアに行きました。
食品、ファッション、雑貨…並ぶ品物は様々ですが、
新聞の折込チラシで紹介されていた週芸雑貨店が楽しみでした。
9階祝祭広場に足を踏み入れると、
無造作に釦が投げ込まれた箱が足元に並んでいるのをみつけました。
箱をガサガサ探ると、
使う当てはないけれど連れて帰りたい釦がいくつかありました。
珍しく、反物の生地もあります。
おそらくコートの裏地だろうと思うチェック地を1メーターカットしてもらいました。
エコバッグを作ろうと思います。

こういうイベントは見に行きはするけれど何も買わずに帰ったり、
買っても食品だったりするのですが、
思いの外収穫がありました。

ヤフオク

インターネットでの買い物はもう当たり前の今日この頃です。
しかし、長くやってこなかったこともあります。
それはオークションです。
買い物なら、品物と値段、発送方法を知ればそれで済むことですが、
オークションとなれば、たとえ買い物であっても１回の手順では済みません。
利点として消費税がかからないとは言いますが、
代わりに店ではなく、見ず知らずの個人と情報交換しなければなりません。
そんなこんなで敬遠してきたのですが、ふとしたことから始めることになりました。

いつからあるのかは知りませんが、ヤフオクには１プライスの出品方法もあるそうです。
これなら通常の買い物と同じ。
欲しいと思った物がたまたまその出品方法でした。
物はレザーの手作りカードケース。
早い者勝ちで落札したら、それから作ってくれるというもの。
首尾よく落札となりましたが、ここからが通常の買い物と違うところです。
出品者に連絡を取る必要があります。
入金や送付方法の確認です。
私が落札したのは比較的簡単でしたが、それでも初心者には複雑でした。

そして、２回目。
今回は通常のオークションです。
夫が気に入った仕様のマスクを欲しがっていました。
ショッピングの方ではかなりまとまった買い物をしないと送料がかかってしまいます。
そこでヤフオクで探してみました。該当品がいくつかありました。
終了時間の早い物が市販品の６掛けくらいの金額で入札途中でした。
タイミング勝負のようです。
終了時間の５分前に１０円上げて入札、そのまま落札できました。
すぐさま入金手続き、そして、出品者への連絡です。
しかし、まだ、手順をよく呑み込んでいないので手引きと首っ引きです。

入札した２回ともうまくことが運びました。これはラッキーです。
わたしが心がけたことは、
自分がやるべきことはできるだけスピーディーに、
そして、連絡を取る際の言葉遣いはできるだけ丁寧に、ということです。

このまま慣れていけば、
いつか、私も出品者側になってみたいと思うのです。

100g 39円 の誘惑

昨年秋に移った職場で４か月がたちました。
従業員数は４０名足らずながら、私史上最大規模です。
きちんとした会社だと思います。
しかし、社員がみんな仕事熱心…早い話が残業三昧です。
私もそんな中で前職場でのいい加減さを穴埋めするかのような働きです。
仕事をしている時間は、しんどさは感じませんが、
終わると、
日付が変わるまでの時間でどれだけのことをしなければならないかで倒れそうになります。

珍しく、仕事が途切れて、ほぼ定時で退社しました。
帰り道で考えたのは、家に帰ってからどう過ごすかです。
時間があるからしっかりめの晩ご飯を用意するか…？
いやいや、せっかくだからゆっくり体を休めよう。
ご飯はお惣菜を買って帰ればいいじゃない。

そんなことを考えながら入ったスーパーで私を待っていたのは、

鶏むね肉　１００ｇ　なんと　３９円！！

こんな破格はめったにありません。
しかも、私が帰る時間まで残っているなんて。
しかし、それには理由があります。
同じ鶏肉でももも肉なら一般的に簡単な調理に向いていますが、
胸肉は扱いを考えてしまします。
私の場合なら、蒸し鶏かチキンカツです。
どちらもやや面倒。

しかし、何と言っても

１００ｇ　３９円です。

置いて帰るわけにはいきません。

幸い今日なら時間はあります。

夜７時半からチキンカツを作る選択をしてしまいました。
ゆっくりしようと思ったのに…