*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

『人間失格』

2009-10-29 17:50:39 | 学・楽・感
高3なのに宿題に読書感想文、課題は『太宰治』でした。
読むにはそれほど時間はかからないものの、難解。
それが娘の第一の感想でした。

私も読んでみることになりました。

最近の文庫って、タイトルと表紙は別物で、
電車バスの中で広げても、これは、手帳みたいでしょ。

これでもか!というくらい退廃を極めていく『葉ちゃん』ストーリー。
確かに重い内容です。それでも、読み進められるのは、
『読ませる』
という、太宰の力ではないでしょうか。

『葉ちゃん』と自分の共通点を冒頭で感じてしまったこと、
これが興味を持てた一因でした。
あんな、だだ崩れ男と共通点があるなんてね。
子どもの頃、そこそこなんでもできた私は、
子どもっぽさを嫌い、大人の評価が気になったものです。
道化はできなかったけど、自分を創ろうとした記憶はあります。
では、私が崩れていかなかったのは、なぜ?
決定的な違いは、私が貧乏に育ったこと。
早いうちから持っていた、仕事をすることへの渇望。
有る無しで背伸びの仕方が違っていたということでしょう。

『・・・世間が許さない』
すでにぐだぐだになっていた葉ちゃんに悪友が浴びせた言葉、
これに対する考察も興味深いものでした。『世間』とは?
普通、『世間』と言うと自分の周り全てと考えます。
しかし、実はそうではなく、
「許さない」のは言葉を発したまさにその人だということ。
もちろん、世間が全く違う方向を向いているのではないけれど、
その人が都合のいい代表のような顔をしていると、
聡明な?葉ちゃんは感じ取ったのです。
英語の不定冠詞“a”はこういう意味で使うんじゃないの?

フェイドアウト・・・激動の半生はそんな風に終わっていくように思えました。
しかし、衝撃だったのは、葉ちゃんがそのとき27歳だったこと。
当時なら人生折り返しだったかもしれませんが、
今の高校卒業年齢から10年経つかな、という間の転落。

濃縮された半生を、その後希釈して行ったのかもしれませんが。
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点滴

2009-10-28 22:48:22 | 食・体
疲れた・・・

疲れがとれない・・・

頭痛、お腹の調子もイマイチ・・・

仕事は普通にやってきました。

でも、このまま明日を迎えると、回復どころか、増幅かも。
そうだ、お医者さんに行こう!
仕事帰り、疲れていても、チャリとばす。

元気になる点滴 GET!
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転院強行

2009-10-27 22:46:45 | 食・体
休みを取りました。ではなく、土曜と振り替え。
立て込んでるので、後で自分がしんどくなるのもね。

いよいよ母のお引越し。転院です。
こういう病院だよ、と繰り返し説明して、
わかったフリをしていた母ですが、実際のところ、
やっぱり納得していなかったということです。
加えて、弟が乗り気ではないということも、はっきりしました。

主治医の先生との話がなんともまとまりのないものだったので、
私にもやや不安は残りました。
午前中に厄介なことが続いたらしく、先生は憔悴していました。
事務手続きを説明する人も、にこにこしてはいるけれど、
さっさと終わらそう感満々。

『拘束』という言葉が出た時、そこから先に進めなくなりました。
今度の病院のベッドはサイドの柵が小さく、
通常2点柵の状態だけど、危険が予想される場合4点柵が必要だそうです。
4点柵~これが「拘束」の範囲に入るという説明でおかしくなりました。
この病院独自の決まりではありません。
国の医療制度上の指導事項だそうです。そして、
家族として現時点で『4点柵』をOKするなら、
『拘束』すべてをヨシとする、同意のサインを下さい。
そんな話でした。
大雑把すぎるよ。ベッドの柵と拘束衣がひとくくりなんて。

サインをするという行為は、そうあるべきだけど、
本当に、本当に納得しないとしていはいけないことなのです。
弟はそれを全うしようとしました。
「同意」しないと「次へ」進めない。
私はそれを優先させがちです。まあ、通販じゃないんだし。

それで弟は結局、母の扱い一つ一つに確認の電話を要求しました。
病院はこれが面倒なので、最初に一括OKがほしかったようです。
ことが起これば、こちら側に面倒な対応を迫られるのですが。

予想していたけど、私物禁止の病室に、母はいろいろと要求しました。
「あれがない」「これがいる」
その度に、駐車場へ走り、詰め所で申請して記名して持ち込む。

疲れた・・・

とりあえず帰るけど、来る度にこんな繰り返しかも。
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母の荷物

2009-10-25 23:55:21 | 
これはもう、永遠のテーマです。私と弟にとっては。

後数日では母は転院することになっています。
自治会連合の運動会が中止になったのを幸いと、
母の病室においてある荷物の整理に行ってきました。
1年余り、ベッドに寝ていた人なのに、
なんでこれだけのものが置いてあったのでしょう。
着ることのなかった服がほとんどでしたが。

できたら、うちに持って帰るのではなく、捨てて帰りたい。
そう思えるものもかなりありました。
でも、母の見ている前ではそんなことはできるはずありません。
すべてにダメ出しでしょうから。

病室に1年以上置いてあった割り箸を、誰が使ってくれるもんですか。

いい加減、身軽に生きることを覚えて欲しい。

「もったいない」という言葉は、
モノに対してだけでなく、時間や空間にも使っていいはずです。

もったいないから置いていたモノのおかげで、
時間を無駄にし、お金を掛けなければならないことがどれだけあったか。

自分が動いてないから実感ないかもね。
でも、
弟は、あなたの持ち物のために、倉庫部屋借りてるのよ。
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合格通知書

2009-10-23 23:08:01 | 学・楽・感
 あなたは、本学 入学試験において、下記の
学部に合格されましたので通知します。

届きました。
これで娘は、大学生となる資格を得たわけです。

指定校推薦受験だったので、面接だけを先週受けに行きました。
そして、一週間。
すぐだと思っていたけど、長かったな。
受験するところまで話が進めば、受験しさえすれば、
100%に近く合格すると言われた入試方法ですが、
それでも、確信などもてるわけはなく、
祈りの日々でした。

おめでとう!

今はまだ10月。
高校卒業まで5カ月あるのです。
よもや資格を失うことなどないように、
今まで以上に自覚を持って、
有意義な高校生活を貫いてほしいものです。
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呪われた役職

2009-10-22 22:59:48 | 衣・職
また、上司の退職に立ち会うことになりました。

数年前のその人は、本当にいいの?という思いはあったものの、
本人の意思で、先の目的のためにという行動でした。
自主退職です。

今回、同じ役職にあった人は事情が随分違います。

意図したことではないにせよ、
数年間の背信行為が発覚して・・・

私も、最初の就職から四半世紀が過ぎ、
その間、いろいろな場面を見聞きし、経験しました。
つい先日も、以前の勤め先の頃からお付き合いのある人から、
その、もとの勤め先がずっと前になくなっていたことを聞きました。
上司の一人とは年賀状のみのお付き合いをしていて、
こちらの様子は毎年知らせてはいたのですが、
あちらからはいつも加筆はなく、
お元気でいらっしゃるのだろうというくらいにしかわからずでした。

さて、
2週間ほどの取調べと言ってもよいような調査と引継ぎの後、
彼は解雇されました。
調子のいい反面、この人を通す仕事はやりやすかったと感じています。
こうなって開いた穴は巨大です。

一桁の人数の会社に、社長以外に○○長が必要とも思いません。
一つの職種に最低限の人間しかいないのですから。

呪われた役職名は欠番にしておきませんか。


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ニート君 と メタボ君

2009-10-20 22:20:03 | 衣・職
通勤時間に見かける人は、大体決まっているものです。
電車バスに乗る人はもちろんでしょうが、
私のように会社まで自転車だとしてもそうです。

前を歩く人を追い抜くパターン、
自転車同士で一瞬のすれ違いパターン…

通勤時間15分から20分の間に、どの人とどこで会うか、
それで自分の時間を計っています。
マラソンのペースメーカーみたいな感じ。違うか?

毎日同じ人と合うわけではないのですが、
気になる人も何人かいます。

<ニート君>
とひそかに呼んでいるけど実態はわかりません。
後姿を発見するのは「火曜」と「木曜」
そのとき彼は、いつもコンビニのレジ袋で雑誌様のものを持っています。
「ニート君」と仮定して推理してみましょう。
一般的には定職についている年齢のようで、
求人情報誌の出る日には、朝からコンビニへ。
バイトを探している雰囲気をかもし出しつつ、行動には移さない。
何年も彼のそうした行動を見ているし、
私の職探しも一時そんなときがあったので、当ってるかも。
いがぐり頭で剃り残しのヒゲ面、面接行く時はきれいにしようね。

<メタボ君>
朝ごはんなのでしょうか。
キラキラしたグラニュー糖がまぶされたドーナツとか、アンパンとか、
とにかく甘そうなパンをいつも食べながら歩く君。
「これを食べないと死んでしまう」というくらいの気迫を感じます。
そして、うれしそう。
たまに缶コーヒーを飲んでるときもあるけど、
きっと、甘甘なんだろうな。
そういった食の好みがはっきり表現できた体型です。
そこから抜け出そうという気は一切なしの様子です。

<黒人の人>
こんな中心地から外れた昔からの住宅街で見かけるというのが、
なんとも奇妙な取り合わせに思えてしまいます。
いつも、ベージュの帽子をかぶり、
同じような色のジャケットを着て、自転車に乗っている人。
原色の服を着ればきっと似合うだろうに、地味な着こなしです。
でも、そのせいか、とても真面目に見えます。
途中で横道にそれるので、
この人とすれ違えない日は、私がちょっと遅い時。

明日は誰と会うのでしょう。

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少年の頭

2009-10-14 22:01:54 | 衣・職
家族3人で、○○ファミリーと書かれたメンバーズカードを持って、
私たちは、同じ美容院を利用しています。
ここは、ボーダーレスな美容院で、
私や娘のような女性はもちろん、
ファーストカットの幼児から、その両親、ジジ・ババは普通で、
幼稚園から通っているという男子中高生が一人で来たりもします。
そんなところだから、
3人それぞれに不自由はなく、と思っていたのですが、
夫は少し違っていたようです。

夫は、顔ソリを求めていたのです。
元々は、店の表に、赤青くるくるがあって、
理容店でもあったのですが、
商売が大きくなるに連れて、くるくるは姿を消しました。
そして、顔ソリもなくなったのでした。

「今回は別のとこ行って散髪するわ」
そんなことを何年か前から言っていた夫ですが、
結局同じ美容院に行ってしまう、ロックインの呪縛が続いていました。

ところが今回は、本当に散髪やに行きよりました。
念願の顔ソリをしてもらったそうです。
「見てみ、散髪屋のカットや、ちょっと違うやろ」
耳を出してくれと希望したらしく、
外回り1cm綺麗に毛がなく、ぐるんともろ出しでした。
見慣れないけど、本人は新鮮で、気に入っています。

でも、次はまた、どこへ行くかはわからないそうです。
好きにし。

遠目で横顔を見ると、少年のようでした。
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中国語で

2009-10-10 22:44:17 | Weblog
「中国語で、自転車のパンク修理って、なんて言うん?」

そんなメールが弟から届いた時、私は娘と一緒に美容院にいました。
来週、娘は入試の面接の予定です。
うっとうしく目にかかる前髪では印象悪いので。
ついでに私も行っとけ、ということで、夕方に予約をしたのでした。

外国人のお客さんも来るかもしれないお店なので、
中国語わかる人、もしかしていませんか、と、
カットをしてくれていた女性にたずねてみました。
期待はしてなかったけど。

それは空振りだったので、
「家帰ったら、調べてみる」と返信しておきました。
で、娘にネットの「翻訳」で調べさせました。

自行牟的爆胎修理

こんな感じ(漢字)でした。

昔はベッドタウンなんて言い方をしたものですが、
大阪市からやや郊外へ向かった住宅地に、弟の自転車屋があります。
外国人のお客さんが多いそうです。特にアジア圏の。

中国 韓国 フィリピン・・・

バリバリの日本語をしゃべる人もいれば、
さっぱり通じなかったり、英語がなんとかだったり。

調子に乗って、ヤツはその後、

返品・交換・クレーム お断り は?

海外旅行用の翻訳機いるかな・・・? その方が早いよ。

店があるところは、日本人でも、
関西人でなかったら読んでくれないような地名なのに、
一足飛びに外国人対応なんてね。
ちょっと、おもしろそうだけど。



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「もちつき大会」へ向けて<2>

2009-10-07 23:20:47 | 
もともとさっさと帰ろうと考えていた日ですが、
台風が近づいていることを理由に、
堂々と早めに仕事を切り上げることができました。

なんのために?

第2回目『もちつき大会』実行委員会!

今度は、前年の自治会顧問「ミスター自治会」にも出席願いました。
もうこれで話があらぬ方向へ進むこともないでしょう。
どんどん、行きましょう。

もちろん、前回で、大まかなところは押さえていたので、
今度で、細かい部分の確認で準備は終了と言ってもよいくらいです。
昨年の資料を基しているので、到達点ははっきりしていますし。

そんなわけで、
食材の購入量とか、担当者とか、ほとんど決まってしまいました。
歩いていける距離にディスカウントスーパーができたので、
何か足りなかったら買い足しは簡単というのもあります。
これで、前回メンバー不足で出遅れたのも取り返し、
去年は、11月も集まってたけど、後は直前だけでいいかな。
一気に、アドバンテージ!

この話は早くにキリが付いたのですが、
会長が取り出したのは、厄介な書類でした。
「町会対抗運動会の参加申し込み用紙」
予定日が月末の日曜だというのに、今頃?
インフルエンザで、開催が流動的だったのはわかるけど、
動きが1ヶ月遅いよな。

だいたい、なんでわざわざ今年しようとしてるのよ。

とりあえず、全戸配布で反応を待つ、に落ち着きました。

配布準備をしてもらっている間に、
私は、ミスター自治会と密談?

いやそんな・・・
来年度新班長による役員選出の相談です。
いつもながら、なんで私がこんなことやってるんだろう。
会長はどうした?

終わって外に出たら、
紛れもなく台風が近づいている様子でした。
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