*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

信じること 裏切ること

2024-11-23 19:57:24 | 衣・職
悪口は書きたくないと思うものの今回は結果そういうことになってしまうかもしれない。

仕事上のことなのだ。それは些細なことで始まった。
始まったというより溢れ出たのかもしれない。

とかく声を荒げることの多い営業社員がいる。
パワハラと感じることもできる。
私自身もその機会に遭遇した時は初めの内驚いたものだ。
しかし、業界素人同然の部下を相手に指導していることは評価に値する。
私はそういったことを面倒に感じて自分が動いてしまう方なので、
なおさらそう思うのだ。
私はそうなのだが、同じように感じる人ばかりではない。
それは熱血指導されている当事者ではなかった。
様子をそばでずっと見ていた人なのだ。

業務とは直接関系のないとある事件から、辞める辞めないの話に発展する。
担当ブランドを分けることで一旦収まったかに見えた。
ところが、気付かないうちに共有資料のフォーマットが改ざんされていたり、
社内共有で使用することが前提のパソコンに誰も知らないパスワードが設けられていたりした。
行為者は家族の事情で時短勤務の契約をしている。
つまり、その人がロックを掛けたパソコンもまた時短運用せざるを得なくなる。
搭載されているソフトや保存資料、個人宛てのメールへアクセスできないのだ。
こうなると、嫌がらせとも執れる。
社内全体に影響が出ることをわかっているのだろうか。

若いが経験は十分、技術力もあり、仕事に対する姿勢もまじめな人だった。
私も随分助けられている。
失いたくない人材なのだ。
しかし、
自分が全てに於いて正しい。自分の行動が否定されることはない。
みな自分と同じ考えに違いない。
そんな態度をとられては一緒に仕事をしていくことに不安を感じる。
実際、他の社員の気持ちは離れている。

会社にとっては必要な人なのだ。
少しだけ考え方を変えてもらえればスムーズに仕事が進むのだ。

理解しているつもりだった。
期待していた。
だからこそ裏切られた思いもある。

ボ のつくアレ!

2023-12-19 23:05:15 | 衣・職
ボ と私の縁は薄かった。
社会人経験40年超なのに。

専門学校を卒業して初めて就職した会社は小さいながらも、
はったり半分でそこそこの金額が出た。
いや、それが最高額となった。

次の会社は時代が後押しして体裁は保ってくれた。
しかし、つかの間の夢。
時はバブルだった。

自営期間は無縁だったのは言うまでもない。

再就職、募集要項には記載があった。
そして、支給された、堂々と。
しかし、金額に笑った。呆れた。恥ずかしげもなくその名をつけたものだ。

次の会社はかすりもしなかった。
そして、潰れた。

就職して半年、久しぶりに手にすることができたボーナスというもの。
通常は冬の支給はないらしいが、
今の会社は今期前半で特需があり、還元してくれたそうだ。
内部留保が当たり前の業界、ありがたいと思う。
金額は置いといて、頑張る気持ちが持てることが大事。

ま、娘は私の数倍もらってたけどね。

そして旅だ!

2023-11-18 19:26:31 | 衣・職
秋も深まった頃、とんと忘れていた経験をすることになった。

それは慰安旅行!

何年振りだろう?
楽しそうな響きではあるが、私は会社の人と社外に出かけるのは好きではない。
なかった。
潰れたひとつ前の会社では旅行などなく、
その前の会社でも一度だけ。
それはそれでよかったと思っている。
好きではないのだから。
今回もちょっと面倒な気はしていた。
行き先が地元大阪だし。
泊まりなしで昼間だけ付き合うことも可能だった。
しかし、結果的には大阪で合流し、ホテルに泊まって、
夜は社長の部屋で、恒例のジェンガタイム、全編参加した。
で、どうだったかというと、楽しかったのだ。

ベトナム人研修生も着飾って同行。
バス2台の大所帯の大移動!
企画は大変だったと思うが、成果はあったと思う。

人生のおそらく最後に正式に所属することになった会社は、
なんとも運営上手なようだ。

実は究極に繁忙期ではあるのにド平日2日間を旅行に充てる大胆行動だったが、
このあと頑張れるエネルギーチャージになったと思う。






祭りだ!

2023-10-21 22:25:27 | 衣・職
都会ではあまり馴染みがないが、秋は各地で祭りが行われている。
運動会があったり、文化祭があったり、企業のイベントもあるだろう。
そんな中、私の勤める会社も毎年恒例となったイベントがある。

〇〇祭り
社名を冠した懇親会が開催された。
場所は本社敷地内。
私は別の事務所にふだん出社しているので出張ということになる。
正直、面相だなと思っていた。
社内の忘年会、歓送迎会、そういった席にはできるだけ参加したくない派なのだ。
アルコールも飲まないし。
しかし、みんな行くと言うのでついて行った。

海外研修生も含めて社員数が何十人にもなるのもあって、
飲食は本格的だ。
地域で評判の焼き鳥屋がケータリングとして参加している。
私たちは「大阪」代表のような立ち位置でたこ焼きを担当した。
大阪民ならたこ焼き器を持っているだろう。
持っている人は持参を要請された。
我が家には不要になった電気たこ焼き器があり、なんなら引き取ってほしいと思いそれに応じた。
材料は大量に用意されていた。
消化すべく、ひたすらたこ焼きを焼き続けた。
途中、電気器具の大量使用でブレーカーが落ちるというアクシデントもあったが、
本社社員、研修生にも大変好評だった。

結果的にたこ焼き係に徹したことが私にはよい結果をもたらした。
イベントごとではとかく居場所がないことになるのだが、
たこ焼き屋の女将ポジションが確立してそんな心配はせずに済んだ。

大人数イベントには恒例のビンゴ大会は盛大だった。
特賞は55型4Kテレビ!
他にもダイソン掃除機、厚釜炊飯器、switch、米15キロ…現金〇万円!
下はラップ1本、ティッシュ1箱(5こパックではない)ets.
私は洗顔クリームをゲットした。ちょうどよい。

2、3時間ののち、食べつくされ、飲みつくされ、焼き鳥屋も火を落とした。
片づけをして、社員は三々五々退出する。
大阪組はしばし待機。

ジェンガを当てた人がいた。やりたいという声が上がったのでパッケージを開いた。
ジェンガ、やったことあったかな?
存在はあまりにも有名だが、おそらく経験した記憶は私にはなかった。
まさか、60歳を越えてジェンガ初体験するとは。
真剣勝負が始まった。
それまでの祭りより盛り上がり、普段の仕事よりマジ!
クールにこなす人、指の震えが止まらない人、まさかの危機を招く人…
負ければ全員分のジュースを自販機で購入が待っている。
2回戦を行い、2回とも関連会社社長の払いとなった。

さて、いよいよ全行程修了。
駅まで地元民に送ってもらおうと外に出たが、
誰もいない社屋は電気つけっぱなし、施錠もなし。いいの、これ?
大阪人には信じられない危機管理だった。
途中、地元名物そばを食べて行こうとなったが、
ジェンガで連続負けした某社長にごちそうになった。

駅前のスーパーでお土産を買い、帰阪した。

来年も会社にいたら、きっと行くんだろうな。


カメムシ

2023-10-02 19:27:26 | 衣・職
地域を問わず、今年大発生と報じられているのが、
カメムシ!
緑色に輝くアイツだ。

我が家でも、夜は網戸に張り付き、朝は玄関を開けると鎮座している。
通勤の最寄り駅構内にも徘徊している。

出社すると大変なことになっていた。

小さな事務所ながら、建物の造りで狭いベランダが付いている。
そのベランダの床が緑のドット模様になっていた。
週末の夜、残業していた人が窓の外に虫よけ剤をスプレーしておいたそうだ。
あくまで虫よけとして。
しかし、ヤツラは窓に集まり、そして、毒に当たった。
転がっているカメムシたちはほとんどが死んでいるが、一部はひくひく動く。
掃除道具は掃除機しかない。
仕方がないので吸った。
とどめに虫除けスプレーを吸い込み口から噴霧した。

私は何地獄に行くのだろうか?

今日が初出社という女性社員がいた。
彼女の初仕事はカメムシ掃除だった。
申し訳ない!

社長とゆかいな仲間たち

2023-07-28 23:04:06 | 衣・職
ある程度の大きさの衣料品メーカーではファミリーセールというものがある。
ファミリーといっても社員とその家族限定などというものではなく、
取引先、顧客、そのお友達…
要するに友達の友達を呼び寄せて決算期などの売り上げ不足を補う目的もある。

とある取引先のファミリーセールが開催された。
メンズメーカーだ。
ふだん、お母ちゃんの買い物の送り迎えだけをして、
社内やフードコートなどで時間を潰しているおじさんたちが対象だ。
根強いファンがいるブランドで、
セール会場には列ができ、出口からはほくほくした顔のおじさんが出てくる。

取引先なので誰かが行かねばならない。
福井から社長降臨!
一人ではない。
仲良し仲間を引き連れて。

ランチには社員も声がかかった。
会社から一番近い洋食店。
外観と言い、メニューと言い昭和の匂いが漂う。
おじさんたちにはなんともぴったり!
おやじギャグをとばしながら、テーブルいっぱいの皿を片付けていく。
元気だ。
こういう人が日本を作ってきたのかと思う。
他人事のように言うが、社長は私と同い年なのだけど。
 
仲良しおじさんグループはいそいそをファミリーセールに出かけて行った。
開場時間よりかなり早めに。

初めての出張

2023-07-09 18:46:27 | 衣・職
再就職1カ月半、初めての出張だった。
出張と言っても、福井県にある本社訪問だ。
ZOOM会議で顔は見たことのある人たちだけれど、
生対面、そして、生福井弁!

しかし、その前に別の1社に寄る。
以前の勤め先で私の所属する部署とお付き合いのあった縫製工場だ。
同じ福井県だし、今後新たな取引ができればということでご挨拶に伺った。
一通りのお話を伺い、工場内見学。
さて、おいとま、という段になって、
対応してくれていた社長の携帯に電話がかかってきた。
相手は私の元上司!
新しく事業を始めたとは聞いていたが、この工場にも仕事を出していた。
何かの連絡だったのだろうが、
要件が終わったところで、私と同行していた上司に電話を回された。
なんで、ここに来て話をすることになるかな~
会社は潰れたけど、元社員はそれぞれ新しい道を進んでいる。
そんな確認ができてよかったのかもしれない。

本社から迎えに来てくれていた社長の車で、まずは昼食。
名物のソースかつ丼のおいしいお店だそうだ。
ものすごいボリュームで、小さめのをたのんだがご飯は少し残した。

そして、本番、やっと本社へ向かう。
雨の中、車窓からの景色は水墨画だった。

私が知る中でも大きな工場で、
地方の工場ながら、どことなくおしゃれな設えだった。
外国人研修生の人たちがミシンを踏んでいる。
裁断担当者は私と同い年。
パタンナーの人とも今後の仕事の進め方の打ち合わせができてよかった。
お互いの職歴などの話もできた。なんとなく似た道をたどっている人だ。
うまくやっていきたい。

帰りは大雨で鉄道ダイヤが乱れるのが心配だったが定刻の電車に乗れた。
車中、上司と色々な話をした。
自分の立場、事務所内のまとめ方に少し不安を抱えている様子だった。
大阪事務所設立、私を含めた社員の入社に関して、本社に義理を感じるのはわかる。
抱え込んでしまわないとよいが、と思う。
他の社員には話しにくいようだ。
私の方が年上だし、話を聞くくらいならいつでも。

場外エピソードの多い出張だった。



歓迎会

2023-06-23 22:22:31 | 衣・職
新卒、中途採用に関わらず、新しい社員が入社したら開かれるのが、
歓迎会。

うちの事務所の場合は、
オープニングスタッフの出身会社が同じという特殊な成り立ちだ。
私が入社したことで初めての新人歓迎会開催となった。

何が食べたいか、何が好きか、一応、そんなこともきかれたが、
大した希望も伝えなかった。
決まったのは焼肉だった。
みな初めて行く店のようだった。
わかっていることは、会社の近所で、煙が立ち込める店ということだけ。
情報通りだった。
自分たちのテーブルでまだ何も焼いていないのに煙が押し寄せる。
2時間で人間の燻製が出来上がった。
コースで頼んだというメニューはどれもおいしかった。

以前の会社でのこと、
この会社に集合した経緯、
社長の人柄、仕事ぶり、
そして、私がなぜ加わることになったのか…

そんな話で時間は過ぎた。
煙で目が痛かったし、服やバッグにまで煙の臭いが染み付いていたが、
有意義だったと思う。



人材

2023-06-18 11:29:34 | 衣・職
早咲きの桜も蕾かたき頃 凍りつきたる 老松あはれ

私が所属していた会社は、昨年の夏、
入居ビルの取り壊し計画を受けて引越をした。
近くには朝から参拝の絶えない神社があった。
外周を桜の木が取り囲んでいたので、
来年の春には花見をしながら通勤できると楽しみにしていたものだ。
それが実現することはなかったのはこれまでの投稿通り。
社名に「松」の字を含み、社章は松を模した緑色のMが図案化されていた。
創業120年、まさに老松だった。
しかし、近年常緑の若々しさはなく倒れ落ちるのを待つばかりとなっていた。

入れ物である巨木は倒れたものの、すべてが朽ち果てたのではなかった。
植物は種まくものだ。
飛び散った種は各所で芽を出している。

繊維業界は狭い。特に関西は。
倒産により解雇された社員は一時は途方に暮れたが、
現在、その多くが新しい職を得ている。
ハローワーク等の一般求人に応募して採用された人は少ない。
在職中の業績をかわれ取引先に呼ばれた人がほとんどなのだ。
優秀な人材だったと言えるだろう。
再就職後ひと月足らず、仕事をしていて彼ら元同僚の活躍の話を聞かない日はない。

ならばなぜ、そんな社員が集う元の会社が立ち行かくなったのか。

通勤交通費支給についての地域格差

2023-06-04 14:25:00 | 衣・職
先月中に無事再就職を果たした私だが、
その後様々な手続きを求められている。
それは当然のことではある。
私だからではなく誰でも同じなのだ。

40年何らかの形で仕事をしてきて、
これがデフォルトと疑わなかった制度を覆される経験をした。

交通費支給

どこからどこまでどの交通機関を利用して、
一定期間の通勤定期代を会社から支給してもらう。
普通でしょ?
だと思っていた、私も。
ハローワークはもちろん、エージェントの求人にも記載されている。
全額支給、あるいは上限が設けられている場合もある。

しかし、これが都会限定と知ることになる。

私が就職したのは、地方都市に本社のある企業で、
勤務地が大阪なのだ。
大阪オフィスの人たちは皆近隣から通勤してきている。
交通機関を使って。

では本社はどうか。
所在地を調べてみたのだが、
おそらく最寄り駅となるであろう数か所の駅から30分前後の位置だった。
30分歩くのか?まさか!
そもそも駅など関係ない。
みんな車通勤なのだ。バイクや近ければ自転車を含む。
その場合交通費はどうするのか。
給与に込みとなっている。
もしもこの条件で大阪勤務の募集をハローワークに登録したら…
受付で確認が入るだろう。
そして、応募があるだろうか。

60歳にして知ることもあるものだ。